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磯・堤防 谷本栄一

キス真っ盛り

 例年にない早い梅雨明けで夏らしい暑い日が続いていますね。春の低水温のために遅れていたキスがここへ来て一気に接岸してきました。そこで今回は良型を狙ってのレポートをお送りします。

 7月6日に愛知県の釣友から「明日北陸へ行こうと思うんだけど良型がたくさん釣れるポイントへ案内してよ!」とリクエストがあり地元の仲間にリサーチして選んだのは小松市の浜佐美海岸です。

 明けて7日、午前4時に片山津インター降り口で待ち合わせて早速ポイントに向かいます。5分位で釣り場に到着です。
 今日の天気予報はくもり後雨となっているのて一応合羽の準備もしました。南西の風が弱く吹いていますが波もなく釣り易そうです。

 今日のタックルは遠投も考えて投げ竿34号、投げ専用リールに道糸はVARIVAS「サーフキャスト投げ PE道糸」0.6号に力糸はVARIVAS「サーフキャスト投 PEテーパーちから糸」1~6号を結節して使います。自作天秤に木錘の25号、仕掛けはモトスがVARIVAS「船ハリス」2.5号、ハリスがVARIVAS「フロロMAX 365」1.2号を3.5cmに鈎はキス鈎8号の6本とトーナメントでは考えられない太仕掛けです。
 餌は良型キスが大好物のチロリです。

 1投目は5色(1色は25m)にキャストして竿でゆっくりとサビいてくると4色に入った所で「プルン!」と小型の当たりが出たので追い食いを待っていると竿ごと持って行く強いアタリが出ますが仕掛けに生体反応はありません。
 回収してみると1.2号のハリスが簡単に切られています。何かが掛かったキスを襲ったかキスだとすれば30cmクラスかも?悔しい思いは膨らみます。

 次も同じポイントへキャストします。次は錘が着底してすぐに鋭いアタリです。追い食いを待とうとしますが掛かったキスがあまりに暴れるので鈎が外れると困りますので仕方なく回収しました。上がって来たのは20cm越えの丸々と太ったキスです。

 ふと隣を見ると釣友もしっかりとメタボリックなキスをゲットしてニコニコ顔です。
 良型のアタリは3~4色に集中しており2色にもキスは居ますが小型になってしまいます。ポイントを荒らし過ぎないため左右に投げ分けて同じポイントへ二度続けて仕掛けを通さないようにして釣っていくと1投に1~2匹ですが素鈎無しで釣れ続けて来ます。

 午前7時頃です。回収中のキスに何かがアタックしてきました。リールを巻くのを止めて食い込ませると反転して泳ぎ出しました。慌てて竿先を送りながらリールのベールを返しラインを出してハリス切れを防ぎます。すぐに止まったので無理をしないようにやり取りをしながら騙し騙し寄せて波打際に姿を見せたのは良型のマゴチでした。寄せ波を使って少しある浜にずり上げ何とかキャッチできました。計ってみると55cmと外道にしては立派過ぎるマゴチです。いいお土産が出来たのでこの時点で私は満足してしまいました。

 

 
 この頃からぽつぽつ雨が降り出したので合羽を着ての釣りとなりました。ここの海岸は岸から沖の約180m付近に人工リーフが入っています。近くのキスが薄くなってきたタイミングで次は遠くを狙います。
 6色半でグーンと錘ごと持って行くトルクフルなアタリがあり、回収のハンドルも重く巻き上げると20cm前後の3連です。遠投でも良型が1~2匹ずつですがやはり素鈎なしで釣れてきます。

 型が小さくなったら少しずつポイントを移動するとまた良型が釣れて来ます。

 雨の中を頑張って釣っていましたが昼頃に本降りとなって来たので今日は終了としました。良型が多かったお陰でクーラーはキスで満杯になっていました。
 

 釣果はキス13~24cmが55匹マゴチ55cm1匹。その他にもキャッチ出来ませんでしたがマゴチが2回、シーバスも2回掛かって来ました。次回はもっと太仕掛けにしてマゴチ、ヒラメ、シーバスも専門に狙いたいと思います。
 

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。