
ワンランク上の強度で記録への挑戦をバックアップするオーシャンレコードショックリーダー。ヒラマサキャスティングゲームの第一人者である田代誠一郎氏が監修を務め、企画出しからテスト・開発まで現場主義で生み出された、オフショア専用モデルである。

理想的なショックリーダーを求めて
誰よりも海に出ている田代さんにぜひお願いしたいということで。テスト品を触った感触はいかがでしたか?
田代氏 「まず初見での感触は、表面が滑らかでしなやかな感じもあって概ね好印象だったよ。バリバスならではの信憑性がベースにあるので、一定の心安い感はあった。それでも実際に使ってみるまでは半信半疑。例えば、僕はどちらかというと柔らかいリーダーが好きだけど、糸の柔らかさなんか季節によって全然変わるね。何が良くなったのか、実戦で使えるものなのか、好みに合うかはやっぱり使い倒してからじゃないと分からない。船長という立場上、自分が本当に頼りにしているものじゃないとお客さんに薦められないから。」

基本的な話になりますが、田代さんの思う理想のショックリーダーとは?
田代氏 「まず単純に糸の性質を左右する要素をあげるとしたら、『引張強度・耐摩耗性・柔らかさ・太さ・カラー』でしょうね。人によって優先順位や求めることへの優劣はあると思うけど。で、理想のショックリーダーとは、ということになれば、これら各要素それぞれのレベルが高く且つ「バランスが良い」ということでしょうね。例えば、凄く強くても硬くて上手く結べないんじゃ意味ないし、ルアーもちゃんと動かなかったりする。ぜんぶバランスだと思うんだ。その観点からもオーシャンレコードショックリーダーは理想的なリーダーに極めて近いものだと言える。」

ニューカラーミスティーパープルについて
ラインカラーについてはいかがでしたか?
田代氏 「従来のグレーっぽい色よりも、このミスティーパープルの方が、水の中で若干見えにくい気がする。あと、単純に目新しい色ってことで良いよね。まず人が釣られちゃうっていう。紫って欲求不満の色って言うじゃないか。釣り人の欲求を満たすものとしての、って捉え方も面白くないか。」
見えないことはどれくらい重要ですか?
田代氏 「高活性で魚にスイッチが入ってる状態だったら、ラインカラーなんて関係ない。ただ、活性が低くシビアな状況では関係あるんじゃないかね。全く同じ状況で同じ魚を違うラインで釣るのは物理的に無理なので、どの程度違うのかは難しいところだけど、見えるより見えない方が良いに決まってるよね。
あと、今回変わったなと思ったのは、糸癖のとれやすさ。糸潰れもない気がするし、しなやかな糸質と関係があるかね。従来品だと糸癖がついていると、引っ張ってやらないと取れないこともあった。実はコイル状の糸癖があると水中でキラキラ光ってしまう。魚が警戒してしまうといってマグロ漁師も嫌う。新しいカラーと糸癖の取れやすさとが合わさって、さらに見えにくくなっていると言えると思う。 」

まるで二重構造、ナイロンラインに芯があるかのよう
耐摩耗性の観点からフロロリーダーを選ぶ人もいますが?
「モノフィララインなのに、いわば二重構造のようなことになっているんだ。表面が削られても粘ってくれる。このリーダーが持っている、強度としなやかさの独特なバランスもこの製法に秘密がある。 確かにファイト中にラインが歯にのっているのが分かる時があるけど、こういうケースでは、柔らかすぎると歯の間に入ってしまって切れることがある。適度な張りがあることで、歯の上をカカカッて滑ってくれて歯の隙間に落ちにくいってことがある。あくまでも感覚的な話になるけど、耐摩耗性をフロロと比べてもドローなんじゃないかな。詳しくは分からないけど、そう思えるほどたくさんの経験をしてきたわけ。僕にとって、目の前で起こっていることが何よりもの証明です。 」

数多くの実績が何よりも雄弁に語ること
ざっくりで構わないので具体的な実績を教えていただけますか?
田代氏 「魚が釣れすぎてて笑。うーん、ポンド別に書いてるけど、例えば100LB.クラスとかで見ると、マグロは30~50kgくらい(エサ釣りのお客様も含めて)で20本以上は確実。最終ドラグが13kgMAXくらいで。カンパチは泳がせがメインになっちゃうけど、下は5kgから上は30kgくらいまで、少なくみても30本くらいかな。ヒラマサが一番やってるんで多いかな。一番大きいのが僕が釣った25kgまでで、ゆうに30本以上はいっているね。」
田代氏 「難しいことを語るのが面倒くさい時は、「デカイ魚あがるんでこれ使ってください」って笑。これも実体験としての裏付けがなければ言えないよね。ちなみにある人が、35~370LB.というラインナップを見て「バリバスの意気込みを感じるわぁ」って言ってたよ笑。僕も今年マグロ狙いにカナダへ遠征に行くんで…どうしようかな? 250LB.くらいで挑戦してみようかな。220LB.だとさすがにこわいかな…。 」
ワクワクした少年っぽい笑顔で構想を練る姿は、船長が一人のアングラーに戻った瞬間だった。