前回LTヒラメ釣りで2枚釣り上げたものの、食いが悪く何回かバラシに泣きました。73調子の竿を使ったものの、手持ちで釣るなら64調子がベストと言われ、早速購入して8月20日に銚子外川港の大盛丸へ友人2名と釣行しました。今回はそのレポートです。

このところヒラメが好調に釣れているとあって8名が乗り込み5時に出船しました。前回は南風が強かったので河前のポイントへ向かいましたが、今回は無風・ベタ凪のため現在好調の外川沖へ向かいました。ポイントまでは航程30分弱、ちょっと小ぶりのイワシが配られ浩二船長から投入の合図がでました。水深は20m。エサのマイワシの口からハリを入れ上顎に抜いて、孫バリは背に打ちました。今回も私だけがLT仕掛けなので釣り座は左舷のミヨシを選択、釣友の武田・秋山両氏は右舷ミヨシから座りました。左舷の選択。これが最後まで不調を呼ぶとは！

私のほかの釣り人は50号オモリの通常仕掛けを使います。私より先に投入した釣り人がアタリを待ちますが「イワシの暴れる気配もない」とのこと。私も仕掛けを投入しますが、30号のオモリが真っ直ぐに落ちていきます。次回と同じで潮が流れていないのです。

今回使ったのはVARIVAS SEASTAGE［LT HIRAME 210-64］。軽さと操作性を重視し、食い込みの良さと大型のヒラメの引きに耐えるパワーを備えている竿です。

初投入しオモリを持ち上げると、LTヒラメ64は綺麗に曲がって底の様子も明快に把握できます。最初のポイントは小さな根回りで、オモリがコツコツと岩に当る感触が直接手に伝わってきます。暫くすると水深が深くなり底の感触もコツコツからトントンと砂に変わりました。この根の際がヒラメのベストポイントで一番アタリが来やすいのですが、船中でもエサが暴れる気配もなくポイントの移動が続きます。1時間も過ぎたでしょうか、僚船から型が出ていると情報を貰いポイントを移動。
今度の水深は25m。オモリが底に着いて糸フケを取り底の状態を確認していると、竿を持ち上げた時に抑え込むようなアタリ。そのままの状態で待っていると「ガツガツ」と本日初のアタリが来ました。食い込みを待ちますが中々食い込まず、ヒラメ40と言いますが80位待ったでしょうか。「ギューン」とハリ掛かりを伝えるアタリがあり、竿をゆっくりと立てると64の竿が綺麗に弧を描きました。ハリ掛かりした魚は海底で暴れますが、5m位巻き上げると引きが弱くなり、水面には40cm位の小型ヒラメが。ハリ掛かりを確認し玉網を使わずハリスの強度を信じて抜き上げました。この流しで右舷トモ2番の釣り人にキロ弱が。
この流しは何人かにアタリはあったようですが、残念ながらエサに傷がついた状態で上がってきたようです。船中でアタリが多発したので次の流しを期待したのですが、不思議と全くアタリがありません。やはり潮が流れないのが原因でしょう。

船長は仕方なく風を使って船を流し始めますが、船は右から左へ流れます。すると新しいポイントに先に入る右舷が有利となり右舷にアタリが集中し始めました。

胴間の秋山氏にキロ超え、1尾目を釣り上げた釣り人に本日最大の2.2キロ。そしてバラシに泣いていた武田氏にもキロ級。左舷では大ドモの釣り人がポツポツと釣りますが、左舷胴間からミヨシにはアタリが少なくやっと来てもイワシの尾に小さな傷が付く程度。この状況は最後まで続き、納竿間際に私に本日最少が釣れ12時過ぎにLTヒラメ2回目の釣行は終了しました。
船中の釣果は0.5～2.2キロが0～4枚。私は小型が2枚。秋山氏３枚・武田氏1枚と我々3名は型を見ましたが、残念ながら左舷胴間の2名が型を見られませんでした。この日は潮が流れずアタリも遠く、アタリがあってもハリ掛かりしない小型が多かったようです。また好調の谷間に当ったらしく、翌日は0.5～1.5キロが8～9枚。その後も好調に釣れ25日にはトップ15枚の釣果が上がっています。

今回はLT釣りでLTのヒラメしか釣れませんでしたが、次回の釣行ではLTでBIGをとリベンジの日を模索しているこの頃です。

［当日のタックル］
竿　　：VARIVAS SEASTAGE LTヒラメ 210-64
リール：シマノ SLS Quickfire 小船 300HX
道糸　：VARIVAS 10×10船 2号 200m
幹糸　：VARIVAS 船ハリス 8号 80cm
ハリス：VARIVAS 船ハリス 6号 60cm
ステ糸：VARIVAS 船ハリス 3号 80cm
親バリ：GRAN GPヒラメ 17号・クワセスペシャル 13号
孫バリ：GRAN GPヒラメ クワセスペシャル 11号
オモリ：30号

［船　宿］
銚子外川港 大盛丸
Tel.0479-23-3362