menu
磯・堤防 伊藤 雄大

「チヌのヘチ釣り」ラインの使い分けで広がる世界

今シーズン初のヘチ釣りに行ってきました。
場所は駿河湾内のとある堤防です。

久しぶりということもあって、使い慣れた仕掛けで釣りを開始しました。
道糸は黒鯛スペシャル落とし込みライン2.5号(フラッシュイエロー)、
ハリスはハードトップ2号を組み合わせ、
フックにはzeek ABLチヌの3号をセットし、スタートしました。
私は盛夏には4号のフックを使うことが多いですが、
梅雨時のこの時季はエサとなるイガイもまだ小さ目の物が多いため、
ワンランク落とした3号がベストマッチします。

黒鯛スペシャル落とし込みライン2.5号の特徴は何といってもその視認性の良さ。
ラインが見えにくい薄暮時に特に有効で、この日も日暮れ寸前に微かなアタリを拾い、
48センチのチヌを釣ることが出来ました。

後日、再び同じ堤防へ。
今回は道糸をナイロンから、LS4原糸を使用した低伸度PE(プロト)に変えて釣行です。
今ジギングラインで話題のLS4原糸ですが、
その特徴は一般的なPEよりも更に伸び率を抑えたことによって得られた、超高感度。
今後、感度を必要とするあらゆる釣種でその可能性が広がっていくことは間違い無いでしょう。
セットするハリスは、ハードトップの2.5号を一ヒロ。
道糸に伸びが無い分、ショックを吸収させる狙いで、やや長めにハリスをとりました。

この日は生憎の強風。
しかも3m以深の深めのレンジに魚の反応が集中するという、
アタリを取りにくいコンディションでしたが、低伸度PEのテストにはピッタリ(笑)
風によってラインスラックが発生している状況でも、ロッドティップでチヌの繊細なアタリを感じ取り、
夕マヅメを待たずして良型を連発することが出来ました。

状況に応じてラインを使い分けることで、多彩な攻略が可能になります。
皆様も色々試して、間も無く盛期を迎えるヘチ釣りを楽しんで下さい。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。