渓流 フィールドレポート

水月 利根川櫻鱒

6月に入り河川敷の葦原では「オオヨシキリ」がせわしなく鳴き声を響かせて、河原の片隅には「野薔薇」が可憐な白い花を咲かせ始め、子供の頃から感じる初夏を思わせる季節となり始めます。

この時期、利根川のサクラマスの遡上が利根導水総合事業所・利根大堰魚道ライブカメラに姿を見せるようになり「そろそろ出るのでは!?」と期待を膨らませ、魚の遡上形態を資料で確認しながら月齢や水位を確認です。5月30日が満月で、31日にライブカメラでサクラマスの遡上を確認(友達からの連絡で)したので、利根大堰から約55kmの自宅付近のポイントにたどり着く日は…。3日あれば60km以上遡上すると昔の資料に書いてありますが鵜呑みにせず、水位を考慮して「遡上が遅れるのでは!?」などと熟慮断行。私の釣りの師匠「野田正美」さんは、「大物は狙って釣る」それを何度も目の当たりにしているので私も自分なりに「狙って釣る」を実行しています。

4日後の月曜日が休みなのでチャンスありです。しかし前日が土曜日・日曜日、釣り人のプレッシャーも考慮。利根川は5月30日以降、水位2~30cm下がり「もしかして途中の深い場所で休んでいるかも!?」と考え、深場の上流を狙い、ほんの少しの水位上昇時間を絞り込み6月4日(月)、自宅前に早朝4時30分(前橋市日の出4時26分)に入川しました。
何十年も通っている場所なので、いつもの流れに目をやりながら遡上魚の着く流れから開始です。

30分後、いきなり流れのキワでアタリ。アワセが早すぎて、残念ながらハリに掛からず…ひたすら目の前の無数にある枝流れを攻めるが反応無し。

6時15分頃10m下流のヒラキに仕掛けを流し込むと、目印が止まる寸前で明確なアタリ。掛かった魚は流芯に突進。ラインはVARIVASプロステージ本流エクストリーム1.5号、針はVARIVASパワーサーモン5号。信頼の仕掛けなので後はやり取りです。流れが広い場所でのやり取りは思い切りの良さと自分の足が重要。竿を寝かせ絞り込み下流への突進をかわし、腰まで立ち込んだ川の中を、斜め後ろに瞬時に移動して、泳ぎ回る魚の正面で自分を有利な状態に。何回目かの突進の後、魚は自分の手前まで寄ってきました。丸々とした魚体に鰭を大きく広げ、反転した銀影は正しくサクラマス。時間を掛けずにやり取りをしないと遡上魚や大型の魚は体力回復が早いので、焦らず早く、丁寧にを心がけてます。最後の力を振り絞り逃げ惑う魚体を上流側で浮かせ、浮いた魚体を流れに乗せてタモ入れ。

ズッシリとタモに入ったサクラマス、傷一つ無い綺麗な姿です。


とても嬉しく、200km近く遡上してきた生命に感謝。48cm 1.4kg。

過去に釣り上げた数本の50cmを超える利根川上流域のサクラマス・ヤマメたち、そして「釣りを教えてくれた亡き父と過ごした地元の利根川」への思いが強く、再びポイントへ足を運ばせました。

ポイントごとに「父がここでヤマメを釣り上げたなー、真鯉も釣ったなー」なんて回想しながらアタリを取ると、立て続けにニゴイが2本。

外道ですが「やあ、こんにちは」みたいな懐こさがあり、ちょっと癒されます。なるべく水の中で針を外してあげリリース。20年くらい前は尺超えのマルタウグイがよく釣れましたが、最近は見なくなりました。地元では「太郎」なんて呼ばれてました。年輩の方に聞くと「阪東太郎の、どこにでも居るから太郎なんだよ」と教えてくれたことを思い出します。

その後11時まで粘りましたが、水位が下がり水温も上昇したのでポイント移動。大渡橋上流に移動し、16時まで粘りましたが水温が上がり過ぎで、尺上の虹鱒を4本捕り本日は納竿としました。

毎週休みの日は利根川で竿を出しています。先週は神奈川の友達と釣行しました。新阪東橋付近ではド芯からニゴイが顔を出してくれました。一瞬の魚の走りに真剣に竿を捌きます。

大渡橋では56cm 3.8kgの放流虹鱒がド芯から顔を出して楽しませてくれます。

まだこれからの利根川。目標達成に向けて頑張りたいと思います。

[タックルデータ]
竿  :SHIMANO Super Game Special ZE HH 83-90
道糸 :プロステージ 本流 エクストリーム フロロカーボン 1.5号
ハリス:プロステージ 本流 エクストリーム フロロカーボン 1.5号
目印 :みえる目印 オレンジ×1 グリーン×2
オモリ:割りビシ特大(シリコンチューブでラインをガード)
※道糸とハリスの間にサルカンを使用。結びは共にクリンチノット
ハリ :パワーサーモン 5号
餌  :ミミズ太 2匹(1匹は通し、もう1匹はチョン掛け) 

[ポイント]
群馬漁業協同組合管轄内
http://gunmagyokyou.blog.fc2.com/

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