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船 宇田川亘

難敵カワハギ釣りに挑戦

コツコツやガツガツなどのアタリもなく、仕掛けを下ろすと「アッ」という間にエサを綺麗に盗っていく。それでも釣り人は釣り上げようと必死にエサを付け直す。そしてハリ掛かりすれば力強い引き、さらに水面近くで急上昇し釣り人を慌てさせる。
 そんな魚カワハギを狙って10月13日、千葉県勝山港の萬栄丸から釣友の加藤氏グループと4人で出掛けてきました。
 三連休の真ん中、好天とあってカワハギ狙いの船は28名の満員状態。しかし新造船第三萬栄丸はゆったりと釣り座がとられ混んでいるという印象は全く受けません。
 出船前に乗船名簿に記入し料金を払って受付を済ませ左舷の胴間に座ると、エサの水切り用のザル・塩・綺麗な手ぬぐいが置いてありこれは嬉しい気配りです。
 エサは剥きたてのアサリで富津港直送、サイズは小粒で理想的なサイズ。一日2~3パック必要で私は2パックを購入。船にも人数分の予備は積むので安心。
 岩崎直一船長の操船で6時に出船、最初のポイントは港前で水は15m。あまりの近さに慌ててエサのアサリを装餌して投入。
仕掛けはYHビーズ(M)を使った3本バリ。
ハリはGRANジークABLカワハギ(ハゲ鈎タイプ)の4号(ゴールド)を下バリ、2番目は丸セイゴタイプ7号(ゴールド)、一番上にはハゲタイプ5号(NSブラック)をセット。
どのハリがその日の食いにマッチするかチェックして、掛かりが良ければそのハリに変えていきます。
ハリスはVARIVAS SUPER ESTERの2.5~3号を5~7cm。硬質でハリスがピーンとなり、アタリが出やすいようです。
 着底したら素早く糸フケを取り仕掛けを上げ、再びオモリを着底させ竿を叩くようにして仕掛けを躍らせてゆっくりと聞き上げてカワハギを誘います。
カワハギ釣りは中りを待つというより中りを出す釣り、中オモリを付けたりキラキラ品を付けたりと船中の仕掛けはカラフルです。
 船中第1号はミヨシよりの釣り人で15cmのワッペン級。船長はカワハギの反応がないと素早くポイントを移動する。
前日に吹いた南西風の影響で潮が濁っています。底荒れもあるのか小型は上がるものの良型はポツリ状態。それでもエサが綺麗に盗られているので魚影は濃いようです。
私の1枚目は、叩きを入れゆっくりと中オモリを底に落としてから、聞き上げに入った時にLTカワハギ180-TGの竿先を叩いてきました。聞き上げるように合わせるとハリ掛かりして竿先を叩いてくる。続いての投入でも同型を釣り上げ気分爽快。
しかしポイントを移動すると中りの出方が違いエサを取られてばかり、代わりにハリ掛かりしてくるのは定番外道のベラ・トラギスにほか、ハコフグや南方系のヒメダイの幼魚と思われ魚も釣れました。
 朝から吹いていた風も弱くなって、船長は9時を過ぎたところで富浦沖へ移動。今度の水深は25m。富浦沖は最盛期の本命のポイントで、水温が低下するとカワハギが集まり良型の数釣りが楽しめるポイント。
 さっそく釣友の加藤氏に20cm級ミヨシの釣り人には26cmの大型と、船中で良型がポツポツと釣れたが、当日は潮の濁りの影響か小型が多く良型は少なかったようだ。
 12時半の納竿間際には潮も動きだし、私にも23cmが釣れ強い引きを堪能した。
 当日の釣果は14~27cmが2~26枚、私は前半好調だったが後半はバテバテで19枚。
 カワハギの最盛期はこれからで群れも固まり良型も釣れます。エサ盗り名人に挑戦するならばこれからがチャンス。さてリベンジ釣行は何時にしましょうか!





「当日のタックル」
 竿 :VARIVAS SEASTAGE LTカワハギ 180-TG
リール:ダイワ エスブレイド 150R
道糸 :VARIVAS LT船 マックスパワーPE 0.8号 200m
幹糸 :VARIVAS 船ハリス 4号
ハリス:VARIVAS SUPER ESTER 2.5~3号 5~7cm
ハ リ:GRAN ジーク ABL カワハギ(ハゲ・丸セイゴ) 4~5号 3本仕掛け
ヤマシタ YHビーズ Mサイズ 
オモリ:ヤマシタ 目玉シンカー 30号

「船 宿」
内房 勝山港 萬栄丸
Tel. 0470-55-1301

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。