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磯・堤防 前原 弘和

夏でも磯釣り~!

まだまだ若狭湾は夏モードですが、私は夏でも磯にロマンを求めて釣行しています。とはいっても若狭湾のエサトリはハンパないですから、浅場よりも水深がある磯は釣果に期待ができます。

行きつけの若潮屋釣具店でコマセを作りながら釣行場所を思案。候補として挙がるのは、越前町左右の磯と高浜町音海の磯です。暑くても早朝が苦手な私は、この時期のパターンとして、ゆっくりお昼近くから最終まで釣りをするのが日課。まだ夏休み期間中で観光客も多い時期でもあることから、日中の車の通行量が比較的少ない音海の磯へ車を走らせ、混雑もなく予定通り11時に港に到着しました。いつも通い馴れた磯ですが、1ヵ月近く釣りにいけなかったのでとても新鮮に感じます。降りた磯は沖磯の中でも水深がある「今戸の鼻」。


若狭でのやはりターゲットはグレです。目標の30cmを目指してさっそく仕掛けをセット。ハリスにオモリを打たない、完全フカセでの釣りが基本の私の仕掛けに、VARIVAS製品は応えてくれます。厳しい状況の中で、今日はどんな釣りができるでしょうか? さっそく足元にコマセを撒くと、やはりおびただしいエサトリ軍団が我先にとコマセを捕食しています。大量のオセンの下には、それよりひと回り大きいグレが同じ量だけコマセを拾っています。推定12cmぐらいでしょうか。このような状況は若狭湾では珍しくありません。ここで頼りになるのがネリエサやボイルオキアミを使わずとも良型を狙える「若狭遠投釣法」です! 足元にエサトリを集め、20~30m以上先に仕掛けを投入し、ウキ周辺にコマセを1~3杯撒いて良型を引き出す。とまあ、いうのは簡単ですが今回はなかなか難しそうです。沖を狙うと15cmほどのグレが釣れてきます。

我慢の時です。しびれを切らして沖のコマセを増やしたり、雑に投入したりすると足元のエサトリ軍団は一気に沖のコマセに群がります。常に状況をよく確認して、エサトリを沖に出さない工夫が必要です。その甲斐あってか、突然エサトリ軍団がまったく沖に興味を示さなくなりました。「もしかしたらビッグチャンス!?」 投入点をやや手前にしてアタリを待つと、仕掛けが馴染んですぐウキが海中に消し込まれていきます。アワセた瞬間「ドスン!」とした重量感と強烈な引きが竿に伝わります。「もしや、ついにやったか!?」 それも束の間、すぐに浮きはじめてドンドンと頭を振る引きが伝わります。「やっぱりね!」 細仕掛けですが慌てず魚の引きに耐え、VARIVASラインは難なく魚を浮かせてくれました。タモに収まったのは、48cmの精悍なクロダイ!

実はこれが今シーズンまさかの最長寸! 予想だにしなかった若狭湾からのプレゼントに大満足! これだから磯釣りはやめられませんね!

その後、本命のグレの方はなかなかサイズが上がらす苦戦を強いられましたが、午後3時ごろ潮が変わりはじめて28cmがヒット!

納竿1時間前の5時ごろに29cmがヒットし、目標の30cmには届きませんでしたが、今日の状況からすると十分満足できる釣果が得られ、今回もVARIVAS製品とともに楽しい釣りができました!


[使用タックル]
道糸: トリビュート磯 フロートタイプ 1.5号
ハリス:ハードトップ磯 プレミアムハリス 1~1.2号
ハリ: ジークグレ 競技フカセ 4~5号
オモリ:スーパーエコオモリ 2~B号
竿:  1.25号
リール:2500番
ウキ: G2~B

[渡 船]
高浜町音海 ウミック渡船
Tel. 0770-76-1444

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。