9月に一部解禁した大原沖のヒラメは、10月の全面解禁を迎えて活発にエサを追っています。中型が中心ながら時々3kg超えの大型が釣れて、それも魅力の一つでしょうか？ 上々の釣果を聞きヒラメの薄作りが食べたくなり、11月16日に釣行したレポートです。

大原地区の殆どの船宿は、広範囲にポイントを探るため船を横流しにします。流しの度に左右交互に流すことで、均等に魚を釣らせることができます。当日の道具は、ヒラメ専用竿に中型の両軸リール。道糸はスーパーフッ素コーティングにより、ガイドとの摩擦抵抗が減少し、仕掛けをスムーズに素早く棚に送り込むことができるVARIVAS　10×10船プレミアムPE。仕掛けは突然襲ってくるアタリでも、ハリス切れなどのトラブルを極力なくしました「船仕掛け　ヒラメ」の、ハリス6号のトリプルフック仕掛けをチョイス。横流し用にハリスを1mとしました。

今回乗船したのは義之丸、5名の釣り人を乗せて定刻に出船。ポイントは航程約40分の太東沖。船室に入ってウトウトしているとポイントに到着、5時半に釣り開始です。イワシの口から親ハリを刺して、孫バリのトリプルフックは背に打ちまだ暗い海に投入しました。水深は10mの浅場で、オモリが時々ゴツゴツと当たるので底は根のようです。底からオモリを50㎝ほど上げてアタリを待ちます。船で本命が上がったのは1時間ほどして、右舷大ドモの釣り人に釣れたのはソゲ級。続けて私の竿に食い上げのアタリがあり、横走りをして上がったのはサワラの弟分のサゴシ。今年はこのサゴシが多く結構ハリスを切られると船長に聞きました。

この日は潮の流れが緩慢で横流しをしても船が流れません。風でもあれば良いのですが、この日は風も弱くその為かヒラメからのアタリは少なく、船長は頻繁にポイントを移動します。周りで釣りをしている僚船も時々竿が曲がる程度。朝マズメは逃しましたが船長の丁寧なポイント選びのお蔭で、右舷胴間の釣り人にキロ超えが釣れ、7mの超浅場で再び右舷胴間の釣りにキロ級が釣れました。

私にも待望のアタリ。丁寧に底を確認しながら待っていると、竿先に「ゴツゴツゴツ」と本命からのシグナル。張らず緩めずの状態を確保しながら待っていると、「ゴウゴツ」」のあとに一際大きく引き込むハリ掛かりのアタリ。無事に船長の差し出す網に吸い込まれたのは1.9kgの食べごろサイズ。運が良いことに、エサを付け替えた次の投入もアタリがあり1kgを追加でキャッチ。もう気分は最高です。

しかし流れない潮の影響でヒラメの食いも上向かずアタリは遠いのですが、固まっている場所があるのか船でトリプルヒットもあり気が抜けません。

各人のエサが無くなりかけると、船長はエサを補充してくれるのでストレスなくヒラメのアタリを待てます。元気なエサがヒラメにアピールするので、弱ってグッタリしてしまうとチェンジしました。アタリの遠い状況は続きましたが、途中でポツポツと釣れ11時半に竿を納めました。

船中の釣果は0.5～1.9kgのヒラメが0～4尾。私は0.6～1.9kgが4枚とサゴシ1尾、残念ながら型見ずの人が1人。

大原沖のヒラメは、イワシが回遊してくると本番を迎えます。今年は少し遅れているようですが、1週間後にはイワシが回って竿頭は二桁の釣果。3kg級も釣れています。大型が顔を見せ始めたヒラメ釣り、目が離せません。

［当日のタックル］
竿　　：ダイワ メタリア ヒラメ 270
リール：ダイワ　ミリオネアCV-Z300SF
道糸　：VARIVAS 10×10船プレミアムPE 4号 200m　
仕掛け：VARIVAS 船仕掛けヒラメトリプルフックタイプ ハリス 6号
幹糸　：VARIVAS ハードトップ船ハリス 8号 50cm
ハリス：VARIVAS ハードトップ船ハリス 6号 100cm
捨て糸 ：VARIVAS ハードトップ船ハリス 4号 50cm
親バリ：GRAN GPヒラメ　17号　
孫バリ：Nogalas ゼロフリクション トリプルフック #8
オモリ：80号
その他：PEにシュッ！ プロ仕様
　　　　ドライアーマー コンビネーションレインスーツ VARS-08
　　　　VARIVAS フリース
　　　　VARIVAS ピンオンリール
　　　　VARIVAS デニムキャップ VAC-51
　　　　VARIVAS キャップストラップ VAAC-17
　　　　VARIVAS ライフジャケット ポーチタイプ VAL-11
　　　　VARIVAS メッシュグローブ5 VAG-11
　　　　VARIVAS ヒップガード VAHG-02
　　　　ヤマシタ 5連サルカン 1号

［船　宿］
外房 大原港 義之丸
Tel. 0470-62-1820