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鮎 モーリス 斎藤

坂本テスターと解禁の狩野川へ

今年も鮎のシーズンがやってきました。
皆さんも新しく手に入れた道具を使いたくて、ウズウズされていることでしょう。


さて、5月に入り解禁を迎える河川が増え、狩野川もようやくその時を迎えました。

私の師でもある坂本晴義テスターと共に、最近恒例になっている狩野川の解禁釣行へ!
今季の新製品を手に狩野川の鮎を全て釣りきってやるとばかりに、鼻息荒目に出発。


AM5時、「旭水園」さんへ到着。
早速身支度を整えオトリと日券を購入し川へ降りるも、既に多くの方が釣りをしており、ポイントが埋まっている状態。
なんとか空いている場所を探し出し、AM6時、実釣スタート。


この日手にしたのは今季の新製品「レクシードヴォルティスクアトロ85」。
もちろんハナカンは「ナチュラルハナカン」とエステル素材の「ハナカン回り糸」を使用。
天上糸も新製品です。

寒暖の差が激しく、水温が安定していないせいか全体的に渋めな様子。
一気に弱気になり、「なんとかボウズだけは阻止したい!」と弱音をこぼすと、
流石、坂本テスター!
強気のコメントをいただきました。
「狩野川は俺の川だよ!斎藤君」
かっこよすぎる…!

しかし、開始1時間を過ぎてもオトリが変わらない。というより既に2匹目を使用している状態に早くも泣きが入りはじめました。


一方、坂本テスターは空いている場所があればすかさず移動を繰り返し、気がつくとオトリ交換を繰り返しています。(この状況ですごすぎる)

気温が上がり始めたAM10時頃、「コン!」と当たりを感じると目印が不規則な動きをしながら下っていきます。
待望の1尾がやっと掛かってくれました。
大事にしようと緊張しすぎて、引き抜きに失敗。タモまで届かず、手前でポトリ。
大慌てで拾いに行き、辛くもゲット。近くで見ていた坂本テスターから笑顔で
「酷いね、今のは…」と厳しいツッコミを頂戴しました。(練習します…)
その後2尾追加しましたが私の釣りは、まぁ…そんな感じです。
釣果は坂本テスターに期待することにします。

新製品の使用感を少しだけ。
日が差し始めてから、強い風が吹き始めて釣りがしづらい状況でしたが、
この日使用した竿は風にも強く容易にオトリをコントロールできました。
また、追い気のない鮎のアタリも手元で感じ取ることができ、感度の良さも実感。
最盛期に使うのが楽しみになりました。
ハナカンも非常に通しやすく、サイズの小さい鮎でも自然に泳がせることができました。
(以前より長くオトリを持たせることができた気がします)
エステル素材の天糸、鼻カン回り糸もキンクに強くかなりさばきやすいと感じました。
伸びの少ない糸なので、追い気のない鮎を掛ける際は感度を上げる為の+アルファになると思います。

お待ちかねの釣果ですが、2人とも撃沈です。
AM11時30分に納竿し、坂本テスター17尾、私は3尾(オトリ抜き)
サイズは8~15cm程でした。
坂本テスターをもってしても苦戦を強いられる状況では、私の釣果は仕方ないですね。
周りの状況を聞くと多い方で20尾前後と渋めのようでしたが、地元の馬場テスターは驚愕の50尾。
場所ムラが激しいようで、良いポイントに入れれば釣果も期待できるみたいです。
天然遡上の魚が多く、全体的に魚影は濃い印象を受けました。
もう少ししたら狩野川はかなり楽しめる状態になると思います。(楽しみです!)

【使用タックル】(坂本テスター)
竿:レクシード ヴォルティス クアトロエディション85
天上糸:天上糸エステル 0.8号(接続部0.1号)
水中糸:ハイブリット メタマックス 0.04号
ツケ糸:フロロ 0.3号
鼻カン回り:鼻カン回り糸 エステル 0.6号
ハナカン:ナチュラルハナカン 5.5号
逆さハリ:完成ウエーブサカサ 1号
ハリ:①プロト(4本イカリ)
   ②2本やなぎ7-7.5(アステアチラシSP)

Text by 坂本晴義、モーリス 斎藤

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。