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渓流 山本 秀

新潟県魚野川の尺山女魚

7月1日、梅雨の合間の晴れを狙い、新潟県湯沢町~小出町(約50km)の魚野川へヤマメ釣りに行ってきました。当日は朝から湿度が高く、釣り券を買ったコンビニの街灯に夏の昆虫達が集結。ヘビトンボや牙虫の類、クワガタ等が集まっています。薄っすらと靄のかかる清流に山々、水田地帯に水路と、子供の頃の夏休みの朝を思い浮かべさせる情景でした。

朝4時には支度を済ませ、目印が見える明るさになるまで待機して4時30分頃に入川。魚野川の朝は清々しく、色とりどりの底石が見える川の流れと周囲の緑がとても映え、釣れる気満々な気持ちにさせてくれます。

30分程でアタリ。強い流れの中から顔を出したのは30cmのニジマス。リリース後、複雑な流れが重なり合う3メートルの底に仕掛けを投入。深い流れに、重たいオモリですが、VARIVAS プロステージ 本流 エクストリーム[フロロカーボン]の感度の良さが助けてくれて、アタリを明確に取ることができます。26cm、27cmのパーマークの美しいヤマメが深い底波から顔を出してくれました。仕掛けを長くしているので、ヤマメのローリングで魚体に傷が付くのを抑えられることが多いのですが、残念・・。水深の深さと流れの強で暴れ捲られ、ヤマメに傷が付いてしまい修業の足りなさを痛感しました。

しばらく粘り続けていると、突然大型のアタリ。間髪入れずにアワセを入れ、段引きする魚の動きに自分を合わせます。常に魚と平行線上に間合いを取り、移動をしながら無理せずにやり取りを続け魚を浮かせると、色・形・引きの強さは大型のヤマメ。タモ入れしたその魚は微かにパーマークが見える30cmの戻り系ヤマメ。サイズこそ尺ですが、完全体の本流域の美しいヤマメです。比較対象物がなければ40cmを超えたヤマメに見えてしまうほど。

「今日は深場かな!?」とポイント移動を繰り返し、深場を集中的に仕掛けを打ち込みます。8寸程のヤマメが何度も掛かる中、下竿の流しきり、竿がほぼ水面と平行状態でのアタリを取ります。平行状態の竿先がグングンと水面近くまで引っ張られますが、信頼性の高いライン、ハリはVARIVAS サクラマス・サツキマスと、申し分ないタックルバランス。強い引きに耐えながら、ゆっくり魚を浮かせますが、下流から手前に魚体を持ってくるにはかなり力が必要となります。やっとあがってきたのは45cmのニジマス。流れが強い分、強い引きが味わえ、やり取りは格別です。

移動中の車内からの魚沼の景色を満喫。

次のポイントは浅い石のキワでの魚。これまた強い引きでタモ入れした魚は48cmのニジマスです。過去に魚野川で60cmを超えるニジマスを何本か手にしたことがありますが、その時に使った竿より柔らかいせいか、久しぶりの魚野川のニジマスの引きは力強く、とても楽しめました。

その後、小さなヤマメばかりで中々大型ヤマメが顔を出してくれないまま終了時間。

最後の最後でテンカラ竿を引っ張り出し、流れのヒラキの中の深瀬にアオゲラの逆さ毛ばりを投入。
ガン!と、突然ひったくられ、両手を一杯にあげ耐えます。レベルラインで上から3号・2号・1号。リーダーは勿論、VARIVAS プロステージ 本流 エクストリーム。手前まで引き寄せ、ラインを手繰ると、何と!口を大きく開いた尺近いイワナ。手に取ろうと思った瞬間にハリ外れ・・残念ですが写真なし。

50kmに及ぶ流程で尺ヤマメ40cmオーバーのニジマス、尺近いイワナ。
とても楽しめた一日となりました。

注:魚野川に釣行の際、朝・夕と「ブヨ」の攻撃がありますので。ブヨ対策は必要です。

[当日の仕掛け]
竿:  8.5m 本流竿
道糸: VARIVAS プロステージ 本流 エクストリーム[フロロカーボン] 1.2号 9m
ハリス:VARIVAS プロステージ 本流 エクストリーム[フロロカーボン] 1号 30~45cm
    ・穂先への結びはクリンチノット
    ・道糸とハリスの結束はブラッドノット
    ・サルカンを付ける場合は、共にクリンチノット
目印: VARIVAS エクセラ鮎 みえる目印[極太]上から、オレンジ×2・グリーン×2
オモリ:VARIVAS スーパーエコオモリVARIVASスーパーエコオモリ 4B×2 
    ・オモリガードとしてシリコンチューブ0.5mmを1.5cm
ハリ: VARIVAS サクラマス・サツキマス 2号
    ・ハリの結びは、外掛け枕結び
餌:  キジ2匹通し掛け

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