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船 南村 健治

大阪湾の船タチウオ・・・やんちゃサイズばかりでしたが!?

8月のシーズンインとともに喰いがたっていた大阪湾の船タチウオ。9月半ばから10月にかけて壊滅状態に陥った。たしか昨年も同じような現象で、10月末、11月始めの小潮回りくらいから喰いが回復。今年はどうなのかと、船宿のHPを見ていると10月末の小潮で少しずつ釣果が上がってきた。しかし、船宿によって成果はバラつきがある。小さな群れながら、それを探し当てた船のみ凱歌が上がっているということか。

10月25日。長潮。須磨の純栄丸で久しぶりにタチウオ狙い。相客は8名。潮が良いのに少ない。このところの不調のせいか。トモとミヨシに4人ずつ分かれて、ボクは右ミヨシの2番の胴の間寄り。風は北東7m。大阪湾では波立ちが激しい風向き。喰いが渋いときはアタリも小さい。揺れが少ない胴の間だとわずかな竿先の変化もキャッチできる。そんな作戦。50号テンヤにイワシを括りつけて、ラインは「アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE」1.5号。

水深70m。1投目、底から10mほど巻いたところで、コツンと初アタリ。思わず見送ってしまって、さあ、どうするか。タチウオはまだテンヤの近くで様子を窺がっているはず。巻き上げて誘うか、フォールで誘うか。
で、2mほどフォール。そしてシャクリながら巻き上げ。最初のアタリダナ60mでコツン。即アワセで80センチ。次も同じような攻め方で3・4・5匹と取り込んで、出だし好調ですやん。胴の間作戦も必要なかったかも。
と、船が転進。水深が75m。ここでも60mラインでアタリ。コツンとしたアタリをアワセ損ねて、今度はフォールではなくそのまま軽くシャクリを入れながら巻き上げ。直ぐにコツン。フォールより勝負が早い。そして、取り込んだのはやはり80センチのやんちゃサイズ。今日はこれくらいのサイズの群れに当たったのか。こんな時は強めのアクションで攻めるのがやんちゃサイズに向いている。

サイズは70~90センチばかりだったけれど、28匹。
他の人は10~18匹。

ドンッ、と竿先が天を衝くような強烈喰い上げ。竿先をいきなりひったくる激しいアタック。タチウオがテンヤに付いて上がるソフトな竿先の変化。いろんなアタリを存分に楽しんで、さて、このまま大阪湾のタチウオ「湾タチ」は復調するのかどうか。不安と期待が入り混じった一日でありました。

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