ほぼ年中夜釣りをしているフィールドテスターの葛城です。全国的に梅雨入りのシーズンになり、ヒットする魚もパワフルな時期となりました。
さて、今回はアオイソメを流して狙う夜のグレ釣りに行ってまいりました。
重い撒き餌を担いでいく必要もなく、リールをセットした竿とブクブクをセットしたバッカンと、エサにはアオイソメ1パックのみという超お手軽なスタイルです。撒き餌で寄せて釣るのではなく、エサを求めて動いてる魚を誘い出すという釣り方と考えれば理解しやすいと思います。

さて、今回は釣友とともに向かったのは和歌山の地磯。ポイントはごらんのとおり、大きめのゴロタポイントです。足元からドン深のところよりも、日中は底丸見えになるほど浅いポイントの方が狙いやすいですね。

仕掛けは普通のフカセ釣り仕掛けと同じで、電気ウキBを使い、ハリから20cm位離したところにガン玉Bを打つのがミソ。ごく自然に流すことを心がけるのが普通のフカセ釣りで、この釣りはいかにアオイソメを泳がせてアピールするかが重要です。重りが離れすぎると泳がないし、近いと違和感ありすぎてアタリが遠くなります。

電気ウキに明かりをつけての第一投は、頭だけが見えるシモリ際に入れました。仕掛けが馴染むや、すぐに電気ウキの明かりが滲んでいきます。イチニのドン！で合わせると、ギュンギュン！強烈な引きで竿が曲がります。
「お？もう来たの？」釣友の声にしてやったりの私でしたが、「あ～ぁ・・・やってもた。」シモリに回られラインブレイクです。ハリスを1.7号から2号に変更して次に期待していると、すぐにアタリが出ました。今度のは余裕で寄せてきて、足元の岩にずり上げます。30cmを少し超えたサイズで、この釣りで釣れる魚としては小型です。まぁ、とりあえず一匹目ということで、活かしバッカンに移そうとしたところで手元からスルリ・・・私はなんと優しい釣り師でしょう。そんなこんなで、バラシ有、ナチュラルリリース有で、てんやわんやの釣りでしたが、何とかグッドサイズを2枚取り込んだところで納竿としました。

何でもない浅い地磯は、夜になるとパラダイスに変貌します。お手軽な虫エサ流し釣り、皆さんも是非行かれてはいかがでしょう？おっと、夜釣りは複数人で行くことと安全対策はきっちりして、無理は厳禁ですよ。

［使用タックル］
竿：　　1.5号 5.3m
リール：2500番
ライン：VARIVAS バーマックス磯 ストロングタイプ 2.5号
ハリス：VARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリス 2号
ハリ：　ジークグレ 早掛け 6号
ウキ：　電気円錐ウキＢ

写真１　こんなゴロタ場がねらい目
写真２　良型が簡単に釣れるのです
写真３　40㎝級がメインターゲットです。