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船 宇田川 亘

タチウオ大集合

東京湾の夏タチウオ釣りが最盛期を迎えました。前回の釣行では惨敗したので8月13日に再び千葉県富津港の浜新丸に向かいました。この日のポイントは第二海保の南側の45mダチ。富津港からは航程15分の近場です。船はポイントに到着すると直ぐに反応を発見。前日は朝から食いが活発で15~39本。アタリは一日中ありバラシが多かったようです。

朝は潮が緩いのでオモリ40号を使用。船長の指示は「底から30mまで」。エサのコノシロの切り身を縫い刺しにして、底から30~50㎝刻みにシャクリ続けて30mまで誘い、アタリが無ければ再び底まで落としてシャクリを繰り返します。何回か繰り返していると底から10mで「カツン」とアタリ。前回のレポートの釣れたパターンと同じに、ハリ掛かりまで誘い上げますがアタリは続かず、仕掛けを上げるとエサがスッパリと切られています。次の流しでも同様なアタリでエサだけ盗られます。シャクリのスピードが遅いのかとシャクリのピッチを早くすると、誘い上げている途中に「ギューン」とハリ掛かり。強い引きを竿の弾力で暫く耐えてから電動リールのスイッチを入れて巻き上げます。ハリ掛かりした瞬間に電動リールで巻き上げるとハリが外れることが多いので注意が必要です。これはハリ掛かりしたタチウオが首を振っている(口を開けて)時に電動のパワーで引っ張るので外れやすいと推測されます。

釣れたのは80cm、指三本半の中型。右舷胴間では112cmのドラゴンが上がり、船中でもバタバタと中型が上がります。しばらくすると東京湾奥や神奈川県側からもタチウオ狙いの船が集結、その数は100船以上でしょうか? ルアー船やエサ釣り船でもシルバーサーベルを取り込むのが見え、ポイントを変えた浜新丸でも入れ食い状態。しかし入れ食いと言ってもアタリの4割程度が釣れるだけで、ハリ掛かりまでいかないものが多数あります。いったいどれ位のタチウオが集まっているのでしょうか?

中盤から台風11号の雨水が表層を川のように流れ始めオモリを60号に変更、シャクリのペースが遅くなってしまい(体力がなくなり)タイミングが合わないのかバラシの連続。タチウオ二回目という隣の釣り人がエサばかり取られると言うので、「ウイリーハナダイのシャクリ方でスピードを速く」とアドバイスするとタイミングが合ったのか、中・小のタチウオを入れ食いで釣っていました。後半は二枚潮になってしまい食いが渋ってきましたが、12時半の納竿までポツポツと釣れました。

当日の釣果は70~112cmが15~48本。なんと!私が竿頭になってしまいました。2番手が44本で3番手39本、平均20本以上の好釣果でした。他船の釣果も同様で、本番を迎えた東京湾の夏タチ。海保回りに大集合中です。

[当日のタックル]
竿  :ダイワ A-TRIGGER ライトタチウオ 195
リール:シマノ フォースマスター 400
道糸 :VARIVAS LT船マックスパワー 1.5号150m
ハリス:VARIVAS 船ハリス 8号 1.8m
ハリ :ヤマシタ ワームフック 2/0
天秤 :チドリ天秤
オモリ:40・60号

[船 宿]
内房 富津港 浜新丸
Tel.0439-87-4967

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。