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船 宇田川 亘

盤洲沖のシロギス爽快

 今回は千葉県長浦港のこなや丸さんからこれから最盛期に入るシロギスを狙って、5月12日と17日の両日釣行したのでそのレポートです。
 東京湾にはシロギスのポイントが多数ありますが、5月から7月にかけて産卵のために集まった大型のシロギスが釣れるのが今回釣行したポイントの盤洲沖です。盤洲沖へは長浦港から航程約15分。こなやさんでは7時出船の午前乗合と13時出船の午後乗合があり、(予約乗合です)その日の都合で選べるのが便利です。
 6時半までに16号沿いの店舗で札を取り受付と料金を払って、氷と席順札を貰って乗船場所の港まで行きます。12日は平日とあって大型船に3名。

釣り座は1番札の人から好きな場所に座ります。私の釣りは左舷の大ドモ、出船の時間まで道具の準備をしますが、当日は南東の風が強く吹くとの予報で定刻よりも少し早めに出船しました。
 この日の道具は、シロギス専用竿に1000番クラスの小型スピニングリール。道糸はVARIVAS サーフキャスト投PE 0.8号100m、先糸に船ハリス3号1mを付けて竿に絡むのを防ぐのとクッションの役目を持たせます。天秤は中通し式の誘導片天秤。ハリスは結節強度、引張強度、耐摩耗性がバランス良いVARIVAS ハードトップ 1号を90cm。ハリはキス用8号の2本バリ仕掛け。

シロギスは竿入れから好調にアタリを伝えてくれました。型は大中小混じりで、流しによっては20cm近い良型が竿を絞ります。

水深は8~9mで20m程投げて手前に誘ってくると、「ククッ」とか「ブルブル」と明快なアタリが続きますが、しばらくすると心配していた風が強くなりアタリも取りにくい状態に。それでも納竿の11時までアタリは途切れることもなく最盛期突入を感じました。船中の釣果は11~23.5cmが35~92尾。

 そして17日は釣友の武田氏を誘っての釣行。大型船は仕立て船となっていたので、中型船で出船です。私たちは左舷ミヨシから並んで座り、10名で出船。


無風快晴の予報でしたが出船前から北西の風が吹きポイントまでは倍の時間がかかりましたが、ポイント到着後の第1投から期待通りシロギスの爽快なアタリがあり20cmをゲット。

 時々中型の一荷もありますが、置き竿ではアタリは少なく小まめな誘いが必要です。
同行の武田氏は今流行の胴突き仕掛けで順調に釣り上げていますが、やはり誘ってアタリを出しているようです。


 私は専用竿の軟調子の竿先を利用して、チョンチョンと誘いながら手前に誘い、シロギスの食う間を作るために仕掛けを止めて待ちます。アタリはこの時にきたり、誘っている最中にきたりと様々。船はミヨシからパラシュートアンカーを投入して、エンジンを止めて流しているので船下でもアタリはありますが、やはり幅広く誘える釣り方にアタリが多くあるようです。
 シロギスは数が釣れる魚ですが、ポイントは誘い続けること。もう一つは仕掛けを小まめに取り換えることです。シロギス釣りは底を引きずるような釣り方なので、ハリも底に当ります。そのためハリ先が普通の釣りよりも甘くなるのが早く、掛りが悪くなりバラシなどに繋がります。バラシが続いたら仕掛けを取り換えると、途端に釣れ出すのはどんな釣りでも同じですよね。
 二回目の釣行も11時半前に納竿を迎えましたが、短時間の釣りとは思えないほどアタリも多く充実した釣行となりました。釣果は11~24cmが23~84尾。

 その後も盤洲沖のシロギスは好調で、25cmを超える大型も釣れています。アジやイシモチ・ホウボウ等も混じり、時には一束を超える釣果も。
 心地よいシロギスのアタリを堪能するなら今がチャンスですよ。

[当日のタックル]
竿:シマノ バイオインパクト キス180M
リール:シマノ エルフ1000S
道糸:VARIVAS サーフキャスト投PE 0.8号 100m
先糸:VARIVAS 船ハリス 3号 1m
ハリス:VARIVAS ハードトップ 1号90cm
ハリ: キス用 8号
誘導式片テンビン オモリ15号を使用(潮が速いと20号)

「船 宿」
東京湾 長浦港 こなや丸
Tel. 0438-62-2707

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。