menu
磯・堤防 黒瀬 義人

☆梅雨グレシーズン到来☆

みなさんこんにちは。紀東の磯で日々大物を狙う黒瀬義人です。いよいよ梅雨がはじまり毎日ジメジメした日が続きますが、そんな嫌な気分を吹き飛ばす釣りをしてきましたので、そのレポートを書きたいと思います。

6月4日、三重県紀北町紀伊長島エリアへの釣行。当日は、石倉渡船さんに通し釣りでお願いをしました。石倉渡船さんは、私が磯釣りを初めた頃からお世話になっている渡船屋さんです。船長に挨拶を済ませ、5時に出船。船はウワテ方面へ向かい、黒島と呼ばれる磯へ降ろしてもらいました。ウワテ方面は、八ノ瀬が有名な磯ですが黒島はそれに負けないぐらいの名礁です。梅雨グレシーズンの始まりということで、釣りをする前から大物との出会いを想像してドキドキしてしまいます。

はやく仕掛けを準備して釣りを始めたいということで、ラインをトリビュート磯フロートタイプ2号とハリスはハードトップ磯プレミアムハリス1.7号でスタートします。足元から出るサラシにマキエをうって仕掛けを投入し、しばらく様子を見ていると1投目からウキに反応が出ました。アワセを入れるとなかなかの重量感でしたが、竿先を叩いているのでアイゴだとわかります。いきなりのアタリに一瞬期待をしたのですが・・・気を取り直して仕掛けを投入すると、今度は気持ちよくウキが消し込みました。釣り上げると30センチの尾長グレです。このサイズの尾長グレが釣れるということは、40オーバーも期待できます。エサ取りは、フグがたまに釣れてきますがそれほど苦にはならないので、丁寧に磯際を攻めていきます。

釣りを始めて時間が経つにつれ、潮が下がり海の中のシモリが見え出してきました。仕掛けを少し遠投してシモリの際を狙っていくと、狙い通りのアタリが出ました。ジワジワと沈むウキが加速して海中に消えます。ここぞとばかりにアワセを入れると、ドスンと竿に重みが伝わってきます。こいつは大物だと、竿を持つ手に緊張が走ります。この大物とのやり取りの緊張感がたまらなく好きです。強烈な突っ込みに竿を立てて必死に耐え、バリバスのラインとハリスを信じて徐々に獲物を浮かせてきます。そしてやっとの思いで海面に姿を現したのは、青く大きい口太グレでした。タモ入れまで気をぬかずに釣り上げた獲物は、46センチと会心のサイズです。

まさに梅雨グレと呼ぶにふさわしい魚体にテンションは朝から最高潮に。この後は、沖のシモリ周りで30センチクラスのグレが連発し、40センチクラスも3枚追加しました。

旬のイサキやシマアジも釣れてお土産もバッチリです。

午前中は、このような結果で梅雨グレを満喫して1度納竿となりました。

港にもどり、昼からの半夜釣り準備をします。紀伊長島地区は、通し釣りでも1度港にもどり、昼からまた出船するシステム。お昼に1度港に戻り、昼からに備えることができるのは、荷物も少なくてすむし、休むこともできるので有難いシステムです。そうして、準備を済ませお昼の1時半に出船。昼からは大島方面へ船が走り出しました。

降りた磯は、大島1番とこれまた大島を代表する名礁です。釣り座を沖向きに構え、釣りを開始。しばらく沖向きを攻めるも正面からの風に苦戦し、釣り座を裏向きの高場に変更します。裏向きの高場では、タナ2ヒロの浅タナでイサキが連発します。そのイサキの間をぬってアイゴやサンノジなど強烈な引きのゲストも釣れてきました。ただ、本命のグレの姿が一向に見えてきません。午前中のウワテ周りでは、あれほどグレの活性が高かったのに。

グレを釣ろうとタナを変え、仕掛けを変え色々試していくのですが、まったくグレの反応がないまま気がつけば、納竿間際。マキエは、配合エサの生オキアミをメインに使っていましたが、ここにきてボイルオキアミに変更します。しばらくボイルオキアミを巻いてから、仕掛けを投入。最初は、サシエもそのまま残ってきましたが、何投かした後にアタリが出ました。ほんの一瞬、ジワっと沈んだウキにアワセを入れます。アワセ入れた途端に、一気に底へ走る獲物。竿でためるも、伸されてしまいラインを出して体勢を整えます。最初の走りをやっとの思いで止めてそこからは一進一退の攻防が続きます。死闘の果てに浮かせた獲物は、これまた良型の口太グレ。釣り上げて計測すると46センチと納得サイズです。

結局、昼からの半夜釣りは、46センチの貴重な一枚とお土産のイサキを沢山釣り上げて納竿となりました。

朝からの通し釣りで、グレの40センチオーバー46センチを頭に5匹は、梅雨グレならでは。
今後も梅雨グレシーズン真最中で、大型グレが期待できると思うので、ジメジメした季節を吹き飛ばすグレを釣りに行ってきます。

[当日の仕掛け]
道糸 :バリバス トリビュート磯 フロートタイプ 2号
ハリス:バリバス ハードトップ磯 プレミアムハリス 1.7号~2.5号
ハリ :ジークグレ競技フカセ 4号〜6号
オモリ:バリバス スーパーエコオモリ

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。