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磯・堤防 黒瀬義人

☆梅雨グレシーズンの尾長グレ☆

みなさんこんにちは。
三重県紀東の磯をメインに夏でも負けずに40cmオーバーのグレを求めて磯へ通うTEAM凪の黒瀬義人です。今回は、6月16日の三重県・熊野市新鹿の坂本渡船でのフィールドレポートを書きたいと思います。
夏にむけて日に日に暑くなる今日この頃ですが、磯では梅雨グレシーズンに突入し、元気な尾長グレや産卵後体力を回復した口太グレに出会える時期です。
当日は、そんなグレの事を思いながらワクワクして車を熊野へ走らせます。
現地でTEAM凪のメンバー4名と合流し、いざ出陣。
新鹿港を午前4時半に出船し、高麦と呼ばれるポイントに渡礁しました。少し前日の波が残っているものの、風も無く状況は悪くありません。期待に胸を膨らませ仕掛けを準備し、いざ実釣開始。

まずは、磯際の様子をみようと撒き餌を打ってみます。すると磯際には、エサ取りがたくさん群れています。
さすがにサシエを磯際に通すのは、難しそうなので少し遠投して狙うことにしました。寒の時期を終えと、この時期はエサ取りがだんだんと活発になる季節。その日のエサ取りの状況が、釣果に大きく左右されます。
磯際はあきらめて、仕掛けを遠投して打ち返していると、タナ3ヒロで30cmの口太グレが釣れました。
冒頭でも書きましたが、梅雨グレは、産卵を終えて体力を回復した口太グレと、適水温になり元気に回遊する尾長グレとどちらも狙える季節です。
どちらも狙えるがゆえに迷ってしまうのですが、今回は、尾長グレのメッカである高麦の釣行とあって、尾長グレを本命決めています。贅沢は言えないのですが、口太グレはリリースさせてもらいました。
それから、尾長グレを狙うべく色々試すのですが、釣れてくるのは手の平サイズの口太グレや、強烈な引きを楽しませてくれるニサダイばかり。仕掛けは、馴染むと沈んでいく調整で釣りをしていたが、どうもサシエが底潮に邪魔をされてうまく沈んでいない気がしたので、エコオモリで浮力を調整し馴染ませていくと、気持ちの良いアタリが出ました。
沖で掛けたので、引きを楽しみながら寄せてくると、なんと本命の尾長グレです。しかもなかなかのグッドサ~イズ。正直、前に釣り上げたニサダイの引きが強烈すぎて、今回の尾長グレは、なんなくタモに収まってしまいました。
それでも、なかなかのサイズなので期待しながら計測すると、なんと39センチ。
これまた贅沢は言えないのですが、やっぱり39cmよりは、40cmの方がいい。磯釣り師ならだれでも思うことでしょう。
しかしながら、紀東の尾長グレはあと少しで、40cmに届かないサイズがとても多いような気がします(笑)
気を取り直して、釣りを再開します。連発とはいかないものの40cm近い、型の良い尾長グレが釣れてきます。熱中症にならないように気を付けながら、釣りをしているといつの間にか夕マズメの時間を迎えていました。ここに来て尾長グレが回ってきたようで、まわりのメンバーも次々に竿を曲げています
僕の竿も面白いように、竿が曲がるのですが、引きが強烈すぎて止められないアタリやチモトからスパッと切られたアタリが3発ほどありました。
それでも納竿間際に、やっとの思いで40.5cmの尾長グレを釣り上げ楽しい一日は終了となりました。

当日お持ち帰りしたのは、38~40.5cmまでの尾長グレを6匹。それ以下のグレはリリースしました。
今後も、紀東の磯は尾長グレや口太グレが引きを楽しませてくれると思います。ただ、これからますます暑くなるので熱中症対策はしっかりして、真夏でも負けずに磯へ通います。

(TEAM 凪・黒瀬 義人)

[当日の仕掛け]
道糸  :バリバス バーマックス磯 VLSフロートタイプ 2.5号
ハリス :バリバス ハードトップ 1.7号~2.5号
ハリ  :GRAN ジークグレ尾長 4号~6号
オモリ :バリバス スーパーエコオモリ 3~2B

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。