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船 宇田川 亘

好調!館山湾のマルイカ

今シーズンは各地でマルイカが好調に釣れています。ここ何年か不完全燃焼だっただけにうれしいかぎりです。館山湾沖を中心に狙う那古船形港の「くろしお丸」では、5月から狙い始め2ヵ月以上も好調をキープ。6月下旬には束に届きそうな釣果がでていました。平均の釣果が20杯前後で良型混じりと聞き、久しぶりのマルイカ釣りに向かったのは7月17日。今回はそのレポートです。

実は5月12日に5年振りに釣行したのですが、竿頭が31杯なのに私は12杯と半分以下の釣果。所要に立っていた2流しがムギイカ5点掛けなど好調な流しだったので、慌てて仕掛けを入れましたが時既に遅く…。5年前にはなかったゼロテンション専用竿を駆使した釣法を見て浦島太郎状態でした。

集合は4時半。港の船のミヨシ付近にはクーラーが置かれ、私は空いていた右舷大ドモに席を確保しました。この日のロッドは、惜しまれながら生産終了となってしまいましたSEA STAGE LT マルイカ。小型両軸リール巻いた道糸は、超高感度で差がつくVARIVAS 小船マスターPE LS4。ハリスは「潮色グリーン」のVARIVAS ハードトップ 船ハリスで前回より1本多い直結6本仕掛け。接続はツノの取り換えが簡単なYSスナップ。オモリは40号をチョイス。



定刻に11名を乗せて出船。ポイントまでは航程10分ほど。「水深は58m、底から5mくらいに反応があります。底で良いかな!」と投入合図がありました。花輪船長は、旋回のたびにこのようなアドバイスをくれるので大変助かります。例えば「底から3m空いて7mほどに反応」のアドバイスでは底を3m切って誘い上げ、4mで乗りました。

朝の第1投から着底してタタキを入れて待つと、「ツン」とアタリ? 素早く竿を立てると強い引きで20cmのムギイカ。次の流しでもムギイカと出足好調。船中でも本命のマルイカが上がり、右舷ミヨシの3名グループは着実に乗せていきます。ただイカの移動が速いので1回の旋回で1投入と忙しく、2回以上乗せられたのは数回だけでした。前回は小船マスター 1号を使用しましたが、0.2号落としただけでこれほどの差があるのかと思うほどアタリは明快に。前回より深いポイントで16cmのマルイカもしっかりと掛けられました。船長の「底から3m」の指示で着底後、3m巻き上げ、タタキを入れてからゆっくりと1mほど誘い上げると、竿先が「フッ」と持ち上がるアタリで23cmの良型マルイカをキャッチ。チビイカ5の赤帽に乗ってきました。

最近ではハダカと呼ばれるカラーの乗りが良いようですが、定番の赤帽やレインボーにも結構乗ります。バケツのマルイカは徐々に増えていきましたが、この日は真夏日でバケツのマルイカはすぐに弱ってしまいました。美味しく食べるには、色が変わったら素早く氷の効いたクーラーに入れることが大切です。


後半は潮が止まってしまい乗りが渋くなり、掛け損じや巻き上げ途中のバラシが増えてツノにベッタリと悔しい思いもたびたび。それでもなんとか目標の倍を超える、40杯以上の釣果を得ることができました。

11時半に納竿時間を迎え、船中の釣果は16~33cmが19~58杯(ムギイカを含む釣果)。2番手が46杯で2名。私はマルイカ33杯、ムギイカ9杯の計42杯と大満足。


マルイカはイカの中でも珍しく、熱を加えても柔らかくて、何度熱しても硬くなりません。ズボ抜きにして目・口・ワタを取ってから胴に入れて煮ると最高です。もちろん柔らかくて甘い刺身もおいしいですよ。マルイカ釣りは終盤を迎えていますが、今回のポイントはどこにでも反応があり、魚影は濃いことを確認できました。館山湾のマルイカ、狙い目ですよ。

[当日のタックル]
竿  :VARIVAS SEA STAGE LT マルイカ
リール:シマノ ベイゲーム 300HG TYEP-G
道糸 :VARIVAS 小船マスターPE LS4 0.8号 200m
ハリス:VARIVAS ハードトップ 船ハリス 4号 6本ツノ仕掛け
接続 :ヤマシタ YSスナップ
ツノ :ヤマシタ チビエビ5・チビイカ5 / ダイワ ミッドスッテなど
オモリ:景山スピードシンカー 40号
その他:PEにシュッ! プロ仕様
    VARIVAS ピンオンリール
    VARIVAS ハーフメッシュキャップ VAC-49
    VARIVAS ドライシルキーポロシャツ VAT-36
    VARIVAS キャップストラップ VAAC-17
    VARIVAS ライフジャケット ポーチタイプ VAL-11
    VARIVAS メッシュグローブ5 VAG-11
    VARIVAS ヒップガード VAHG-02

[船 宿]
内房 那古船形港 館山つりセンタ くろしお丸
Tel. 0470-27-3807

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。