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船 南村 健治

鉛スッテでアカイカ・・・・初トライ

以前から「鉛スッテ(メタルスッテ)」をやりませんかと勧められていたけれど、なんとなく遠ざけていた。しかし、周囲がその話題で盛り上がっているとき、蚊帳の外状態になるのが癪、ということで、この釣りに慣れた西野さんにコーチをしてもらって和歌山南紀で初トライ。
まずはスッテのチョイス。20g、30g、45gの鉛スッテ。浮きスッテは2号。色は従来のスッテずらずら釣りの経験則で赤白と赤緑。ただ、その時のスッテのサイズからするとずいぶん小さい。ラインは「アバニ ジギング10×10マックスパワー」の0.6号。仕掛けは胴突きの2スッテ仕様。ハリスは「船ハリス3号」。
出かけたのが7月24日。和歌山県・美浜の福丸。この地ではケンサキイカのことをアカイカと呼ぶ。船に灯が点くまでは底狙い、ということなので底から竿先でリズムを取り緩やかにシャクリながら誘い上げ。何度か繰り返していると、70m辺りで竿先がクイッとお辞儀。うん、これがアタリか??
軽くアワセルと、ズンッとした重みが伝わった。船べりまで上げてくると胴長10cmほどのが激しく水鉄砲。次も同じラインでアタリ。でも、タナが深すぎる。


船に灯が点いて、50mラインで出ていたアタリがなおも浮いて来た。こんどは誘い下げてみたら、というアドバイス。竿先をしゃくりながら、ゆっくりと降ろす。25mラインで竿先が弾かれ、次も同じタナでグンッと重みが竿先に出た。
狙いタナを25mと決め、誘いを繰り返す。乗らないときは待ちを長くしたり、カワハギ釣りの要領で叩いたり。なるほど、従来のスッテずらずらでは味わえない掛ける(アワセル)オモシロさを充分に堪能。この日の乗りはスッテの色に大差なく、結果は43匹の釣果。始めてにしては上手ですやん、と西野さんに褒められて、また行きたくなってしまった。


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