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船 南村 健治

待ちかねた半夜メバル開幕でいきなり・・・須磨~淡路島沖

2月になって兵庫県須磨~淡路沖でメバル釣りが始まった。周辺の船宿では早朝便で出す宿や昼からの半夜便で出す宿がある。自分がよく行く須磨の純栄丸では「少し早いけど半夜便で出します」と福田船長から連絡があったが、風邪をこじらせて体調が戻ったのが2月の10日頃。

早速準備をして出掛けたのが、2月12日。須磨海岸の船着き場には純栄丸が揺れている。吹く風は春の気配。暖かな日が射して、でも夜はきっと寒くなる。防寒を重ねてポケットにカイロを忍ばせて、この日の出船は14時。

PEラインはVARIVAS アバニ ジギング パワーブレイドPE x8の0.8号。小型両軸リールに200m巻いて、竿はメバル専用の3m。船でのエサはシラサエビが配られるが、自分はサビキ。パケの短いタイプに実績がある。

最初の潮流しは須磨沖の水深25m。船長の指示で底を3m切って、釣り方の基本は竿先を動かさずにじっとしてること。根の高さが3mだから一応テッペン辺りのメバルを狙うことになるが、メバルは浮くこともあるし根にへばりつくこともあるのでそれを見極めながらのタナ取りがキモ。アタリは勢いよく竿先を持ち込む。ただ前アタリとして竿先にわずかな負荷が掛かる。この負荷、オモリが根に当たった時とそっくり。

メバルか根掛かりか、、、判断が難しい。

流し始めて、ポイントいくつか替えて根掛かりはあるがまだアタリが出ない。

やがて日が沈み、すっかり暗くなって、竿先がガガガガッギュンと持ち込まれて、この日の最長寸27cm。

そして、20cmほどのを2匹。シーズン初としてはかなり物足りない竿仕舞い。

で、半夜にはまだ早いのかと思いながらも、それでもと思い直して15日に再度出掛けてしまったが、前日にバタバタと釣れた7時を廻っても反応が薄くて、この日は明石海峡大橋ナイトクルージング。大橋のライトアップを嫌というほど堪能した。

チョット意地になってきて、18日も純栄丸へ。12時に船着き場を離れて、この日の潮流しは淡路島方面。水深30m。底取り後4m上げて、と船長のアナウンスがあって、いきなりビッグタイム。右舷で隣り合わせた常連の荒木さんに良型の4連。

左舷胴の間で5連。そして2連。聞けばサビキ仕掛けではなく、ワームとか。うかつにもバッグに入れていない。船長に貰ってサビキをちぎってワームに付け替え。なんとか1匹釣ったところで潮変わり。

暗くなって須磨沖に戻って、ここで少し喰いがあって、プルプルキュンキュン、ガガガガッギュン。小メバルも含めてこの日は11匹。少しは釣れましたぁ~~~って感じ。

そして、21日。前回の反省を噛みしめながらワームをバッグに入れて、この日は相性のいい山本さんと一緒。彼と出かけると好結果になることが多い。仕掛けは当然ワームかと思いきや、彼はシラサエビを使って、胴付き4本仕掛け。エビの尻尾を丹念にハサミで切って別のバケツに溜めて用意万端。

じゃ、自分はエサの付け替えの手間が省けるワームで、ということで船が淡路島の東寄りを流し始めて水深30m。

根の高さは5m。底からゆっくりと仕掛けを巻き上げながらの誘い釣り。プルプルっと竿先が揺れて、20cmほどのが釣れて、同時に山本さんには27cm。続けて同じサイズを取り込んだ。

ワームとシラサエビ。今日はシラサエビに喰いが立つのかと思いながら、底から根の高さまで巻き上げたとき、ガガガガッギュン。なおもギュンギュン、ギュン。いつの間にかタモを持って傍らに待機した中乗りさんが「それ、デカイですね」「おーっ、デカイデカイ」と言いながらタモ入れ。

30.8cm。

シーズン早々に尺超え。緑のワームを飲み込んでいた。山本さんと張り合った分けではないがワームで通して正解、、、、、、というか、彼との相性の良さが出たのかな。その後23cmくらいのを取り込んで、やがて周囲が暗くなった。

須磨沖に戻って、仕掛けをサビキに替えて、竿仕舞いの20時。暗くなってサイズダウンしたけど、この日の釣果は山本さん15匹。自分は16匹。ワンツーフィニッシュでありました。

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。