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船 南村 健治

大阪湾 半夜メバル開幕・・・須磨沖でガガガガッギュン!

大阪湾一帯でイカナゴ漁が始まったのが2月27日。獲れ高はどれくらいだったのか、店頭価格では1kg 2,500~3,000円くらい。不漁だった昨年とほぼ同じ。高いな、、、と思っていると、近くのスーパーで夕方には半値のシールが貼られて、運良く居合わせてワンパック買い物カゴに入れて、10数秒後、振り向くと陳列されていた4~5個のパックが無い。関西では漁が始まるのを待ちかねて釘煮を作るのが風物。しかし、初物とはいえ高い値札のうちはあまり手を出さない。先のように半値になって、ほぼ一瞬で売り切れる。ラッキーだった、、、、、、と、まあ、そんなこんなでイカナゴ漁が始まると大阪湾のメバル釣りが佳境になる。ただ、イカナゴをエサにするにはまだサイズが小さい。替わりにシロウオを使うかサビキで狙う。ポイントは根の粗いカケアガリや、小さな岩礁が点在する海域を流し釣りで攻める。

2月28日、いつも行く兵庫県・須磨の純栄丸が半夜で出船するという。船着き場に着いたのが午後2時。さっそく乗り込んで準備。竿はメバル専用の3m。ラインは「VARIVAS アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE」の0.6号。オモリは20号と30号。水深や潮の速さによって使い分け。仕掛けは0.8号6本枝のサビキ。それもパケの短いモノ。色は白と緑。どういう分けか緑のによく喰い付く。かといって緑ばかりだと喰いが落ちる。

この日の相客さんは14名。5mくらいの磯竿を使う人が多い。自分は左舷ミヨシ3番。メバル釣りは腕の違いがはっきりと釣果に繋がるし、潮先が絶対有利。微妙なポジションだけど宿に到着順で席を取っていくので、、、まあ、仕方が無い。で、準備完了。知った顔の人に声を掛けてワイワイ言いながら出船を待つ。この日は寒さも緩み、厳冬の早朝便に比べてどことなく船内が伸びやか。

船着き場を離れたのが午後3時。最初のポイントは通称「家の前」。出て、直ぐなので「家の前」。ここで3~4回流して、まだ反応はない。船の軸先が西に向いて淡路島方面へ。本命ポイント、ではなく潮待ちを兼ねてガシラ狙い。もちろんメバルもたまに釣れるよ~~~って感じ。ガシラ仕掛けに変えて釣る人も居るが自分はゆっくりモードで竿を出したり出さなかったり。

やがて日が沈みかけて移動。船に灯りが点って流したポイントは「家の前」。

水深が20mくらい。底を1m切って、竿先を動かさずにじっとアタリを待つ。と、トモの方で2~3度タモが入った。25cmくらいか。しかし、こちらまで回って来ない。周囲も沈黙状態。根が小さいのかメバルが勇み立っていないのか。幾度か潮上りをしたとき、いままで見えなかった陸の灯りが見えた。船長が潮当たりを変えたのだ。チャンス。底に着いたオモリをゆっくりと上げて、1m切る。それがタナ。しかし反応がない。で、本当にゆっくりともう1m上げて止めたとき、ガガガガッギュン。メバルの強い引きが伝わって竿先を送りながら、そして同時に竿先を持ち上げるようにして、これがアワセ。リールを巻き、中乗りさんがタモ入れ。25cm。

同じ要領で次もガガガガッギュン。その次は仕掛けを2m上げ切ってゆっくり底まで下げたとき、ガガガガッギュン。周囲は沈黙のまま、ガガガガッギュンが6連続。自分もビックリ。周囲はもっとビックリ。なんでこの人が、、、、、、って感じ。その後は船が潮当たりを調節しながら流しを変えて、20時頃に竿仕舞い。釣果は27cmクラスを入れて、12匹。

今シーズン3回目のメバル釣りでようやくツ抜け。もっとも、自分がツ抜けをするときは他にもツ抜けする人が多く居るんですけど、、、、、、ね。

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