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船 宇田川 亘

銚子のヒラメ爆釣

各地の釣況を見ていると、目に入ったのは銚子外川港のヒラメ釣りの釣果。竿頭は何と10枚を超えスソでも5、6枚と絶好調。それも9時半にはエサがなくなり早上がりだと言います。この釣果は1週間以上続き、これは家でのんびりしていられないと8月23日、釣友の佐藤氏を誘って出かけてきました。

銚子地区の乗合のシステムは予約乗合制で、釣り座は当日席札を取る方式がほとんどです。今回釣行した犬若港の武丸も同様で、当日私たちは右舷ミヨシから順番に席札を取りました。集合の4時前に船宿で料金を支払います。乗合料金には氷の他、活きイワシ約20尾分の料金も含まれます。

定刻の4時半に船は4名の釣り人を乗せて港を離れます。ポイントは現在絶好調の河前で航程は30分ほどです。河前と言うようにポイントは利根川の河口沖になります。潮が速いので60~100号のオモリを用意してくださいと言われましたが、ライトタックルの使用が可能と聞いて40・50号も用意しました。

今回のタックルは、竿SEA STAGE LTヒラメ 210-64に小型両軸リール。道糸はライン伸度4%を実現し操作性が良くなった小船マスターPE LS4を、幹糸・ハリス・捨糸はハードトップ船ハリス。ハリスは片舷流しに有利な長さ100cmにして親バリはGPヒラメ、孫バリは深くアゴを捉え激しいファイトにもバレにくいゼロフリクショントリプルフックを、オモリは最初40号を使用しました。


朝靄で真っ白の中ポイントに到着、船長から投入の準備があります。エサの活きは10~15cmですが小型が中心でした。

エサの装餌方はイワシの口から親バリを入れ上顎に抜き、孫バリは背中に打ちました。水深は32mで砂地のようですが時々ゴツゴツとオモリが根に当たります。こんな細かい底の状態が判るのも小船マスターの特徴です。底の状態が判ればエサを加えた前アタリや根掛りも対応しやすいのです。

底からオモリを50cm程上げてアタリを待ちます。暫くして竿を上げて誘い始めると「ググッ」と竿先を抑え込むアタリ。張らず緩めずの状態で待っているとアタリは続き、一段と強いアタリで竿を立てました。佐藤氏が「早いね!」と驚いたのは0.5キロの小型。大ドモの釣り人も同型を釣り上げ、2流し目には何と全員がオデコを脱出、佐藤氏も小型ながら本命を釣り上げニッコリ。

冬ビラメに比べて夏のヒラメは活性が高いため食い込みが早いと言いますが、キロ弱の小型が多いので歯形を残してのサヨナラもあります。

私の2流し目はこの状態、3流し目は移動の合図で巻き上げると、仕掛け回収最中にアタリがありエサを取られました。底から3mほどエサを追ってきたようです。4流し目は0.8キロをゲット。エサを付け替えてゆっくりと底から3m巻き上げてくると、ヒラメがエサを咥えたのか「グッ」と重みが。そのまま待っていると、ゴンとハリ掛かりして1.2キロ。開始2時間で4枚を釣り上げましたが、その後潮止まりとなり靄も晴れて太陽が出てアタリが・・・。

銚子ポートタワーがすぐそばに見える浅場に移動し、再び底から3m誘い上げると「コツン・コツン」のアタリ。しばらくすると仕掛けが持ち上げられたのか糸フケが、1mも巻き上げると「グングン」と引き込んでいきます。竿を立てると重量感のある引きで、道糸を引き出していきます。何度か道糸を引き出されたり巻き取ったりを繰り返すと、銀色の魚影が水面近くに見え今度はエラ荒い。無事に取り込んだのは70cmのスズキでした。

前日もアタリが多く9時半にはエサ切れで竿を納めたようですが、この日は中盤からどのポイントを流してもアタリは無く船長は転々とポイントを探ります。もちろんエサも残っています。そして納竿まで残りは1時間、潮が動き出すと今までが嘘のようにヒラメは活発にエサを追い出しました。教科書通りのアタリで私も1.5キロの後0.8キロをゲット。佐藤氏も1.5キロを釣り上げ船中でもキロ弱が連続して釣れ上がりました。



圧巻は私・佐藤氏・大ドモ氏とトリプルヒットで佐藤氏が3キロの良型を、私に1.8キロ大ドモ氏にキロ級、アタリは続き私は3連荘でキロ弱を釣り上げ最後のアタリは小型なのか食い込まずに納竿時間を迎えました。船中の釣果は0.3~3キロが4名で3・6・8・9枚の計26枚。体調不良で途中で竿を置いた胴間の釣り人が3枚、佐藤氏も6枚で大満足の笑顔を浮かべていました。私は0.5~1.8キロが9枚と大型スズキで大満足の釣行でした。

銚子地区のヒラメはその後も好調が続き、連日二桁の釣果が出ています。活性が高い夏ビラメを釣るなら今がチャンスですよ。

[当日のタックル]
竿  :VARIVAS SEA STAGE LT ヒラメ 210-64
リール:シマノ NEWバルケッタ BB300HG
道糸 :VARIVAS 小船マスターPE LS4 2号 200m
仕掛け:VARIVAS 船仕掛けヒラメトリプルフックタイプ、ハリス 8号
幹糸 :VARIVAS ハードトップ船ハリス 8号 50cm
ハリス:VARIVAS ハードトップ船ハリス 6号 100cm
捨て糸:VARIVAS ハードトップ船ハリス 3号 50cm
親バリ:GRAN GPヒラメ 17号
孫バリ:Nogalas ゼロフリクション トリプルフック #8
オモリ:40・50号
その他:PEにシュッ! プロ仕様
    VARIVAS ピンオンリール
    VARIVAS ハーフメッシュキャップ VAC-49
    VARIVAS ドライシルキーポロシャツ VAT-36
    VARIVAS キャップストラップ VAAC-17
    VARIVAS ライフジャケット ポーチタイプ VAL-11
    VARIVAS メッシュグローブ5 VAG-11
    VARIVAS ヒップガード VAHG-02

[船 宿]
銚子 犬若港 武丸
Tel. 0479-22-3352

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。