佐藤偉知郎が伝えるクロマグロキャスティングの深淵。モンスターを獲るための「技術」と「思考」とは

クロマグロキャスティングの世界で、その黎明期から現在に至るまで最前線を走り続けている佐藤偉知郎さん。

本記事ではキャスティングからロッドワーク、ルアーアクション、ファイトからランディングに至るまで、船上での一連の動きにフォーカス。

夢のモンスタークラスを手にするための、佐藤さんの「技術」と「思考」のすべてを紹介する。

目次

キャスティングの本質:安全管理と「真っすぐ」投げる基本動作

クロマグロキャスティングにおいて、まずアングラーが肝に銘じておくべき基本は何でしょうか?

佐藤偉知郎

実際の船上を想定したクロマグロキャスティングのハウツーとして話すなら、まず大事なのはキャストに関する安全面ですね。

キャストの注意点はいろいろありますが、クロマグロキャスティングは興奮しやすい釣りということが大前提としてあります。

興奮して我を忘れ、船のどこかにルアーを引っ掛けたり、指をケガしたり、人にフックを引っ掛けたりしないこと。

こうした点が何よりも大事だと思います。

キャストごとに後方確認を怠らない佐藤さん。あらゆる事象に先んじて重視されるのが安全だ。
佐藤偉知郎

安全面に十分に配慮したうえで、釣るためにはどうすればいいか、どのようにキャストするべきか、ということになります。

ナブラ撃ちのように我を失いそうな状況で投げることも多いので、冷静に狙ったところにバシッと入れるコツも必要になります。
 
揺れる船の上で思い描いた通りにキャストするには、日頃から基本となる型を練習しておくことが大事です。

できれば左右(サイド)からロッドを出さない。

構えたところからロッドを真上に振り上げ、真っすぐに出す意識を持つこと。

ルアーが最終的にどこを通るか、フォロースルーでルアーがどう動くかも想定してキャストします。

そうするだけで左右のコントロールがズレることは減ります。

飛距離が足りない可能性はあるとしても、まずは真っすぐに振り上げて真っすぐに下ろす、これが基本になります。

真っすぐ飛ばすことをマスターしてから飛距離の調整をする、という順番ですね。

キャストは精度と飛距離の両方ともに大切。真っすぐに振り上げて真っすぐ下ろすが基本中の基本だ。

状況に応じたキャスト&アクションの使い分け:誘い出しと単発ボイルのセオリー

誘い出しやナブラ撃ちなど、シチュエーションによってキャストの狙い所や意識すべきポイントは変わりますか?

佐藤偉知郎

状況別のキャストについて触れるなら、誘い出しの場合は比較的落ち着いてできるはずです。

水面上に何もなければ投げやすいと思います。

安全面をクリアして、距離は遠ければ遠くにキャストした方が基本的には有利になります。

船から離れればプレッシャーが少なくなりますし、遠くに投げるほど広く探れてチャンスが増えます。

目の前で展開される状況によってキャストやルアーアクションなどのアプローチは異なってくる。
佐藤偉知郎

単発のボイル(クロマグロの水面での跳ねなど)や、単発のボイルに近い小規模なナブラ(トビウオやシイラを追っての単発ナブラなど)狙う場合は、「出たところを狙う」か「進行方向の先に狙いを置いてキャストする」というのがセオリーです。

キャストを決めたうえで、動かして止める、という動作をすることが大切。

つまり、食わせの間をちゃんと作ること。ルアーが止まる時間をきちんと作ることが重要です。

ナブラ撃ちの鉄則:トラブルを回避するためのキャスト位置とライン管理

激しく沸いている「ナブラ」に遭遇した際、ルアーを落とす位置やラインスラックの処理で注意すべき点を教えてください。

佐藤偉知郎

派手に沸いているナブラを狙う場合は、ナブラのど真ん中に入れすぎない方がいいですね。

ナブラの中心でマグロを掛けると、近くを泳いでいる他の魚にラインが絡んだりしてラインブレイクするリスクが高まってしまいます。

できればいちばん激しく沸いているところの端、進行方向側の端を通すイメージがいいと思います。

ど真ん中に入れるほどリスクが高まることは確かですね。
 
ラインコントロールに関してとくに注意が必要なのは、やはりバリバリ沸いている状態のナブラ撃ちです。

ラインをナブラの中に置いてしまうとラインブレイクのリスクが上がってしまいますから。

マグロの移動が速いことが多い単発ボイルでは打ち返しが早くなりますが、この場合も無駄なラインスラックを出さないことが大切です。

着水したらすぐ対応できるようにフェザーリングして、着水時点ではなるべくスラックが出ないようにしておきます。

着水直後からルアーを狙いどおり動かせる状況を常に作っておくことが大事です。

ラインが左右に膨らむと他の人とも絡みやすくなるので、そうしたトラブルを避けるためにも余計なスラックは出さないことが基本になります。

次の動作にスムーズに移るためにもラインスラックはなるべく出さない。キャストの基本だ。

食わせの核心:不規則なアクションと「ステイ」がもたらす間

ルアーを動かす際、状況を問わずに共通して意識している「核心」のアクションはありますか?

佐藤偉知郎

アクションについては、ナブラ撃ち、単発ボイル狙い、誘い出しと状況が違っても、共通して自分が一番意識しているのは「動かした後にステイする時間を確実に取る」ことです。

ルアーを止めて漂わせている間にヒットしてくることが多いので、ステイは本当に重要です。

ステイを重視し、ルアーアクションはなるべく不規則に、を心がけている。
佐藤偉知郎

さらに、規則的になりすぎないよう努力しています。

アクションのリズムも、アクションの合間の時間もあまり定型にはしません。

ステイする時間を変えますし、ジャークする長さや強さも変えます。

ロングで引っ張ったり、ショートで引っ張ったり、なるべく同じパターンにならないよう、不規則になるようにしています。
 
規則的でも成立する場面はあると思います。

でも、何か反応があったのに食ってこないなら、食わない理由があるわけです。

そうしたときは、とくにアクションのリズムやルアーをステイする時間、ジャークの長さなどに変化を加えます。

そのときに組み合わせで食ってないなら、やってない組み合わせに切り替える、という考え方ですね。

ステイの「秒数」とジャークの組み立て:ルアー特性を活かす間の取り方

具体的に、ルアーを「ステイする」時間はどのくらい確保すべきでしょうか。また、ジャークの組み合わせ方についても教えてください。

佐藤偉知郎

単発ボイルやシイラの単発ナブラのような状況なら、ステイを少し長めに取ります。

目安としては 3 秒、状況次第では 5 秒くらい止めます。

誘い出しでサーチするようなときはそこまで長くしません。長くて 3 秒くらい、という感じです。

状況によっては 10 秒止めることもあります。引き方としてはたとえば「ジャボン、1、2」「ジャボン、1、2、3」みたいなイメージです。

テンポが速い攻略が基本となる単発狙い。キャストが決まればドンっと出ることも多い。
佐藤偉知郎

単発でクロマグロが出たときに、キャスト地点からどれくらいルアーを引いてきたら回収するか、何 m 引いたら回収するか、みたいなことは決めていません。

そこは完全にケースバイケースです。

ナブラ撃ちでも基本は変わりませんし、誘い出しでも長く引くか、短く引くかは状況とルアーの適性によります。

ポッパーでもペンシルでも基本は同じ。

だからルアーの特性以外は、基本アクションは同じ、とも言えますね。

基本アクションは共通。あとは使用するルアーによってアレンジするのが佐藤流。

バイトへの対応術:フッキングを確実にする「走らせるためのテクニック」

クロマグロ特有のバイトパターンはありますか? また、確実にフッキングに持ち込むためのコツは何でしょうか?

佐藤偉知郎

バイトのパターンを言い出すと角度とか魚の向きの話もあってややこしくなるんですけど、捕食した瞬間でパターンを大きく分けて言うなら2つです。

いきなりドカンとくるか、追尾してバイトしてくるか、です。追ってくるのが見えることもあります。

しっかりフッキングさせるためにも、不要な大アワセは無用と心得ておく。
佐藤偉知郎

追尾してからバイトしてきた場合にどうするかというと、とにかく早めに魚にテンションを掛けることが大切です。

向こうアワセにつながる、「アワセのきっかけ」を作るのです。

テンションを掛けて、1回ガーンとロッドでシャクります。この動きはアワセではなく、本アワセにつながるきっかけを作る行動です。
 
この動作にマグロは驚いて、引かれる方向とは反対側に走ります。

その走りでフックが口の中で滑って、そこからカチッと掛かっていくんです。

最初の段階は、口の中に挟まってるだけで刺さってないことも多いんです。

だから「最初の一発=本当のフッキング」ではなくて、走らせるための操作だと思った方がいいわけです。

走り出したら、その後はもうロッドをあおらないこと。ガンガンやってる人もいますけど、外れてほしくないならやめた方がいいです。
 
ルアーを追ってくるときに口を使わせる工夫としては、アクションを変える、ステイする時間を長くする、といった「ちょっとした変化」を入れるのがおすすめです。

今の組み合わせで食ってこないなら、やっていない組み合わせのアクションに切り替える。

それで口に入りさえすれば、あとにやることは基本的に同じです。

ドラグワークの進化:新システム「DRD」がもたらすファイトの変革

ドラグの設定方法、ファイト中のドラグワークについて教えてください。

佐藤偉知郎

ドラグの初期設定の目安としてはPE12号タックルなら13〜15 kg くらい。

ドラグワークはフックが掛かってる場所や魚のサイズによって異なります。

理想は「ドラグに触らずに獲ること」です。

それでも対応できないような、想定より大きいサイズが掛かったら、まずハンドドラグで止める。

止まらなかったらドラグを少し締める。それからもう一回ハンドドラグで止める。

設定したドラグの負荷ではなくハンドドラグで止める、という方法で対応していきます。

佐藤さんは豊富な経験を活かし手の感覚でドラグをセットする。慣れるまではしっかり計測することも必要だ。
佐藤偉知郎

ただ、近年は少しドラグワークも変わってきました。

2025ソルティガから採用されているドラグシステム、DRD が登場したことがその理由です。

DRD はマグロに走られてもドラグ値が下がりにくく、安定してラインが放出されるので、魚が止まりやすくなりました。

言い方を変えると、これまで上級者がやっていたハンドドラグを多用したファイトを DRD がやってくれる感覚になりました。

結果としてドラグノブをいじらなくていい状況が増えたと思います。
 
DRDが登場する以前の話をすると、たとえば 15 kgでセットしたドラグ値 で 100 m くらい走られると、その後は設定値より負荷が落ちた状態で勝負することになります。

それでドラグ負荷を上げなきゃダメ、という話になったわけです。

でも、 DRDでは設定値が下がりにくいので、ドラグノブを回して上げる量が少なくて済みます。

以前みたいに何回もこまめに調整しなくてもよくなった、ということです。
 
とはいえ大きい魚に限定すると多少はやらなければいけません。

ファーストランに対応するために 20 kg くらいまで設定値を上げることもあります。

ただ、走っている最中に熱くなったドラグシステムが、魚が止まり冷め始めたタイミングで、また設定値が上がってしまうことがあります。

そうした場合、魚が落ち着いた時点で一回少しドラグ値を戻すことが大切です。

その作業はどんなドラグシステムでも必要。 DRD でも必要です。

DRDではロックみたいに完全に止まることは少ないですが、ときにはびっくりするような高いドラグ値になったりはするので、覚えておいた方がいいです。

これまでのカーボンワッシャーのドラグシステムで生じやすい「ロック感」まではいきませんが、DRDでもいったん熱を持ってそれが冷めるとドラグ値が上がることがある、という認識は持っていたいですね。

理想は初期設定のままランディングまで到達すること。しかし、大型相手では必ずマニュアル操作が要求されるのがドラグだ。
佐藤偉知郎

ランディング時のドラグ値は、マグロのサイズによって理想の値は変わります。

たとえば 150 kg クラスなら 20 kg 前後、というイメージになりますが、この点も魚の状態や掛かり方で変わるので一概には言えません。

経験あるのみ、ってところですね。

体力を温存し魚を浮かせる:ロッドを「曲げる」ファイトの優位性

ロッドをしっかり曲げてやり取りすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

佐藤偉知郎

ファイトスタイルは人それぞれですが、私自身、ファイトに関しては、直線ファイトではなく、ロッドを使って曲げるファイトスタイルを基本にしています。

直線ファイトとロッドを曲げるファイトでは、ロッドをしっかり曲げてファイトした方が、魚が半分くらいの時間で上がってくる、という感覚があります。
 
もちろん、常にロッドを曲げ続けられる状況ばかりではないので、ときにはロッドを魚の方に直線に向け、休憩を挟みながらやることも必要です。

そうした対応に関しては魚の声を聞くというか、魚の様子を見ながら、考えながらやることが大切。

曲げている場合にはロッドの曲がり方を見て判断することも必要です。

「掛かりどころ」が勝負を左右する:魚の状態に応じたリフト戦略

サイズだけでなく、「掛かりどころ」がファイトの難易度に与える影響について教えてください。

佐藤偉知郎

フックが魚体のどの部分に掛かるかによって、魚の浮きやすさは全然変わってきます。

一番上がりにくいのは、体の真ん中あたりに掛かった場合。

口に掛かれば安定しますし、コントロールもしやすいですが、テールフックがカンヌキに掛かって、フロントフックがヒレ側に掛かってるような、2点で横に引っ張る形になると厳しくなります。
 
逆に魚体の後ろ、尾びれ付近に掛かると上がりやすいこともあります。

いずれにせよ真ん中付近に掛かって魚体を横に引っ張る状況はきつい。

サイズが小さくてもきついファイトになります。

掛かりどころでファイトの内容は大きく変わります。

疲労時の対処法と攻防の転換点:魚の気配を察知する「勝負どころ」の見極め方

ファイト中に疲労を感じた時の対処法や、逆に「ここが勝負どころ」というタイミングの見極め方は?

佐藤偉知郎

すでに触れましたが、ファイト中、疲れたときは、ロッドを曲げずに魚に向けて真っすぐにするとだいぶ楽になります。

ただ、その間は魚も浮かなくなるので、お互いに休憩みたいな状態になります。

休憩中の注意点としては、リールやガイドを上に向けてラインを下側に持っていかないこと。

こうしておけば、不意に突っ込まれたときにラインが船縁やレールなどに当たりにくくなります。

休憩していても魚が急に動き出す可能性はあるので、そこは常に意識しておくことが大切です。

常にシミュレーションを欠かさない佐藤さん。落ち着いてファイトを展開するにはイメージトレーニングも必要だ。
佐藤偉知郎

「勝負どころ」「ロッドを立てるタイミング」について言うなら、休憩の後です。

ずっと耐えてると魚が浮くタイミングがあるんです。

どこかで仕掛けないと消耗戦になって長時間ファイトになってしまいます。

なんとなくテンションが緩んだ感じがして、「ちょっと浮きそうだぞ」という気配が出たら勝負どころです。

ずっと休憩していると、相手に復活されることもあるので、勝負どころ、浮かせるべきタイミングは意識して、「魚に聞く」ようにします。
 
よく見るNGファイトの代表例を挙げるなら、力任せで行く人はダメですね。

そういう人は途中で必ずへたります。だから力任せで行かないこと。

もう一つは、ロッドをあおりすぎるファイト。

ロッドが折れる、ラインが切れることの原因になりやすいので、あおりすぎないよう、姿勢には注意してほしいですね。

船際の最終攻防:ランディングミスを防ぐマグロの誘導法と心身の構え

いよいよランディング。船際でマグロが回り出した際のアドバイスや、注意すべき挙動はありますか?

佐藤偉知郎

ランディングはミスが起きやすい場面です。

クロマグロは最後に回りながら上がってくることが多いのですが、その回り方もフックが掛かってる場所やサイズで全然異なりますし、回ったから必ず上がってくるとも限りません。

回らない位置にフックが掛かってる場合もあります。

やはり、一概には言えない、というのが本当のところです。

ただ、回り出したら相手が参ってきてるのは間違いないので、その時点ではある程度ロッドを立て、曲げるファイトをしてあげれば、浮くのは早くなると思います。

最終段階、船際での攻防はミスやトラブルが起きやすい。船底ズレを避ける動作もあらかじめ練習しておくとよいだろう。
佐藤偉知郎

ランディング間際、船近くでのやり取りのコツとしては、自分側に入ってくるときは、船下や自分の後ろの方に走る可能性を常に考えておくことです。

ロッドをなるべく前に突き出し、走るかもしれないことを前提に常に身構えておくことが大切です。

そして、自分の方に向かって泳いでくるときは無理にリフトはしないことも重要。

右回りの話で言うと、自分の方に向かって泳いでくるときに巻いて、自分より後ろに泳いで行こうとするときは耐える。

背中側に走る可能性を常に想定してロッドを出すことも忘れない。

左の方に泳いで、自分から離れて泳いで行くときは耐える。そういう意識になります。

モンスターとの再戦に備える:キャッチ後の徹底したタックルケア

無事にキャッチした後、次のチャンスに備えて、どのような点に注意してタックルチェックを行うべきですか?

佐藤偉知郎

キャッチ後のタックルチェックについては、とりわけPEラインやリーダーチェックが重要になります。

100 kg 以下のクロマグロならとくに問題にならないことも多いですが、サイズの大小に関わらず、船下で回られるようなファイトをしたときは船底にラインを擦っていないかをチェックしないといけません。

他にもノットが滑ってないか、気づいてない傷が入ってないかなども必ずチェックした方がいいですね。

ファイト中の記憶の中で「なんか不安だな」という思いがあったら、そこを重点的にチェックすることが大切です。
 
あと、ファイト以前の問題ですが、キャスティングを繰り返すとノットから 1 m 以内のところが傷つきやすいので、そこは常にチェックしておくことが重要です。

劣化防止のためのプロテクト系のアイテム(アバニ キャスティングPEプロテクト)もあるので、ぜひ使ってほしいですね。

ノット周辺を保護するプロテクト系のアイテムは現在のマグロキャスティングでは主流になりつつあるシステムだ。
佐藤偉知郎

魚のサイズが上がってくると少し話は変わります。

100 kg を超える魚、とくに 150 kg以上になってくるとショックリーダーが伸びることがあります。

だから 100 kg 以上のマグロが掛かったなら、キャッチまで至らなかったとしてもショックリーダーを交換するのが無難だと思います。

PEラインまで含めて交換するかどうかは人それぞれですけど、自分は不安を感じたら必ず交換します。

船上では替えスプールで対応しています。

急いでラインを巻き替えるよりも、スプールを変えた方が早いので、あらかじめショックリーダーをセットした状態で用意したスプールを変えるスタイルでやっています。

自宅で完璧なノットを組み込んだスプールを、船上に多数持参するのが佐藤さんの基本スタイル。

理想のスタイルの追求と準備の哲学:クロマグロキャスティングの土俵に立つためには!?

最後に、佐藤さんの理想とするファイトスタイルと、モンスターサイズに挑むアングラーへのメッセージをお願いします。

佐藤偉知郎

自分の理想のファイトスタイルは、「可能な限り力を使わず、可能な限り早く上げる」です。

腕力をなるべく使わないでロッドのパワーで上げるんです。

自分は体が大きいわけでも力が強いわけでもありません。

そうした身体的な条件も踏まえ、どうすれば自分が格好よく魚を上げられるかを考え抜いた末に行き着いたタックル、ファイトスタイルだと思っています。

ギンバルを開発したきっかけや狙いも、理想のファイトスタイルを実現するためですからね。

乗船する段階で準備は完璧。いつモンスターがヒットしても迎え撃つ体制は万全だ。
佐藤偉知郎

モンスターサイズに挑むアングラーへのアドバイスとしては、正直なところ「頑張れよ」しかないです。

何度も言っていることですが、クロマグロ釣りは準備が最重要です。

タックルセレクト、ラインシステム、接続金具など、すべてのトータルバランスを考えなければいけません。

ちゃんとしたものを使っているのか。弱いところはないのか。

そこができていなければ、掛けてもバレるし切れる。根性だけで上がるものではありません。

準備ができてない人は、きつい言い方をするとクロマグロキャスティングの土俵に上がってないとも言えます。

準備ができてない状態では何回掛けても取れません。

まずは自分の準備がちゃんとできているかどうかを考える。そこから始めてほしいですね。

佐藤偉知郎の龍飛クロマグロキャスティング用タックル

佐藤さんが龍飛のクロマグロキャスティング用タックルとして基本にしているタックルセット。PE8号タックルが1セット、PE12号タックルが2セット、計3セットが基本。

PE8号タックル

タックル詳細
ロッドソウルズ/
レベルシリーズPS-O80L8S
リールダイワ/
ソルティガ20000-H
メインライン【バリバス】
アバニ キャスティングPE Si-X X8 8号
プロテクトライン【バリバス】
アバニ キャスティング PEプロテクト 5号
ショックリーダー【バリバス】
アバニ ショックリーダーSMPナイロン 170lb

PE12号タックル1

タックル詳細
ロッドソウルズ/
アシュラPS-O70PCS ASHURA death road
リールダイワ/
ソルティガ20000-H
メインライン【バリバス】
アバニ キャスティングPE Si-X X8 12号
プロテクトライン【バリバス】
アバニ キャスティング PEプロテクト 6号
ショックリーダー【バリバス】
アバニ ショックリーダーSMPナイロン 300lb

PE12号タックル2

タックル詳細
ロッドソウルズ/
レベルシリーズPS-O76L14S power slow
リールダイワ/
ソルティガ20000-H
メインライン【バリバス】
アバニ キャスティングPE Si-X X8 12号
プロテクトライン【バリバス】
アバニ キャスティング PEプロテクト 6号
ショックリーダー【バリバス】
アバニ ショックリーダーSMPナイロン300lb
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