menu
船 南村 健治

大阪湾タチウオ3連チャン・・・須磨沖~洲本~須磨沖

9月、10月と不安いっぱいだった大阪湾のタチウオ、湾タチ。11月になって急に活性化した。とくに小潮周りになると湾奥の兵庫県須磨沖、大阪府南端の小島沖、淡路島の洲本沖などでは30~50匹。飛び抜けた人は60~70匹の釣果。

ただ、ここ2~3年の傾向通り少しサイズダウン。指3本クラス、80センチ前後のチビゴンが多い。サイズの基準は腹部に指を添えて指幅3本はチビゴン。メーターサイズで指幅4~5本。指幅6~7~8本ともなると120cmを超えてドラゴン。それにしてもめっきりドラゴンが少なくなった。ちなみに、仲間内では指幅2本サイズはミニゴンとかペラゴンと呼んでそれらが掛ると泣き笑い。そして、これがよく釣れるので歯がゆいのですよ、、、、、、。

と、言うことで、大阪湾タチウオ、ドラゴンを狙っての3連チャンレポートです。

その① 大阪湾はタチウオだらけ??

11月16日。小潮。兵庫県須磨港を基地にしている純栄丸へ。狙いはドラゴンだが、数日前の釣果では数も上がっていて、60~70匹。これはこれはビックリポン。タチウオも釣り人もやる気充分。15名ほどを乗せて揚々と船着き場を離れ、秋晴れの須磨沖で潮流ししたのが6時30分。

水深50m。40号タチウオテンヤにイワシを括り付けて、底取り。今日も濃い群れに出逢えるかな、とシャクリながらのリーリングで誘い開始。果たして、底10mでドカンと激しい喰い上げ。この突進アタリはチビゴン。続けて、ドカン。メッチャ活性が高い。

チビゴンばかりだが二流しほどでツ抜け。誘っても、誘わなくてもゴン、ドン、ガツン。いきなりのラッシュ。船が深場に移動して、水深70m。ここでは指幅4本のメータークラスが多くて、竿仕舞いまでアタリが続いて、この日は42匹。釣れへん、釣れへんと嘆いた時期もあったけれど、マジで大阪湾はタチウオだらけって、感じでした。

その② ブラックテンヤでインスタ映え

11月18日。この日お世話になったのは大阪府谷川港を基地にしている、いずみ丸。ポイントは淡路島の洲本沖。湾奥の須磨からの出船だと大阪湾を南下して航程1時間以上。谷川港からだと淡路島は対岸とも云えるので航程40分くらい。そして、洲本沖も爆裂続き。

仕掛けは同じく40号テンヤ。エサはイワシが常備されているがこの日はサンマの切り身を持参。ラインは「アバニ ジギング パワーブレイド x8」の2号。リーダーは20号でタチウオの鋭い歯にも耐えてくれる。

最初の潮流しは水深80m。底から15mで、ゴン。このところ洲本沖ではデカイのが上がっているが、これは指3本サイズ。それでも船内初ヒットは嬉しい。そして、あちこちで電動リールが快音をたて、タチウオが船内へ躍り込んでくる。自分の釣り座は胴の間だが、この日も活性120パーセント。船内どこでもアタリが出ている。


トモ寄りの山本さんにも105センチ。隣の十川さんにも105センチ。自分は激しい喰い上げアタリをアワセ損ねて、天を仰ぐばかり。でも、追いはガンガンあってなんとか指幅4本のメーターサイズをゲット。

そして、この日よく当たったのがブラックヘッドのテンヤ。

エサ持ちの良さを考えてサンマを使ったせいかもしれないが、感触としてはグローヘッドよりアタリが出た感じ。ダブルフッキングもあったりして、インスタ映えぇぇ、、、、、、、、、、。

竿仕舞いは12時。仕掛け落下の途中、50mラインで咥えたり、底ベタで反応したり、竿出しから仕舞いまで反応が良くあって、釣果は40匹に届いたかな、どうかな、、、、、、22名でチャーターしての賑やかさ、ワイワイ騒ぎながらだったので、不明です。

その③ いろいろ試して「うっふんアタリ」

11月20日。一日ずつ空けてのタチウオ3連チャン。釣れてる時は行かないと、いつ釣れなくなるか分からんし。ドラゴンも長くご無沙汰やし。と言うことで、この日は須磨の純栄丸。

潮流しは須磨沖、水深80m。前回より深い。深いと何故かデカイのが釣れるような気がする。初アタリは底20m。ドカン、と例の突進喰い上げアタリでチビゴン。次もチビゴン。5~6匹釣って、底狙い。ドラゴンが居るかも。ゆっくり巻き上げで底10mまでを2~3回誘ったけれど、反応なし。

で、元のタナに戻すとトンと軽く小突くアタリやフッと竿先を押さえるアタリ。チビゴンを2~3匹釣って、また底狙い。と、テンヤを触るでもなく、咥えるでもなく、竿先がこそばいような、獰猛なのに微妙なタッチ。勝手に名付けて「うっふんアタリ」。それをガツンと合わせて、竿先がドンッ。指幅5本の105センチ。

船が移動して、水深90m。やはりデカイのが居るかと底5~10mを探ったけれど当て外れ。一人だけアタリがないのは寂しい。皆のアタリダナ70mラインをチョイ速巻き。と、コンコンとチビゴンのアタリを即アワセ。おっ、おっ、、、、、、、竿先がズドン。

強烈な突っ込みで116センチ。ドラゴンではないが今シーズン最長寸。

そして、昼過ぎに竿仕舞い。釣果は35匹。潮が大きくなって来ているので数としては充分。ただ、アタリへの思い込みはいけませんね。チビゴンでも「うっふんアタリ」はあるし、トン、コンの明確なアタリがドラゴンかも知れないし。アタリには全力集中ですが、前アタリとも云うべき「うっふんアタリ」で掛けるのが一番オモシロイです。

この高活性、例年だと釣れるポイントが限られるのだが今のところ大阪湾はタチウオだらけって、感じ。

ただ、水温が下がってベイトがいなくなるとタチウオの群れも大阪湾からいなくなる。残った時間は少ないのかも知れません。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。