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船 南村健治

三重県国崎沖のウタセマダイ・・・ 泣き笑い

一年を通してこの時期が来るのが待ち遠しい釣りがある、、、、それは三重県伊勢湾で盛んになるウタセエビを餌にしてマダイを狙う釣り、ウタセマダイ。大物狙いと言うより、30~50cmくらいのマダイが小気味よい引きを楽しませてくれる。

で、ウタセエビとはウタセ網を曳いて獲る海エビの総称。ハリに刺すときはエビの鼻もしくは口からハリを通して、頭部のツノの後ろ側に2mmほどハリ先を出す。ハリとエビが直角になり、それが崩れると海中でエビがクルクル回り、エサとして役立たない。

11月17日、功成丸で国崎の港を出たのがお昼の12時過ぎ。港内で船長がウタセエビを買い付け、ポイントの国崎沖まで20分ほど。水深は45m。船がイカリを下ろして、船長が反転カゴを使って中層でエビを撒く。タナ取りは仕掛けが底に着いてゆっくりと35m辺りまでリールを巻いて、アタリを取る。

仕掛けは胴突き3本バリ。枝ハリスは「バリバス 船ハリス」の5号を1.5m。ハリ間は2m。ハリは「GRAN ジーク真鯛」の11号。ラインは「アバニ ジギングMAXパワー」の3号。ロッドは「シーステージ LTヒラメ220 7:3」。

船長の合図があって、1投目。40mラインで竿先にわずかな負荷が出て、アワセ! この引きはマダイ、たぶん。しかし、途中で反応がなくなり、重さがだけが残って、あれあれ、30cmほどのチダイ。その後同じタナでハマチ、チダイが釣れ続くけれど、本命のマダイが何故かボクには来ない。

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全体的にアタリが遠のくと船はポイントを移動。でも、ボクの状況は変わらず、釣れ上がるのはチダイとハマチがだけ。

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で、ふと気付いた。たしか、先糸にフロロラインを付けて下さいという事前情報。PEラインは潮流のせいで海中で音が出る・・・それをマダイが嫌う、ということのよう。

云われていたのにそれを怠っていた。早速、6mほど付けて、1投目。竿先がグ~~ンと持ち込まれ、アワセ! 小気味よく竿を叩いて、薄紅色の魚があがってきて、おう、マダイだ。45cm。

そして、続けて40cm、30cm、35cm。レギュラーサイズが釣れ出し、チダイやハマチも混じりながら、終盤の1時間30分ほどでマダイを計5匹。反省をしながらも楽しい一日でありました。

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