磯・堤防 フィールドレポート

和歌山県 夏磯の夜釣り

皆さん、おいしい魚釣ってますか? 夜釣ラーの葛城です。

さて今回は、夏磯の夜釣りにいってきました。タマン(フエフキ)を筆頭に夜の夏磯では強力な魚が多くヒットしますが、食味では別格といわれるシブダイ(フエダイ)が最高のターゲットとなります。猛暑の中、和歌山県南部町の地磯を5分ほど歩いて、着いたのは下の写真のようなワンドのポイント。

夜釣りの場合、潮筋が読みにくいので、撒餌を効かせやすいワンドの中などに魚を集めるのが釣りやすいと思います。たった5分ほどですが、荷物は軽い方が楽ということで、ボイル2枚を入れたバッカンを、さらに一回り大きい活かしバッカンに入れ、あとは飲み物を入れた小さいクーラーとリールをセットした竿のみです。冷たい飲み物で小休止しつつ、まだまだ日が高くて明るく本命が期待できないのを分かっていながら、海を目の前にして竿出しを我慢できないのが釣り人の悲しい性?

竿は磯竿の2号。4000番代のリールにバーマックス磯 ストロングタイプ 4号。ハリスはハードトップ磯 プレミアムハリス 3号。ハリはグレバリ 8号にして、掛かった魚は足元の磯に上げる作戦です。電気円錐ウキ3Bをほぼ水深の2ヒロ半に固定し、ウキの下とハリ上20cmにガン玉Bを打っています。夜はフカセ気味より仕掛けを立てて、ウキの下に確実に刺し餌を持っていくことで狙うポイントを直撃する方が釣果に繋がると思います。

開始から30分、チャリコとヘダイの子供ばかりの沖向きを諦め、撒餌の効かせやすいワンド奥向きにポイントを変えてみます。すると、イイ感じのアタリ。コッパグレでも食ったか? と上げてみると、本命のシブダイです。

ただしサイズは、てのひらサイズ。リリースものですが、期待が膨らみます。続いての魚はちょっと引きが強かったのですが、チヌの35cm。

冬ならまだしも、これもリリースです。その後アイゴなんかも乱入し、暑さも忘れてしまうほど竿が曲がり、楽しい時間が過ごせました。さて、いよいよ電気ウキに灯かりを入れて本番。満潮に向かって潮位が上がり、左手の磯を乗り越えた潮がワンドに流れ込み、上潮だけがサーッと右に流されます。底で撒餌を拾う魚の口に刺し餌を持っていきにくいため、流れない足元を狙っていると、ギューイーン! とよく引く魚が掛かりました。かなり期待したけど、磯に上げたのはサンノジでした。

続いて食ってきたのは、またしてもチヌ。

大きいけど今日は狙っていない…もっと走り回るようなターゲットが欲しいんだけど? という声が聞こえたのか、ウキが吹っ飛ぶほどの大きなアタリ。強烈に竿をまげてタマンを連想させてくれたものの、巨大なイズスミ。

せめて尾長グレに変わらんか…変わりようがないらしい。力のないイサギ25cmほどが釣れた後、アタリが遠くなりました。やれやれ、おいしくない磯五目で、小さいイサギで満足して帰れということか? と思ったら、人間諦めたらダメですな。なんとここから今日のメインイベント開幕です。

チョコンと沈んだウキに半信半疑で竿を立てると、何かが掛かってる。難なく寄ってくると思ったら、いきなり反撃開始でちょっと焦らされたのは、30cm越えの本命シブダイ。このサイズでもよく引きますね。どうやら足元に魚が集結しているみたいで、仕掛けが馴染むとすぐアタリ。コロダイ、シブダイが交互に掛かってきます。コロダイは50cmクラス、シブダイは40cm弱くらいとサイズ的にはイマイチですが、これだけ釣れたら楽しくないはずがありません。撒餌はまだまだ残ってるけど、お土産は十分できました。最後にドラマ魚を期待して沖を流したら、竿先をひったくるアタリでジャンボイサギが食ってきて大満足の釣行はここで納竿。

日中は子供が水遊びしているような浅いポイントでも、夜になると大型魚が入ってきます。比較的安全な場所とはいえ、夜の地磯釣行は危険が伴いますので、天候や波高を事前に確認し、必ず複数人でおでかけくださいね。

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