フライ フィールドレポート

道東釣行記 音別川アメマスのフライフィッシング

今回はVARIVAS2510WBにタイイングしたクリオネパターンを使った北海道釧路のアメマスのフライフィッシングを紹介しよう。胆振東部地震で大きなダメージを受けた北海道。被災された方々には心より哀悼の意を捧げ、そして一日も早い復興のためにも北海道を応援したいと思う。

近年になって道東自動車道が阿寒まで延伸し札幌や苫小牧から道東への車でのアクセスが一気に便利になった。私が釧路を訪れたのは9月初旬。台風の影響で8月の道東は雨が多かったが、海から遡上したアメマスの活性が上がる好機と考え渡渉できる水量の釧路市の音別川に狙いを定めた。

途中、橋の上から見ると婚姻色のサクラマスが川岸に身を寄せている。水深のある淵にはブナの出た鮭の姿も見える。これらの鮭鱒類は水産資源保護法により河川で釣ることは禁止されているので掛からないように注意しなければならない。幸いアメマスはそれらの魚の着き場とは違う流芯の底にべったりと張り付いている。アメマスは蝦夷イワナの降海したもので春早くに海に降り、夏の終わりから秋に遡って戻ってくる。

テトラの入った淵の流れ出しで魚を発見。ストリーマーを流してみたが反応が薄い。アメマスで有名な川だけに、ルアーの釣り人に相当責められている印象だ。次に地味な茶色のニンフで底を探ってみたがアタリが出ない。水深1m半ほどの早瀬に時折白い水玉模様が揺れ動く。間違いなく遡上アメマスがいる。

こんな時の私の切り札がクリオネパターンの「パールエンジェル」だ。フローティングラインを流れに乗せ、フライが先行して流れるように工夫すると直ぐにフライラインの止まるアタリが出た。鋭くアワセを入れるとヒット!川底からおどりあがった魚体は間違いなくアメマスだ。その直後に一気にリールを逆転させ下流へと走りをみせた。イワナの仲間とは思えないほど遡上アメマスのスピードは速い。慎重にランディングすると体高のある43cmのアメマスだった。

濡らした手で記念撮影して魚をリリースした。ちなみに私のフライはすべてカエシのないバーブレスフックだ。今回はバレ難いことで定評のあるVARIVAS 2510WB #10を使用。安全でしかもバーブ付きに比べて魚のダメージを少なくできる。写真を撮ったアメマスは元気に流れ戻って行った。

さて、この釧路界隈では広域観光推進事業として「くしろシーサイドグルメキャンペーン」を実施中だ。9~11月の期間限定で、白糠町、釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町の12店舗の名店でおすすめの海鮮メニューがリーズナブルな価格で提供される。なかでも白糠町のレストランはまなすの「はまなす海鮮天丼」はおすすめ。エビや旬の地魚と白糠のしそ、釧路のパプリカなどが使われており、まさに地産地消。これだけでも十分旅行の目的になる美味しさだった。


[レストラン・はまなす]
所在地:白糠町東2条南2丁目
電話0288-54-1528
営業時間:11:00~14:30、17:00~20:00 水曜定休

[フライレシピ]
■パールエンジェル(クリオネ)
フック :VARIVAS 2510WB #10
ヘッド :貝パールビーズ
アンダー:オレンジダビング
ボディ :ホワイトヤーン
テール :フラッシャブー

解説:2510WBはもともと北海道のイトウを念頭に開発されたストリーマーフック。だから太軸頑丈で超大物にも安心して対応できる。しかもキールバーブレスで上顎を鋭くとらえることが可能な最強のバーブレスフックだ。
(フックデザイン・吉田俊彦)

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