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磯・堤防 中村 圭介

日本グレトーナメント 全国決勝大会

12月3日、4日と那智勝浦で開催された、「日本グレトーナメント全国決勝大会」に参加してきました。
今年で14回目のこの大会。関東地区、関西地区、四国地区と予選会全16会場を勝ち上がった72名が決勝大会に集まりその頂点を決める…という熱いトーナメントです! 私もこのガチンコトーナメントが好きで、この全国大会へのチャレンジは今年で4回目。しかし、今までの成績は最高でも2回戦敗退…。今年はなんとか2日目の決勝リーグに進むべく気持ちも引き締まります。

第一回戦。
まずは3名から1名が勝ち上がり。磯は「一の島の西」。規定枚数は10尾の重量。3名で1時間ローテーションで場所交代ですので、限られた時間の中で型と数を出すかがキーです。じゃんけんでまずは一番西側の船着きを選択。朝の時間帯に潮通しの良い場所で数と型を出せたら…とチョイス。

今回のタックルは…

ロッド:磯竿 1.5号
リール:3000番
ライン:VARIVAS トリビュート磯[フロートタイプ]1.75号/[サスペンドタイプ]1.75号
ハリス:VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 1.2〜1.5号
ハリ :ジークグレ 競技フカセ 4~6号
ウキ :0号、B

というタックルで挑みます。

前半戦、なかなか喰いが立たずに少し焦りましたが、撒き餌をばらけさせて撒いて魚を浮かせて取れるようになってからは喰いも立ち、リミットメイクできました。そこからサイズの入れ替えにもなんとか成功し、一回戦は10尾3,800gで勝ち上がりました。

第二回戦。
ここも3名から1名が勝ち上がり。磯は「大島東」。同じく3名で1時間ずつのローテーション。2回戦目の対戦相手は実績豊富な名手お二人。ここは胸を借りるつもりで挑みます。じゃんけんで選択権の優先があったので、迷わず先端をチョイス。前半で一番良い場所をチョイスして早めに魚を取っていく作戦。
これが狙い通りでアタリが頻発。一気に数を稼ぎたいところでしたが…トラブルで大きくタイムロス。ここで8尾をキープするも残りの2箇所では釣果なし。型も小さいのでかなり微妙なところで…検量の結果、8尾 1,690g。トップの方は7尾 1,990gで2番手。またしても2回戦敗退…かと思いきや占有率の関係で「ワイルドカード枠」に入り、2日目の準々決勝に駒を進められることに。

2日目は準々決勝〜決勝。1回戦、2回戦72名から12名へ。時間は短くなり、40分×3箇所。
ここからが本当の戦い。時間、体力、精神力…どれが欠けても勝ち上がることができない戦い。。。
準々決勝も3名から1名勝ち上がり。場所は「中の島」。ここは人も入っていないとのことで、魚が出るタイミングは分からない・・・じゃんけんで優先権をもらい、事前に情報をいただいていた真ん中にポジションを取り、早い時間に数をとる作戦! しかし、なかなか魚の活性が上がらずに苦戦。しかもアタリが出てもハリに乗らずに素バリを引いてしまう(汗)ハリのサイズを落とし、なんとか2尾をキープ。船着きを選択された方が型も数も揃えられている模様。次のローテーションで釣座は船着きなので何とか数を揃えたい…と思いながら船着きに釣座を構える。

朝の活性ほど高くはなかったが撒き餌と仕掛けを合わせ何とか4尾をキープ。これで計6尾。恐らく、型も数もリードされていると(汗)

そして最後の釣座。
日も上がり活性も下がってきている状況でどう喰わせるか。
波があたりサラシはあり変化には富んでいるが、魚の反応は薄い。アタリがないまま時間が過ぎ、遠投、サラシ際、左の浅場等攻めるが反応なし。ここまでか…と思った時に強烈なアタリ!! 4分くらい格闘の末上がってきたのは45弱のイズスミ(汗)。1.2号のハリスはボロボロになりながらも耐えてくれました…強い!!! 仕掛けを組み直し再び竿を振りますが、かなりのタイムロス。しかし、この幸運を呼ぶイズスミ?(笑)で流れが一気に変わります。

時間はラスト10分。
アタリは渋いが魚の反応が出だした。サラシの際から少し流したところで1尾キープ。ここから魚の活性が上がりラスト3分で1尾、ラスト1分で1尾をキープし9尾で終了。検量の結果私が9尾で1,950g、対戦相手が8尾 1,860g、6尾 1,500gとラスト数分で粘って勝つことができました。ここでの戦いが大きな勢いになりました。

そしていよいよベスト4!
準決勝戦。磯は「福井の丸島」。
ここまでの流れでやはり魚は最初に活性があがり、撒き餌が効いてくると活性が下がり沈む傾向があるので、ここでも先手必勝で逃げ切りたい。が場所決めじゃんけんで負け…ましたが最初に入りたいと思った場所に入ることができ試合スタート。
一投目からアタリを捉えキープしていきます。活性は高いですが、型が小さい。ポイントを変え、仕掛けを入れるタイミングを変え、棚を変え、といろいろ変化をつけ少しでもサイズUPに繋がるように試行錯誤。そして場所交代。反対側は打って変わって全く状況は良くなく木っ端グレを追加してタイムアップ。そして検量。私が10尾 1,980g、対戦相手の型が1,910gと僅差で逃げ切り決勝へ!

ここまできたらもう何も失うものはない(笑)
対戦相手は全国大会でも数多くの入賞経験をもつ選手。さらに2回戦で既に対戦。リベンジです! 磯は「ライオン島西」。じゃんけんに勝ち場所は西の先端へ釣座を構える。ここでも逃げ切り作戦。数多くのギャラリーに見守られながらスタート!
ここも活性は高く1投目の20秒程で1尾キープ。型は小さいので数から型を探す釣りをしないと勝利はない。活性が高い状態で魚をかけていくが、型が伸びない(汗)。あっという間に時間は過ぎ、場所交代。泣いても笑ってもラスト1時間。前半戦とは違い、上潮が滑り仕掛けの安定度が悪くなり餌だけ取られることが多くなる。さらにトラブルに見舞われ思うような釣りができない。何とか最後までやり尽くし試合終了。港にて検量。

結果は私が10尾 2,410g、対戦相手が10尾 3,280gと大差をつけられ準優勝となりました!


決勝では自分の釣りができずに、心残りのところがありますが・・・また一から学んで来年もこの舞台に立てるように頑張りたいと思います!!

最後に、この大会を運営いただいた関係者の皆様。そして準々決勝からポーターやアドバイスをしていただいたYさんにこの場をお借りして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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