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磯・堤防 亥飼 真司

新潟釣行 粟島と笹川流れをはしご旅

今回は6月6・7日に新潟県の粟島、8日に新潟県笹川流れにハシゴ(笑)した際のレポートです。

粟島は周囲23kmの日本海にある島で、新潟県の笹川流れから沖を見ると正面に島全体が見えます。粟島行きのフェリーターミナルがある新潟県岩船港から粟島の内浦港まで普通船の「フェリーあわしま」で約1時間30分(月によって変わります)、高速船の「きらら」で約55分の船旅になります。この日は午前中の予報が悪かったので「フェリーあわしまで」ゆっくり行くことにしました。内浦港からは車で宿や釣り場がある島の沖側の釜谷港に移動になります。釜谷港側に着いてみると、海は大荒れで沖磯に出れるか心配でしたが、とりあえず乗れそうな磯を探し、港を出て直ぐにある上の来島という磯に上がりました。

南側から上、中、下と3つ並んでいる島で、上の来島はハエ根がキツイ場所で、中の来島との水道側か先端付近から南側の面での釣りになります。この日の中の来島向きは向風と波で洗濯機状態、先端付近も竿が出せる状態ではなく、釣友と並んで南側の奥まった所から竿を出すことにしました。今回使用したタックルは、ラインがVARIVAS バーマックス磯[本流]の3号、ハリスがVARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリスの2.5号、ハリはジークグレ尾長・真鯛の4号で、風とサラシ対策にアタリウキの小さな二段ウキ仕掛けです。南側の奥も根だらけですが、クロダイでも釣れればと狙ってみましたが、エサ取りのフグとイナダが居てエサが残りません・・・。私は、さらに奥のハエ根に囲まれたプール状態の所から竿を出すことにしました。高台から覗くと、このプール(笑)、足元はけっこう深く、8m前後はありそうです。とりあえず仕掛けを入れてみるとエサが残って来ます!足元に数投してみましたがエサが残ってきます。まさかと思いハエ根の向こう側に仕掛けを投入するとエサが取られるので、プールの中に何かいるようです!コマセを撒き底の方を見ていると、チラッとイシダイらしき姿を見つけました!食ってくれないかな~(笑)と思い仕掛けを入れてみると、ウキが消し込みました!そんなに大きくはなさそうですが途中まで上がって来た魚を見るとイシダイです。この状況下でタイと名の付く魚が釣れれば嬉しい!と思ったのもつかの間・・・なんとハリ外れ!ガッカリしながらも、イシダイだし、あと1枚くらいは居るだろうと狙い続けること数投後、またウキが入りました。今度は先ほどよりも強い引き、上がって来たのはイシダイです!無事タモに収まったのは40cmオーバーのイシダイでした。宿に帰ったら刺身にしてもらおう!などと考えながら(笑)、再び仕掛けを投入するとエサが残って来るのでまだ何か居るようです。次に竿を曲げてくれたのは40cmクラスのカンダイで、続いてベラ、キジハタと来たので、さすがに終わりかな~と思いましたが、まだツケエサが残ります。底の方をよく見ると黒い魚体がチラッと見えました。まさかクロダイ!?と思い、何回か仕掛けを打ち返し狙ってみると、ウキがモゾモゾ~っとシモ始め、その後スーっとウキが消えて行きました。すかさず合わせると、今日一番の引き!ハエ根際を走られながらも、なんとか浮かせて来るとクロダイ!しかも良型です!タモ入れし、早速サイズを測ってみると49.5cm!・・・あと5mm足りない!笑。(あと5mmって多いですよね!)


それでも、粟島でのクロダイの自己ベスト更新となる嬉しい1枚でした。

気付けば1ヶ所のポイントでイシダイ、カンダイ、クロダイと釣れ、マダイが釣れれば粟島でタイと名の付く魚は制覇(スズメダイは除きます、笑)となりますが、そんなにうまい話しはないだろうと思いながら、クロダイにボロボロにされたハリス(離島のクロダイって強いですよね)を結びかえ、再び同じポイントに仕掛けを投入するとまだツケエサが残って来ます。まだクロダイでも居るのかな~と思っていた時です、最後のドラマが待っていました!(笑)。足元のウキが真下にスパッと消えた瞬間、物凄い勢いで磯際を疾走されました!慌てて磯際まで出て行き、止めに入りましたが止まりません!魚の引きから大型のイシダイかと思いましたが磯際から根伝いに沖へと走って行くので、まさかのマダイみたいです!走って行く先には大きなシモリがあったので何度か止めに入り、やっと止まりましたが引きの強さから油断できません!磯際から根伝いに疾走されたのでラインが心配でしたが、弱気になったら反撃されるのでラインを信じ寄せてくると上がって来たのはマダイです!!波高く、サラシもキツかったので友人にタモ入れしてもらい、なんとかタモに収まりました。磯に上げサイズを測ると75cm!

海が荒れていたからなのか、魚のエサ場なのかは分かりませんが、まさかのポイントから、まさかのサイズのマダイで2度びっくりでした。エサが残る時はどんな場所でも油断はいけませんね!(笑)。翌日も寒気の影響で波が落ちず、地方の方の磯に上がり、クロダイを1枚釣り粟島での釣行は修了となりました。今がハイシーズン粟島ですが、7月上旬まで楽しむことができます。潮が良ければマダイの数釣りも期待できますので皆様も粟島に来られてみてはいかがでしょうか。これから暑くなるので熱中症対策は万全にお願いします。


粟島での釣行を終え、その足で好釣果の続いている新潟県笹川流れの桑川港に行って来ました。粟島行きのフェリーターミナルのある岩船港から笹川流れまでは車で約30分で、その日は宿に泊まり、釣りは翌日の8日の朝から昼までの予定で、狙う魚はクロダイです。この日は前日までとは打って変わり、無風ベタ凪ぎとなりました。たけよし丸の船長の判断で南のエリアにあるイガイ島へと乗ることになり、私は島の真ん中の南向きに釣り座を、一緒に乗った友人はイガイ島の離れとの水道向きに釣り座を決め釣ることにしました。早速コマセを作り足元に撒いてみると、エサ取りのフグが見えますが、そんなに多くはなさそうです。潮は南に流れる上り潮がいい感じで流れています。イガイ島はシモリも多く、マダイも釣れ始めたとのことでしたので、タックルはラインがVARIVAS トリビュート磯 フロートタイプ 1.75号、ハリスはVARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 1.7号、ハリは軽い仕掛けでゆっくり攻めて行きたかったのでジークチヌゼロフカセ3号、0浮力のウキに釣り始めはジンタン無し、ウキ止め無しでスタートしました。潮の流れと仕掛けの馴染みを見るのに仕掛けを入れ直すこと3投目、早くもクロダイが食ってくれました。サイズは小さいものの、まずは1枚!幸先の良いスタートです。一緒に乗った友人も離れとの水道側から潮筋を流し沖目で連発しています!水道を抜ける潮の角度がコロコロと変わり仕掛けの馴染みが悪そうだったのでハリスにジンタンの7号を2つ段打ちすると、良い感じで馴染んでいきます。シモリの位置を確認しながら投入点を変え探ってみると、小ぶりですがクロダイが掛かってきました。その後も同じようにアプローチしていこうと思っていたのですが、やはり水道を抜ける潮は安定しなく、私の立ち位置からだと手前のシモリに向かって流れるため釣りにくくなってきました。友人に(こっちから並んで釣ろう)と呼ばれたので、お言葉に甘えて(笑)並んで釣ることにしました。今度は潮筋に沿って流すことができます。潮の強弱によって手前と沖を釣り分けてみると、沖の方があまり叩かれてないせいかサイズが良いようです。

食いが少し止まったところで風も少し吹いてきたのもあり、仕掛けを安定して釣ることができる2段ウキ仕掛けに変えてみることにしました。仕掛けを変えると直ぐに反応があり、クロダイが掛かってきましたが後が続きません。エサは残って来す・・・。今度はポイント近くで誘いを入れてみることにしました。するとまたクロダイが掛かってきました。この釣り方がハマったのか、クロダイ3連発にチャリコ1枚と入れ食いとなりましたが、気が付けば磯上がりの時間となり、楽しい笹川流れの釣りも修了となりました。

笹川流れのクロダイは今が最盛期を迎えているようで好釣果の話しがよく聞こえてきます。マダイの釣果も出始め、大物に切られた!なんて話も聞きました。これから笹川流れに行かれる方はマダイ用のタックルも用意して行かれると夢のサイズを手にできると思います。

粟島での使用タックル
VARIVAS バーマックス磯[本流]3号
VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 2.5号
ジークグレ 尾長・真鯛 4号

笹川流れでの使用タックル
VARIVAS トリビュート磯フロートタイプ 1.75号
VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 1.7号、1.5号
VARIVAS ジークチヌ ゼロフカセ 3号、4号

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。