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船 宇田川 亘

復活! 片貝沖のハナダイ

大きく蛇行した黒潮の影響で水温が低下し、ハナダイの釣況が思わしくなかった九十九里地区から、「大型ハナダイ釣れる」の朗報が届きました。11月から釣果が上向き、7日には規定数の50枚。好調時の大型ばかりではないですが、復活の兆しがあると聞いて11月13日に釣友の小笠原氏と片貝港の喜美丸へ釣行したレポートです。

集合は4時半。空いていた右舷大ドモから場所を確保して釣りの準備を開始。竿はコマセシャクリ用でリールは小型両軸リール。道糸はプレミアムPEを採用し、直線強度がUPしたVARIVAS 10×10船プレミアムPE。5m、1mごとの蛍光イエローマーキングで視認性は抜群。正確な棚取りができ、タナがシビアなハナダイ釣りには最適です。コマセカゴは規定のサニービシ FL60号に中型テンビンとクッションゴム。仕掛けは先バリが空バリのウイリー4本仕掛けで、ハリスは私のマストアイテムとなったVARIVAS ハードトップ船ハリスを使用しました。



 
出船前の時間を使って、エサのオキアミの尾羽根を切っておきます。またオキアミは形の良いものを選ぶことも重要です。

定刻の5時に6名を乗せて出船。航程40分ほどの漁礁周りで本日の釣りがスタート。船長の「18~22m、底は根掛かりしますから下ろさないように。20m付近に注意して」で、コマセをタップリと入れ、先バリにはオキアミを付けて投入しました。コマセを振ってからの誘い幅は、リール1回転分の60cm。船長の指示から食い棚が狭いと思い、誘いもゆっくりと行いました。船長の指示するタナを誘いますが、アタリが遠く、時々アタリを伝えるのは手のひら以下のシマダイ。これは丁寧に放流。3日前がシケだったので、底荒れの影響かアタリは遠く、右舷で2~3枚上がっただけで、船長はポイントを変更。数ヶ所ポイントを探ると、船中でポツポツとハナダイが上がりだしました。超大型の40cm級は混じりませんでしたが、20~25cmが中心で時々30cm級が混じります。私の竿にも心地よい引きで27cm。

手のひら級も混ざってタルは埋まっていきます。

スレアタリもあるためか、相変わらずバラシが多くて数は伸びないのですが、切れの良い引きには感激です。しかしこの食いも長続きせず、パタパタからポツポツになって最後はアタリもなくなりポイントを移動しました。船長が丹念に探ってくれたポイントもポツリ状態で、先ほどのような食いはなく、数ヶ所移動したところで納竿時間を迎えました。

船中の釣果は20~38cmが3~25枚。イナダ、ウマズラも混ざりました。私の釣果は20~30cmが21枚で、良型が10枚。小笠原氏は16枚で32cmの良型を釣っていました。



この日は前記したようにシケの影響で食いが渋かったようです。その後もシケに泣かされていますが、出船できれば竿頭は30枚を超えています。シャクリのタイミングや幅、待ちの時間などで食いが違い、それを探るのも楽しみな片貝沖のハナダイ釣り。また手軽に数が釣れて、正月の尾頭付きの調達には最高のターゲットとなります。黒潮の蛇行も落ち着きはじめ、食いは上向いています。ただ現在はウマズラが多く、オキアミの付けエサはすぐに盗られてしまうため、ウイリー仕掛けが中心となっていますので、釣行時は事前に確認をお願いします。

[タックルデータ]
竿  :ダイワ Aグリップ ネライ 210
リール:ダイワ ミリオネリア CV-Z250 SFR
道糸 :VARIVAS 10×10船プレミアムPE 4号 200m 
ハリス:VARIVAS ハードトップ船ハリス 2号 2.5m 4本バリ仕掛け
ハリ :ジーク ABL チヌ2号 (ゴールド)
    ウイリー(グリーン・ピンク・ホワイト)
カゴ :サニービシ FL60号
天秤 :ヤマシタ 船テンビンK型 35cm
クッションゴム:ヤマシタ ウイリー五目 1.5cm / 30cm
その他:PEにシュッ! プロ仕様
    VARIVAS 千鳥柄ワークキャップ VAC-44
    VARIVAS ドライアーマー コンビネーションウインターレインスーツ VARS-07
    VARIVAS フリース
    VARIVAS キャップストラップ VAAC-17
    VARIVAS ピンオンリール
    VARIVAS ライフジャケット ポーチタイプ VAL-11
    VARIVAS メッシュグローブ5 VAG-11
    VARIVAS ヒップガード VAHG-02

[船 宿]
九十九里 片貝港 喜美丸
Tel. 0475-76-2673

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。