トラウト フィールドレポート

黒部源流釣行『憧れのイワナ』-2日目-

(初日のレポートはこちら

翌朝…
夜間から天気予報通りの大雨で、沢には濁りも入って増水している様子。2日目は上ノ廊下で釣りをし、もう1泊する予定でしたが… 登山道も雨が酷ければ土砂が崩れて帰れなくなるらしく、状況もどうなっているか分からないので、ゆっくり帰還することにしました。

昨日までのエメラルドグリーンの清流は見る影もなく(笑)、魚たちも岩陰でじーっと動かずに耐えているのでしょうか…。前日に通ってきたアップダウンの激しい丸太の足場が、濡れて非常に滑りやすくなっているので、慎重に慎重に進みます。


前日はレインウェアを着込む寸前で山小屋に到着できましたが… 今日は朝から着用し、重いザックを背負って黙々と歩いているので汗だく状態。

止まって休憩すると汗が冷えて一気に体温が奪われるので、タオルで汗を拭いたり、レイヤリングで体温の調整を行います。雨は降り続いてましたが、ほぼコースタイム通りに平の渡し場へ到着。10時20分の船で対岸へ渡り、平乃小屋へ到着。

この日は無理をせず、平乃小屋で宿泊することにしました。雨脚が若干弱まってきたので、湖の畔へ降りてレイクトラウトフィッシング。

沢の近くは濁りが入っているものの、比重の重たい濁った水はすぐに沈殿してしまうので、表層付近の水は比較的キレイです。

濁りの入っていない所で釣りを開始すると、たまにライズが起こるので、その近くをスプーンで探っていると「ココンッ!」とヒット!

35cm前後のニジマスが何匹か釣れてくれました。関西に住んでいると山上湖でトラウトを狙う機会がまずないので、コレはコレで楽しい釣りができました。

本日のおかずにキープした魚たち。

普段から使い慣れているPEラインでの釣果でしたが、今回は予備のラインを持ってきておりません。使用したラインはスーパートラウトアドバンス マックスパワーPE 0.6号。絶大に信頼しているPEラインです。万が一、ラインにトラブルが起こって使い物にならなくなったらソコで釣りは終了になりますが、このような釣行では荷物を1つでも減らしたいので、トラブルの起こりにくいラインの存在はかなり有り難いです。

さて、この日の釣果で晩酌の準備を。


小屋の中での火気はNGなので、火を使う調理は玄関先のベンチで行います。


秘境黒部最後の職漁師、平乃小屋三代目ご主人の佐伯覚憲さん

伝説のテンカラ師です。生後40日で山に入り、幼少の頃の遊び場は平乃小屋。イワナを釣ってこないと怒られ、釣ったイワナ全部持ってこいと言われて1700匹持って帰ったら逆に怒られ(笑)。他にも色々とお話し頂きましたが、話が超絶凄すぎて興奮しっぱなしでした。

棚にはルアーや釣り道具、釣りの雑誌やキノコの本、小説など… ずっと居てても飽きない男のロマンがギッシリ詰まっていました。

ご自身が出演しているビデオを観賞させて頂き、併せて状況も説明して頂き、これまた興奮しっぱなし… この日は3連休の中日で当初30名程の予約が入っていたらしいのですが、連泊予定の方々も引き上げられ、予約されてた方々もキャンセル。結局この日に泊まったのは、この平乃小屋へ20年も通っているツワモノのお二方にボクと友人の4名のみだったので、逆に普段味わえないような超絶濃厚な1日を過ごすことができました。

15時半~深夜0時半まで宴は続き、山小屋とは思えない夜でした(笑)

3日目の朝…

相変わらず雨は降り続いており、帰りの登山道も心配なところ。朝ご飯を食べて、平乃小屋を後にしました。
素敵な夜をありがとうございました。また必ず戻ってきます。

情報では結構な降水量があったらしいのですが、心配なのは1時間に50mm以上の雨が降ると、関電トロリーバスが運休になるらしく、警報などが出れば職員さんたちも退避するとか…。それに、所々設置されていた丸太の橋が、流されている可能性もあると女将さんが言ってました。

幸いにも橋が流されるほど激流にはなっていませんでしたが、2日前に通った状況と比べてみるとご覧の通り。

もう少しで渡れなくなる寸前でした。

チョロチョロと岩肌をなめる程度に水が流れていた橋も、飛沫を浴びるまでに。

所々の水量が増えてはいましたが、天気も徐々に回復して幻想的な風景が広がります。


そして無事に黒部ダムへ到着!
天候にはだいぶ左右され、何度も予定変更しなければならない状況になりましたが… 今回体験したこと、勉強になったことは一生の宝になりました。

10月に入って、ほぼどこの川も禁漁期間に入っていると思いますが、また来年、再来年、もっともっとスキルアップして今回叶わなかった黒部源流『核心部』まで挑戦できるように頑張りたいと思います。

長々となってしましましたが、最後までご覧頂いた皆さんありがとうございます。

[タックルデータ]
ロッド: 5’1” 渓流ルアーロッド
リール: シマノ カーディフCI4+ C2000HGM
ライン: VARIVAS スーパートラウトアドバンス マックスパワーPE 0.6号
リーダー:VARIVAS トラウトショックリーダー 4LB.
ルアー: スミス ヘブン 7g

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