四半世紀にわたりトラウトロッドの設計製作に心血を注いできた作者が、集大成ともいえるネイティブトラウトモデルを世に送り出します。メインの素材はグラス。余分な装飾を削ぎ落とし、まるでボクサーが試合前に身体を極限まで絞り込んでいくような製法を突き詰めました。開発の中心[TRD-501FS]はフルグラス。本流絡みで活躍する[511FS]&パックロッドの[411FS-4]は、40Tカーボンを15~18%コンポジットしたハイブリッドグラスです。結果、モデル毎に卓越したパフォーマンスを発揮しつつ、まるでフォーミュラカーのごとく軽くシャープなグラスロッドが誕生しました。「これがグラスなの!?」と誰もがグラスロッドの概念を根底から覆されることになるでしょう。
手にした瞬間! その軽さに驚愕すると同時に「これがグラスロッドなのか!」とある意味で誰もが期待を裏切られるはず。グラス特有のウーブン形状による強度を活かし、鮎竿ブランクに肉薄するロッドバランスの「妙」を獲得しました。
グラスチューブラーのコアに極薄40Tカーボンを背骨のようにコンポジット。利根川水系に代表される流れの押しが強い渓流域、本流でサクラ、サツキをもターゲットに見据えた極めてシャープネスなグラスロッドです。
山女魚・岩魚を「からめ獲る」粘り、軽いタッチで正確なキャスタビリティを発揮する瞬発力をも一挙両得せしめた4pcs.ハイブリッドグラスモデル。ミノーイングに拘ったハードトゥイッチャーにもおすすめです。
●リトリーブ感度、振り抜けの瞬発力、トゥイッチ時の操作感、さらにミノーの飛距離をMAX値にまでアップさせるチタンフレームトルザイトリングガイドを完全装備。また、フレームのギラつきを最小限に抑えたステルス仕様のT-2トルザイトをいち早く採用。サイトフィッシングで警戒心が強いネイティブトラウトに違和感を与えない、万全なるガイドシステムです。
●新開発ウッド&スクリューシートを大胆に削ぎ落とし、カーボンメッシュパイプを段々に組み上げる唯一無二のグリップシステムを確立。グラス本来のベンドを活かしつつ、より軽快なキャスタビリティとロッドワークを可能にしました。
●無研磨無塗装に拘ったアンサンド グラス ブランクス。そのアンサンド面に設計者自らがマーク及びロゴ、スペックを純手書きします。(手書きはハンドライティングによるドローイングで製品の唯一無二性を具現化しています。そのため1本1本敢えて微妙にディテールが異なるように仕上げています。)
●Morris Graphite Works 刺繍ロゴ入りハードケースつき。(501FS:88cm、511FS:100cm、411FS-4:46cm)
※本製品は設計担当者自らが火入れによるブランク矯正、手曲げによるトルザイトチューニング、さらに1本1本にわたりマーク及びロゴを手書きして最終的な仕上げをおこなっています。※打てば響くワイングラスのような反響感度を備えたTRDですが、その感度性能がゆえに、使い始めの頃は各ガイドやグリップ付近から発生する僅かな軋み音が増幅され気になることがあります。特にグラスロッド特有のしなりをパワーに変換する、トルク性能の増幅機能を備えた唯一無二のグリップシステムは25点の様々なパーツで構成され各パーツに可動域を設けているため、竿が馴染むまではごく微細な軋み音が発生することがあります。しかし、やがて竿が馴染めば軋み音はいつの間にか消えてなくなっていきますのでご安心ください。※本製品はロッド性能で最も重視すべき軽量化を推進しているため、TRDオリジナルデザインのグリップやリールシートに天然木から採取されたコルクや楠などのが使用されています。製品個々に風合いや浮き出る模様が異なりますが、天然素材由来のものですので予めご了承ください。
モデル名 | 長さ(ft.) | 仕舞寸法(cm) | 適合ライン(lb.) | 推奨PEライン(号) | 適合ルアー(g) | 標準自重(g) | 継数(本) |
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TRD-501FS | 5’1”(1.55m) | 81 | 2~4 | 0.2~0.4 | 0.1~6.5 | 63 | 2 |
TRD-511FS | 5’11”(1.80m) | 93 | 2~5 | 0.2~0.4 | 0.1~7.6 | 68 | 2 |
TRD-411FS-4 | 4’11”(1.50m) | 41 | 2~4 | 0.2~0.4 | 0.1~6.3 | 66 | 4 |
・ガイド数:6個(全モデル共通)