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船 宇田川 亘

脂の乗った寒イサキに感激

 
イサキの旬と言えば梅雨。しかし冬のイサキは越冬のために体に脂肪を貯め、味は旬を凌ぐと私は思っています。刺身は勿論、アラを使った潮汁は最高!

そんなイサキを釣りたくて12月7日に南房総江見港新栄丸より、釣友の加藤・廣野両氏と出掛けて見ました。現在は良型のイサキが好調に釣れてトップは規定数の50尾。新栄丸ではイサキをある程度釣ってから、マダイやハナダイ・アマダイなどを狙うリレー釣りを行っているのでいかに好調かわかるでしょう。

集合は朝の5時半。船宿で乗船名簿を書き、必要な仕掛けや付けエサを買い釣り座の抽選を行って船へ。私たちはミヨシから順番に座り、ポイント到着まで道具の準備をする。
最初はイサキ狙い。ポイントへ向かうなか武ノ内船長は前日の釣況や、イサキの釣れたタナなどを話してくれる。これは重要なので聞き逃さないように!

ポイントまでの移動中には購入した付けエサのバイオベイトを切ります。大きさはコマセのアミエビと同じ大きさがベスト。この時に一日分を全て切っておくように!入れ食いの時に付けエサを切っていては、十分な釣果は望めませんよ。

 

最初のポイントの指示は45~36m。前日の食いタナは38mとのこと。
この指示は水面から。道糸10×10船ならば10mの色分けや5m毎の黄色の目印、また1m毎の二本白線は正確なタナ取りができ頼もしいアイテムです。

いつもならば竿入れから中りを伝えるイサキが、今日はどうしたことか音沙汰なし?
前日は西の大風で早上がりしたそうで、水温が2度ほど下がったようです。
冬のイサキは活性の高い夏と違って水温に敏感です。前日より1度でも下がれば食いは渋くなり、逆に1度上がると活発になります。この日の食いは前者。
潮回りをした最初の投入では竿先にイサキ特有の「キューン」と来ますが、2投目・3投目
になると中りが遠くなります。また中りの多いタナも前日より低く、また中りも小さくハリ掛かりしないことも多々。また食い渋った時には小型が多いのも特徴です。

最初のポイントでは30㎝級のダブルなどもあったものの、後半は1尾ずつのポツポツ状態。それでも10時前に私は45尾を釣り、後半のハナダイ・アマダイ狙いへ。

イサキのポイントから5分程度沖で水深は78m。「底から8mまで誘って下さい」と船長の指示で、今度はオキアミを付けて狙います。船中ではカイワリ・ハナダイ・ホウボウ・キントキが上がり、11時半に船長の合図で竿を納めました。

 
 
 
 
 

持ち帰ったイサキのお腹には真っ白な脂が・・・・。前記した塩焼き・潮汁で美味しくいただきました。また三枚に下ろして中骨を抜き、S&Bのマジックソルトを振り、オリーブオイルを使ってフライパンで焼くと最高です。一度お試しあれ。

「当日のタックル」
竿  :ダイワ リーディングネライ M200
リール:シマノ フォースマスター1000MK
道糸 :VARIVAS 10×10船 4号 300m
ハリス:イサキ VARIVAS 船ハリス 2号 4.2m
    五目釣り VARIVAS 船ハリス 2~3号 2.5~3m
ハリ :イサキ カラームツ9号または、カラーチヌ2号(グリーン・ピンク・ホワイト・夜光)
4本仕掛け
    五目釣り Zeek ABL 金チヌ2~3号またはzeek ABL マダイ7~8号 
2~3本仕掛け
カゴ :サニービシFL60号
天秤 :チドリ天秤B型

「船 宿」
南房総 江見港 新栄丸
04-7096-0268

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。