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渓流 山本 秀

五色月 利根川水系「利根川戻りヤマメ」「渡良瀬川ヤマメ」

群馬県を流れる利根川。ゴールデンウィークが終わり、ニセアカシアの白く芳しい花が川の周囲に咲き乱れると、利根川は「サクラマス・戻りヤマメ」のシーズンを迎えます。5月に入り、自宅から徒歩5分、子供のころから竿を出しているポイントに「戻りヤマメ・サクラマス」を週に1度の休みを利用して釣行してきました。

結果から話すと、先週の月曜日 午前10時に入川して、開始早々1本出てくれました。


サイズは33cmと、利根川では小振りな戻りヤマメですが、久し振りに出会えた綺麗な魚体。見る角度を変えるとうっすらパーマークが見えます。夏過ぎるころ、この魚体で大型ならば間違いなく利根川サクラマスでしょう。数年前、広島大学に過去の利根川ヤマメを検体に提出し、勉強させていただいた次第です。シーズンが始まる前兆に嬉しく思い、ポイントの落ち込みから上流のヒラキにリリースし、大きく育つことを祈りました。

しばらく粘ったのですが60センチを超えるニゴイが掛かり、この時期の、この流れを遡上して来た生命感に驚かされます。


この時期の休みの日に利根川で竿を出す時は、自宅前~大渡橋の区間で竿を出しますから、この日も大渡橋迄を車で移動して釣り上りました。大渡橋上流では、毎週「泣き尺のニジマス」が多数釣れます。ポイント移動して総数を数えると10~30尾は釣れます。中には60cmを超えるニジマスも出てます。


ルアーでは数本のサクラマスが釣れてるようです。当日は泣き尺ヤマメが出てくれました。


ゴールデンウィークに入る前に、桐生市を流れる渡良瀬川にも釣行しました。渡良瀬川は梅雨時に向かい、釣りが難しくなって来るので楽しいヤマメ釣りが出来ます。勿論、サクラマスも遡上して来ますので夢があります。

前回レポートした時のヤマメより、良く育ったヤマメが釣れました。水位の変動で隠れていたヤマメが出て来ます。


渡良瀬川・利根川はこれからが本番。休みを利用して「サクラマス」「戻りヤマメ」を狙いに来てみては如何でしょうか。

[タックルデータ 利根川]
竿  :SHIMANO SUPER GAME SPECIAL ZE H85-92
道糸 :プロステージ 本流 エクストリーム フロロカーボン 1.5号 
ハリス:プロステージ 本流 エクストリーム フロロカーボン 1.2号 
目印 :みえる目印 オレンジ×1 グリーン×2
オモリ:割りビシ特大
ハリ :パワーサーモン 3号 / 4号
    サクラマス・サツキマス 4号
餌  :ミミズ 2匹チョン掛け / クロカワムシ

[タックルデータ 渡良瀬川]
竿  :SHIMANO αズーム本流ゲーム リミテッドプロ ハイスピードV 8.0-8.5m(1997年)
天上糸:プロステージ 本流 エクストリーム フロロカーボン 1号 
道糸 :プロステージ 渓流 エクストリーム フロロカーボン 0.8号
ハリス:プロステージ 渓流 エクストリーム ナイロン 0.6号
目印 :みえる目印 オレンジ×1 グリーン×2
オモリ:割りビシ中
ハリ :サクラマス・サツキマス ブロンズ 4号 / 2号
    サクラマス・サツキマス 艶消し赤 3号
餌  :ミミズ 2匹チョン掛け

■道糸とハリスの結び
 ●同サイズ=ブラッドノット。
 ●異なるサイズ=細い方を折り、2本にして、太い方とブラッドノット。
 ●ヨリモドシを使う場合=漁師結び又はクリンチノット。
※根がかり等で、ラインが長く切れて川に残らないように、ハリスを使った仕掛けを推奨します。

[問い合わせ]
利根川…群馬漁協
http://gunmagyokyou.blog.fc2.com/

渡良瀬川…両毛漁協
http://www.ryomo-fishing.com/index.html

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。