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投げ 谷本 栄一

第15回「かがキス釣り大会」

7月17日(日)に、今年で15回目となる「かがキス釣り大会」が石川県加賀市塩屋海岸にて開催されました。地元釣具店様主催の大会ですが、県内外から多数の参加者が出場されています。釣りのレベルにより「エキスパート」「一般」「ジュニア・女性」の3部門に分かれており誰でも参加できる大会となっていますが、参加者の中には各メーカー大会の優勝者や決勝進出者の皆さんの顔も見受けられ、回数を重ねるごとにレベルの高い大会になってきています。モーリスも協賛メーカーとして参加しています。

最近の塩屋海岸の状況ですが、6月中はかなり調子が良く早朝の3時間位で2~3kgと好調が続いていましたが、7月に入り梅雨空が広がり雨の影響で少しづつ釣果が落ちてきました。しかし、そこは塩屋海岸! フィールドのポテンシャルを信じ、大漁間違いなしとこの日を迎えました。

我々スタッフがテント設営を終了する頃に小雨が降り始めましたが釣りに影響しない程度なので、4時15分より受付を開始。選手の皆さんはまだ暗いうちから待たれていたようで、受付の列はアッという間に伸び、なんと総勢42名の方に参加していただけました。


4時45分より開会式です。辻口大会長より「安全に気を付けて、楽しんでください。」との挨拶の後、私が競技上の注意事項をお伝えしてクーラーチェックです。競技時間は5時15分より本部帰着時間9時15分の4時間で、競技時間内に釣ったシロギスの総重量で順位を競います。


大会長の合図で、選手の皆さんは2kmほどの大会エリア内にある思い思いのポイントに向けて一斉に出発していきます。私も最後の選手のスタートを見送ってから準備をしてスタートします。途中で雨が本降りとなり、レインウェアーも濡れて暑いのなんの・・・! 釣られている選手の皆さんに状況を伺うと、海藻やゴミが多く釣り辛いとのこと。前日まで波が高かった影響が残っているようです。



空いているポイントがあったので入ってみますがやはりゴミが掛かりキスは食ってきません。4~5色(1色25m)に海藻やゴミが停滞しているようで、そのエリアを避けるように釣らなければなりません。3.5色にキャストして引いてくると3色に入ったところで強めの良いアタリが出ました。周りに多点掛けしている選手もいないので全体的にキスの数が少ないのだと思い即回収。すると良型含む3匹が掛かっていて、とりあえずキスの顔が見られて一安心です。一か所で粘っても後が続かないので2~3投しては移動を繰り返し釣り歩いていると、エリアの東端に数名の選手が集まって釣っているのを発見。

朝からずっと釣れているとのことで私も仲間に入れてもらいますが、先行の選手が良型を釣られるのに私は小型がパラパラ釣れる程度。

これでは勝負にならないとそのポイントを諦め、戻りながらまだやっていなかった沖目のキスを狙う作戦に変更。答えはすぐに出ました! 錘の着底後すぐに良型のアタリが! 追い食いを誘ってキスのアタリを楽しんで回収すると20cm超え3連♪ それからは遠投で釣果を重ねていきますが、戻る時間もあるので帰着時間20分前に終了です。

本部に戻ると半数ほどの選手が検量に並んでいます。スナップを撮りながら皆さんの釣果を拝見すると早朝は釣れていなかった良型が後半釣れたらしく、23~24cmのキスを持ち込む姿もありました。

順位の集計時間をいただいて、7月に発売のサーフマスター投げ プレミアムPE x4を紹介させていただきました。すべての性能を高水準でクリアしたラインに仕上がっているので皆さんにも是非使っていただきたいです。

さて、いよいよ集計が終わり表彰式です。

【一般の部】

優勝:曽谷宗功 772g
2位:平田克之 342g
3位:近藤 良 340g

【ジュニア・女性の部】

優勝:鈴木直美 470g
2位:原 智子 315g
3位:安田直美 255g

【エキスパートの部】

優勝:大野正浩 1,110g
2位:谷本栄一 866g
3位:小池 学 790g

【大物賞】

大野正浩 24.6cm

(敬称略)

上位入賞の皆様おめでとうございました。

今年の大会は例年に比べて釣果的には少ない状況となりましたが、それでも優勝者の大野さんは1kg越えと塩屋海岸のポテンシャルの高さを再確認できました。参加者の皆さんも雨天にも関わらず最後まで頑張ってくださり、怪我もトラブルもなく無事に大会が終了できたことを感謝いたします。また、来年も楽しい大会を企画したいと思いますので開催の際はご参加ください。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。