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船 南村 健治

経ヶ岬沖のアコウ・・・やはり大きいのが居た

京都府経ヶ岬沖のアコウ釣り。ここのところサイズが小さくなって40センチ超えはともかく45センチ、50センチという大きなアコウがめっきり少なくなった。シーズンとしては春先のカタクチイワシをエサにしたノマセに始まり初夏から梅雨にかけての小サバを使ったノマセだが、根魚は大きいのから先に釣れるという定説通り春先に分がある。しかし、エサが小サバに変わる梅雨のころ、浅場に寄ってきたアコウを狙うのもオモシロイ。

今シーズンの初回は6月7日。エサがカタクチイワシから子アジ混じりの小サバになっていて、大きさは6~8センチくらい。胴突き2本仕掛け。オモリが60号。ハリ間を1.5m。ハリス5号を60センチ。ラインは「アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE」の3号。ハリは廃番になった「グランヒラメ」シリーズの16号。軸が細くて強くて軽い。エサが弱らない。メリットだらけなのに、と思っていたら、近隣の釣り具屋に売っていたので根こそぎ買い占めた。

いつもお世話になる裕凪丸で宮津養老の港を出たのが午前5時30分。この日のポイントは経ヶ岬を西に回った中浜沖。水深が40m。底は岩礁。

浮いているアコウはデカイ、ということで底を2m切って、コツコツ、ゴンッ。一匹目は30センチくらいのやつ。船が流し変えて、今度は25センチくらい。ポイントによってまったくアタリが出なかったり、つい退屈にになって仕掛けを底に降ろすとガシラが喰いついて終盤は人工漁礁を攻めて、根掛かり多発。釣果は25センチから30センチまでをいれて、なんとかツ抜け。

数は渋々ながらの納得だけれど、サイズに不満。この時期なら45センチクラスが4~5匹釣れてくれないと。

で、6月の19日。再び裕凪丸でアコウ狙い。

エサは相変わらず小アジ混じりに小サバ。前回とほとんど同じ。

この釣りはタナ取りも大事だけれどエサが元気に動いてくれないと釣果が伸びない。ポイントは冠島周辺の岩礁と人工漁礁。期待が大きかったけれど底潮が動かなかったこともあって、大撃沈。全体でも不調でことに大きいサイズのアコウが釣れていない。いったいどこへいったのやら。

しかし、必ず大きい奴は浅場に寄ってくる。そして、浮いているはず。ならばと、6月24日。またもや裕凪丸でアコウ狙い。エサは小サバ。10センチくらいになっていてこれなら元気に泳ぎまわってくれる。この日ポイントは中浜沖の浅場。水深が30m。一投目でコツン、ゴン。いきなり35センチクラス。続けて久保さんにも同じサイズ。

タナは底から3m。根掛かりを極端に嫌っていた八尾さんが船べりから身を乗り出すように魚とやり取り。なんどもノサレそうになりながら、出た、出た、出た、50センチクラス。

彼女はこの日はアコウばかり4匹だったけれど、後の3匹も45センチサイズ。ボクにもようやく40センチ超えが来たけれど、50センチと比べると小さい小さい。

船が人工漁礁を流し出して、水深が85m。ここで本領を発揮したのが松村さん。

皆が根掛かりに苦しむなか、漁礁の壁狙いで45センチサイズを連続で釣り、そして、同じサイズをダブル。漁礁のテッペン辺りに浮いてるみたい、ということなのでボクも狙ってみたが、3回掛けて、一回はハリ外れ、一回は根に潜られて、一回は10mほど巻いたところで根に潜られて、、、、、、、めっちゃ高い魚焦やんケ、、、、、、とまあ、失敗の連続だったけれど、ようやく45~50センチサイズのが釣れて、あははは、ボクは釣ってないけど、ボクのなかの「梅雨のアコウはデカイぞ」という図式通りでありました。

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