トラウト フィールドレポート

初夏の黒部川源流へ

蒸し暑い日々が続く頃になると、源流域が無性に恋しくなる。そこで、今年の第一弾として2泊3日で黒部川源流に入った。

黒部川源流へは、富山県の折立から太郎平小屋を経由して、薬師沢小屋を目指す。今回は薬師沢小屋をベースに、その前後の流れで、イワナ釣りを楽しもうというものだった。

荷物を極力軽量化しているとはいえ、薬師沢小屋までの歩きは、それなりに辛い。しかし、小屋のテラスから黒部川の流れを見た時、その疲れは消えてしまう。

初日は小屋から下流に登山道を利用して下り、A沢手前から釣り上った。花崗岩とその中を流れる豊かな水量が織りなす黒部川は、そこに身を置くだけでも満足感が生まれる。そして、イワナが顔を出すのだから申し分ない。


2日目。小屋への帰着を16時頃とだけ決めて上流に向かった。赤木沢出合が近くなると徐々にルアーをイワナも多くなった。赤木沢出合の滝を越えると、穏やかなかつての流れはなく、ゴーロの中を流れる荒れた流れに変貌していた。しかし、荒れた流れの中に点在する小さなスポットにイワナはいた。渓には崩落個所も見られ、その中で生きるイワナの逞しさを感じさせる黒部川であった。

3日目。この日は沢登り。赤木沢を詰めて、稜線へ、そして太郎平小屋から、折立へと下山した。稜線では、雷鳥の姿を間近で見ることができた。しかし、その姿は厳冬期の稜線付近で生息する逞しさを感じさせない実に温和な姿であった。


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