冬の磯は寒グレのシーズン真っ只中で、三重の各磯では週末・平日を問わず多くの磯釣り師達で賑わっています。
三重県内の磯の大半が渡船で数分の処に沖磯から地磯周りまで多くの好ポイントがあり、
ここでコッパグレ（手の平サイズのグレ）から時に50cmを越す大物まで釣れるので、
三重の磯はグレ狙いの釣り人に取ってはかなりの魅力があると思います。

さて先日、私とバリバス鮎テスターの永田啓二氏と私の釣友で同じ郡上の猪俣宏樹氏に
昨年秋に磯釣りを初めて体験して磯釣りの魅力にはまった女子高校生の平田あゆちゃんの4人で
三重県は紀北町の島勝浦の宮澤渡船にてササドの地と呼ぶ磯に渡礁。
私と永田氏はハナレ向き側で並んで竿を出す事にして
平田あゆちゃんは猪俣氏の指導を受けながら船付け側で釣る事にした。

午前7時頃から釣り開始して、まずは私が40cm前後のグレを取り込み、やれやれ。
永田君もキープサイズをゲットして、まずは一安心と言った所。
私がキープサイズを数枚釣った頃に猪俣氏の声であゆちゃんのほうを振り向くと、
あゆちゃんの竿が曲がりのされ掛けてるので、「糸を出せ～！」と叫びながら、
ポケットからカメラを取り出してその一瞬をカメラに収めた。

必死にグレの引きに耐えながら、少しずつ糸を巻き取っていくあゆちゃんに「がんばれ！ もうちょいだ！」。
タモを構えて待つ猪俣君が竿の曲がりや鋭い突っ込みを見ながら「こいつはでかいぞ！ 焦るなよ！」と
自分が釣っているより真剣である。
朱色のウキが見えてきて、そのあとに大きなグレが左右に泳いで最後の抵抗を見せるが、
あゆちゃんの素人とは思われいないようなすばらしいやり取りで浮かせた。
グレの大物に私達も驚いた。
誰の力も借りずこれだけのグレを何なく浮かせてゲットしたあゆちゃんに一同拍手！
この時のあゆちゃんは嬉しそうにニコ～～ッとしたのが印象的である。

港に戻り検量するとなんと47.5cmの大物だった。

私の釣ったグレとあゆちゃんと二人のドヤ顔で記念撮影をしました。

あゆちゃんにとっては最初の大物だし記念になると思い、つりエサ市場にて魚拓を取って頂きました。

平田あゆちゃんのこの日のタックルは、竿 1.5号の48-53のズームに、リールは2500番のLB、
道糸はバリバスゼロフカセの2.5号 150m、ハリスはバリバス フロロMAX365 2.5号を2ヒロ、
鈎はグラン ジークのませ6号で、仕掛けは私が指示してあゆちゃんが自分で作りました。
撒き餌と餌はボイルのMサイズを使用しました。