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へら鮒 芝原明次

関西チーム『リアル・ピーク』発動!

2013年度1月、へら鮒釣り大好き人間が集まり、へら鮒釣りの向上を主旨としたへら鮒関西チーム『リアル・ピーク』なる会を発足。1月20日、記念すべき第1回めの例会を[水藻フィッシングセンター]にて開催し当日は参加者7名、関西の名手として名高い井上彰氏、磯崎勝美氏にも参加をいただき、アドバイスや檄が飛ぶ楽しさの中にも厳さがある充実した1日を過ごした。少人数ながらも中々の粒ぞろいである。若手の釣技向上を目標に、磯崎勝美氏、井上彰氏の熟練された釣技を1つでも自分のものにしようという目的もあり、お二人にも釣りをしていただき例会に参加しての開催となった。当日使用桟橋は1号桟橋奥寄り内向き、今年は大阪も中々の冷え込みで、魚の動きが鈍く心配していた通り、全員四苦八苦の1日となった。

【当日の釣況】
本日の例会場所、メジャー・トーナメントでよく使用される管理池[水藻フィッシングセンター]には多くの釣り人が溢れ満員御礼状態。この時期水温の低下でヘラの動きが鈍る中の大混雑というコンディションでウキは静止状態。とにかくへら鮒が反応してくれる釣り方・タナ・エサを探りながらの釣りとなり、大御所のお二人も試行錯誤を繰り返している様子。前評判では浅ダナで食っていたと言う最新情報もあったが、1月と言う厳しい時期には前評判は当てにならない。それでもチャレンジャー森田君は前評判を信頼し1mのセット釣りからスタート。それに乗っかるように磯崎勝美氏も1mの浅ダナからスタート。一人チョーチンからスタートしたのは井上彰氏で後のメンバーは私含め冬の定番「段差の床釣り」からスタート。開始時間は7時30分、最初に竿を絞ったのは段差の床釣り組、浅ダナ組とチョ-チン組はスタートから1時間以上が経過してやっとサワリが出ると言う厳しいスタートとなった。やはり前評判は釣り人が少ない時の情報だったようだ、お昼までにチョーチン、1m組みの釣りは仲良く1枚ずつの釣果、段差の床釣り組で2~3枚と言う厳しい釣果である。昼から釣り方を変更したのは私が沖の段差の床釣りに変更したのと、井上彰氏がチョウチンから1mの釣りに変更、それ以外は森田君が竿を15尺に伸ばしたが、残りのメンバーは朝からの教訓を活かす為そのままで昼からの釣りに突入。しかし、昼からも厳しい状況は変わらず1枚のヘラを釣るのが至難の技の1日となった。




【当日の成績】
1位 青柳氏…8枚で(5.0kg)【竿11尺:段差の床釣り】
2位 赤田氏…7枚で(4.3kg)【竿12尺:段差の床釣り】
3位 芝原‥‥5枚で(3.3kg)【竿12尺:段差の床釣り】
4位 高洲氏…4枚で(2.9kg)【竿12尺:段差の床釣り】
5位 磯崎氏…4枚で(2.8kg)【竿12尺:1mの宙釣り】
6位 井上氏・森田氏…各2枚で(1.8kg)(同重量)【チョウチン&1m宙釣り】

【優勝者の釣り】
竿 :11尺
道糸 :バリバスプロバージョンV 0.6号
ハリス:バリバスプロバージョンV 0.3号(上10cm下70cm)
鈎:(上グラン鈎6号下ウドン2号)
ウキ:ボディ8cmのムクトップ
エサ:粒ペレG60cc+バラケルペレット20cc+水120ccを作っておき、単品爆釣C240cc+ミッド120ccを絡めて仕上がり、クワセは即席ウドンホワイトの標準作り。
「エサの使い方」
当日は食いが悪く仕掛を繊細にエサは軽くバラケは打ち過ぎずリズム良くがポイントとなった。優勝者の青柳さんは12尺の段床が丁度良い水深の中、ハリスを伸ばし11尺の竿を使用、クワセは即席ウドンで軽くし、食わせの落下速度に気を使った。バラケも開きを抑え大きくエサを付けず一定のリズムでエサ打ちを行い、ウキが馴染む時にサワリが出た時は少し待ち、サワリが無い時は次のエサを打ち、散発なアタリを的確に捉えての釣果だった。

【コメント】
チーム『リアル・ピーク』の由来は、頂点を現実の物にする、又は現実を直視し頂点を目指す、と言う意味である。そんな気持ちを込め、関西から新しいチームを立ち上げる事となりました。井上彰氏、磯崎勝美氏の使用するBASICへらエサのノウハウ、井上彰氏が製作する「彰作」のウキを教材にウキの使いこなしに関するノウハウ、その他釣りに関する疑問点等の解消にアドバイスをいただきながら、釣技を向上させて行こうと言う主旨のチームです。まだスタートしたばかりでありますが、少しずつでも進歩して楽しくへら鮒釣りができるよう、頑張っていきたいと思っています。

チーム リアル・ピーク代表 芝原明次

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