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船 宇田川 亘

東京湾のマゴチ好調

真夏のターゲットで知られているマゴチが東京湾で3月下旬から好調に釣れています。マゴチ釣りにはサイマキ(クルマエビの小型)による活きエビの釣りと、メゴチやハゼなどを使った釣りがあります。近年はメゴチが釣れなくなり、マハゼが釣れるまではイトヒキハゼなどをエサにしているようです。

今回は4月12日、富津港の浜新丸からサイマキを使った活きエビマゴチに釣行したレポートです。サイマキを使った乗合船のシステムは船代にエビ5尾が付きます。それ以上使用する場合は1尾100円で購入します。

出船は6時、私は左舷ミヨシに座り釣りの準備をします。
マゴチの仕掛けは至ってシンプルです。オモリ15号の鋳込みテンビンか三日月オモリを使って、ハリス5号1.5mにマゴチバリ17号前後か、同号のヒネリの無いスズキバリを結ぶだけ。エサのエビを安定させるため糸状のオモリをハリに巻きます。

竿は胴のしっかりとしたシロギス竿やライト用の竿がベストで、今回私はSEA STAGE LTヒラメ 220-73を。道糸はスーパーコンダクター船LS4 2号、三日月オモリにハリスは船ハリス 5号を使用しました。

この日のポイントは航程約20分の大貫沖、エサのサイマキは角を半分から2/3折って、ハリを口から入れて頭に剥きます。ハリ先が少し出ていればOKです。角を折らないとハリの軸が角に当ってしまい、エサが斜めになり不安定に動いて食いが悪くなります。

水深は15m前後。タナ取りは底からオモリを1m上げて待ちます。あとはじっとアタリを待つだけ。時々タナを確認するために底を取り直します。あまり頻繁に行うと外道にエサを取られやすいようです。(今回私がそうでした)

釣り始めは前日の強風の影響で底荒れしたのかアタリは遠く、私には「ガツン」や「モソモソ」の外道らしきアタリばかり。

暫くすると右舷胴間の釣り人にアタリ、タイミングよく合わせて竿が大きく曲がっています。


釣れ上がったのは50cm級良型。

続いて右舷ミヨシでも40cm級、そして右舷大ドモでは本日最大の53cmが上がりました。

私にも「コツ・コツ・コツ」と本命のアタリが到来。「ヒラメ40、コチ20」と言われるように早合わせは禁物ですが、エビエサの場合は食い込みが早く5秒ほどで本アタリとなり、竿を立てるとしっかりとハリ掛かりしました。LTヒラメ竿は綺麗に弧を描き力強い引きが伝わります。本日初のマゴチは35cmとこの日の最少ですが、やはりオデコを免れると嬉しいものです。


船中第1号を釣り上げた釣り人はその後好調で40cm超えを連発して7本で竿頭に。
この日は潮の流れがなくアタリも単発でしたが、終了間際に食いが立ち12時半の納竿には船中の釣果は35〜53cmが1〜7本。私も40〜50cmを5本追加することができました。

昨年同様今年もマゴチの魚影は濃く、60cmを超える大型も釣れています。
今季一押しのターゲットでしょう。

[当日のタックル]
竿  :VARIVAS SEA STAGE LTヒラメ 220-73
リール:ダイワ ミリオネリア CV-Z100 SFR
道糸 :VARIVAS スーパーコンダクター船LS4 2号 200m
ハリス:VARIVAS 船ハリス 5号 1.5m
ハリ :マゴチ 17号
オモリ:三日月 15号

[船 宿]
内房 富津港 浜新丸
Tel. 0439-87-4967

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。