menu
トラウト 伊藤 雄大

【エリア】マスターリミテッドシリーズを駆使し、エリアトーナメントで今期5勝目!!

2015年シーズンの戦いも残す所あとわずかとなった管理釣り場ドットコムエリアトーナメントに参加して来ました。今回の会場は、新潟県の五頭フィッシングパーク。春に行われた同会場のトーナメントで優勝しており、相性の良いフィールドのため、楽しみにしていました。

前日の夜に激しく降り続いた雨も止み、時折陽も差す中で予選がスタートしました。今回の予選は1vs1の対戦方式で、勝ち点によって予選通過が決まります。

第1試合、まずは放流魚狙いでスパイクアロー62LにマスターリミテッドSVGナイロン3lb.をセットしたタックルで放流系スプーンをキャスト。一投目、幸先良くキャッチすることができましたが、後が続きません。前日の雨でターンオーバーが発生し、トラウト達の活性に影響を与えているようです。そんな中、釣りを続けて行くと表層付近で良い反応が得られることが分かって来ました。そこで、ロッドティップを上向きに構え、ややスローにリトリーブして行くと、これが正解だったようで、次々とキャッチに成功。第1試合を勝つことができました。

続く第2試合は、中層からボトムの可能性が無いか手広く探ってみましたが、やはり反応が良いのは表層のみで、集中して表層を狙い続けた相手選手に負けてしまいました。

第3、第4試合はここまで掴んだパターンを元に表層を攻めて行きます。2.8gのスプーンをフルキャストし、着水直後からリトリーブするパターンをメインに、沖の魚を拾って行きます。フォローのクランクパターンと手前のかけ上がり狙いのボトムパターンでも反応が有り、2連勝。3勝1敗で予選を通過することができました。

準決勝は4名での対戦で上位2名が決勝進出となります。
開始直後、まずは予選と同じく2.8gのスプーンで攻めてみますが、ショートバイトのみ、どうやらここまでのプレッシャーで魚の動きがスローになり、スピードが速過ぎるようです。そこで、エリアドライブTS62にマスターリミテッドスーパーエステル0.3号のタックルにルーニー2.2gをセット。沖の表層をスロー目にリトリーブして来るとヒットが連発!決勝へと駒を進めました。

決勝は、ここまで勝ち上がった6名で行われます。
今年ポイントランキング争いを続けて来たライバル選手も勝ち上がっており、終盤のまさに天王山を迎えることとなりました。

開始直後、ポンドの様子を観察していると、手前のブレイクライン沿いに魚が回遊しているのが見て取れました。五頭FPの試合では、しばしば勝敗を分けるキーとなる魚ですが、プレッシャーが掛かった結果、群れで泳ぎ回っている魚のため、難易度はMAX級です。しかし、今回の試合は優勝以外に年間ポイントを積み上げる方法が無いため、リスクを覚悟してこの魚を狙うことにしました。

そして、いよいよ決勝戦がスタート(10分×3ローテ)。
スパイクアロー60にマスターリミテッドプレミアムPE0.175号をセットしたタックルで、ルアーはボトムバイブレーションをセレクト。これをショートキャストで魚の前に落とし、リアクションでバイトした瞬間にフッキングさせて行く作戦です。数匹キャッチした所で、50cmを優に超える大型がヒット!近距離での激しいファイトとなりましたが、プレミアムPEとVSPフロロリーダーの強度を活かして難なくキャッチに成功。この魚とのファイトによって、私の目の前のブレイクラインに濁りが発生。すると回遊して来た群れがその濁りに興味を引かれ、その場に留まるようになりました。このチャンスを活かし、濁りの周辺に集中的にアプローチすると、これが成功!ヒットが連発し、最初の10分間で10匹をキャッチし、大差のリードを得ることができました。

ところが、第2ローテの釣座に入るとブレイクラインに魚が見えません。そこで作戦を切り替え、ルーニー2.2gとシャロークランクを使用し、沖の表層を狙うことにしました。しかし、時折バイトは得られるものの、優勝を意識するあまり、強烈なプレッシャーが自身に掛かり、緊張からミスを連発。痛恨の釣果0で第2ローテが終了してしまいました。

第3ローテに入ると、ここまでのプレッシャーで魚の反応もかなり落ち、厳しい状況となりました。それでも時折、他の選手がキャッチしているのが目に入ってきます。深呼吸し、「追う方も追われる方も苦しいのは一緒」と自分に言い聞かせ、キャストを繰り返すと、終了数分前にようやく追加キャッチに成功。そのまま試合終了となりました。集計の結果は、2位の選手に2匹の差を付け、辛くも逃げ切り優勝することができました。

今回の優勝で今期5勝目となり、大会5連覇に大きく前進することができました。また、ここ5試合で、優勝、優勝、3位、準優勝、優勝という結果を重ね、大会史上初となる5試合連続表彰台の記録を立てることができました。

記録をさらに伸ばせるように、次の試合も頑張りたいと思います。

[タックル1]
スパイクアロー62L
ステラC2000S + ZPIファンネル 47.5ミリ
マスターリミテッド SVGナイロン 3lb.
スプーン 2.2g、2.8g クランク

[タックル2]
スパイクアロー60
ステラC2000HGS + ZPIファンネル 50ミリ
マスターリミテッド プレミアムPE 0.175号 + マスターリミテッドフロロリーダー 4lb.
ボトムバイブレーション

[タックル3]
エリアドライブTS 62
イグジスト2004 + ZPIファンネル47.5ミリ
マスターリミテッド スーパーエステル 0.3号 + マスターリミテッドフロロリーダー 3lb.
ルーニー 2.2g シャロークランク

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。