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船 高野 悟

今が旬 玄海灘のケンサキイカ『デイイカメタルゲーム』

北部九州では玄界灘を中心に夜間、集魚灯を焚いて、ケンサキイカを寄せ、5連・6連の胴付き浮きスッテ仕掛けを電動リールで操る夜焚きイカ釣りが盛んである。一晩で大型クーラー満タンといった釣果を得られるが、近年、イカメタルゲームの普及により、そのスタイルが変わりつつある。ライトタックルで一杯一杯のイカを楽しんで釣るスタイルは数こそ劣るが、ルアーゲームとして、若い世代を中心に広く受け入れられてきている。
そんな中、日中のイカを狙うデイイカメタルゲームが人気上昇中である。ナイトゲームと違いイカの活性は高いとはいえないが、イカメタル・浮きスッテのカラーやサイズ、アクションなどを工夫すればそれなりに釣れる。夜間のそれとは比較できない程テクニカルでゲーム性が高い。
7月末、佐賀県伊万里市久原港の遊漁船 フレンズさんで、デイイカメタルゲームに出かけた。江口船長は私と同じバリバスフィールドモニターを務め、エギング・タイラバ・インチク・イカメタルなどソルトルアーをガイドする腕利き船長である。

当日は中潮。曇天とあって、ケンサキイカの活性も上々。56~60gのイカメタル+浮きスッテ1個のライトな仕掛けで、開始早々水深50~60mで連発となった。常連さんの椋露地さんは早々に良型のWヒット!!

しかし、潮が緩んだりすると極端にケンサキイカからの反応が少なくなる。決して居なくなった訳ではない。ここからがアングラーの腕の見せ所である。イカメタルや浮きスッテのカラーを変えたり、サイズを変えたり、シャクリのアクションやフォールの仕方に変化をつけたりと、手を変え、品を変え、渋いアタリを拾っていく。

釣手のスキルが問われる時間である。またタックルの良し悪しも釣果に直結する。NEWヴィオレンテVLE-71TR-UL-Sは、柔軟なソリッドティップが食い渋るケンサキイカを絡め獲るような乗せ掛け調子。また同68TR-M-Sは短めのハードソリッドティップが鋭いアワセに追従する掛け調子である。いずれもタフコンディション対応の高感度モデルである。その日の状況や好みで使い分ける。連発する時間帯とポツポツと拾っていく時間帯を繰り返しながら、夢中に釣り続けアッという間に沖上がりの時間に・・・・。
クーラーボックスを開けてビックリ。

35リットルクーラーに満タンの好釣果である。一杯1,000円以上することもあるパラソル級もチラホラ。
釣って楽しい、食べて美味しいデイイカメタルゲーム・・・・。是非体験して頂きたい。

[使用タックル]
ロッド:バリバス ViOLENTE ティップランソリッド VLE-68TR-M-S(掛け調子)、VLE-71TR-UL-S(乗せ掛け調子)
ライン:アバニ ジギング10×10 マックスパワー 0.8号 200m
リーダー:ショックリーダー フロロ 12ポンド
エダス:ショックリーダー フロロ 16ポンド

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。