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船 南村健治

ドラゴンタチウオを狙って・・・ 須磨沖

秋口から初冬、大阪湾、神戸、須磨沖にかけて人気のターゲットがタチウオ。群れによってサイズが異なるようだが、平均は80~90センチ。アタリが小さく、なかなかアワセのタイミングが取り難い。そして、メーターを超えて120センチに届くと、ドラゴンと呼ばれる。

今シーズンはよく出かけました。ときには連日。そして、週毎に。潮に左右されることが多いのですが大潮、小潮かまわずに出かけて、タチウオとのやり取り。仕掛けは関西独特のタチウオテンヤ。それにイワシをワイヤーで括りつけ、水深50~90mくらいの砂泥地を底からゆっくり巻き上げて、アタリがあれば、といってもそのアタリは年々小さくなり、追い喰いもしなくなり、必然的にアタリがあれば即アワセ。

掛からなければ次のアタリを出させる誘い・・・ タチウオとの心理作戦、ゲームフィッシングを楽しみ、そして、ついにドラゴンをゲット。

10月29日、船宿は須磨の純栄丸。潮は長潮。深場を攻められる絶好の潮。ラインは「アバニ ジギングMAXパワー」の3号。この日の朝は水深が少し浅くて70m。底から20mくらいまでが船長の指示ダナ。10mほど誘い上げて、コツンと反応。即合わせ。掛からない。そのまま竿先をしゃくりながら2m巻きあげて、ゴツンと強いアタリ。取り込んだのはメータークラス。

この1匹でなんとなくこの日の誘い方が判って、後は数を稼ぎつつドラゴンが喰いつくのを待つ。船が90mラインに移動。タコベイトをテンヤの根元に付けて、イワシを括り、底取り。ゆっくりとリーリング。コツンっと軽く反応が出たので合わせ。

途端に竿が根元から曲がってタチウオと引っ張り合い。張り詰めた間合いが一瞬緩んで、素早い喰い上げ。そして、急速な反転。そして上昇。またもや底へ強烈な突っ込み。

よっしゃあ~~ドラゴンや、間違いないでえ~~~。

海面を横走りする銀影。船下に潜りかけたのをリーダーを掴んで強引に抜きあげて・・・ 127センチ。

今シーズン、110センチ超えは何度もあったけれど、遂にドラゴン達成。揚々の一日でありました。

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