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バス 柳浦 秀貴

秋のトップとスピナーベイティング!

皆さんこんにちは。フィールドテスター柳浦です。

季節はめっきり秋らしくなり朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなってきましたね。そんな秋の釣りといえば、“広範囲に散った魚をいかに効率よく探していくか”がキーになります。まずは、秋の気配がし始めた9月下旬、岡山県高梁川でのNBC中国四国チャンピオンシップ大会のご報告です。大会一週間前に二日間プリプラに入りました。

バスは広範囲に散っていて更にまだ夏を引きずっているということに気付き、ここで活躍したのがデッドオアアライブプレミアム5ポンドを使用した小型トップウォータープラグ。

サイズこそ選べませんでしたがウィードエリアで広範囲に散ったバスを面白いように反応させることに成功しました。1日やり通せば50バイトは楽勝といったところでした。

[タックル]
ロッド:ブラックウィドウTS66L-T
ライン:ノガレス デッドオアアライブプレミアム5lb.
ルアー:ジレンマポッパー

そして大会前日の公式プラクティスでは朝晩の冷え込みの影響と選手によるフィッシングプレッシャーでトップウォーターへの反応がイマイチ。魚が移動してしまったのか?という疑いもありましたが、少しレンジを下げ、一週間前と同じウィードエリアをスピナーベイトで流すとあっさりヒット! 読み通り魚はウィードエリアに留まりトップへの反応が鈍っているだけでした。

しかし反応が鈍っているのはそれだけではありません。上の写真から解るようにバスはトレーラーフックにフッキングしていることからフィッシングプレッシャーによるショートバイトとなっていることが想像できました。このようなシビアな状況ではヒット率を上げる為、ノガレス・トレーラーフックを装着することをお勧めします。そして更にスローに誘うため、ゴブリンバッドクイックチェンジャー + リングオフセットを使用したスルーリグと、モスキートヘビーガードを使用したノーシンカーリグを状況に応じて使い分けフォローを入れていきました。

そして9月28日、中四国チャンピオンシップ大会当日。
プラン通り、朝イチからウィードエリアでのトップウォーター&スピナーベイティング! 周りの選手が沈黙する中、スピナーベイトでラッシュが掛かり速攻リミットメイク! 推定ウエイト900g。

ここで、プラで50UPの見えバスを確認し、なかなか口を使わなすことのできなかった難易度AAAエリアが気になり移動。そしてなんと、流木の中に55クラスの推定2kgフィッシュを見つけノーシンカーで食わすことに成功!・・・しましたが・・・ロングキャストでのバイトだったため流木に巻かれて終了でした。それでも何とかフォローのノーシンカーリグで数百グラムの入れ替えを2回してトータル1445gで9位でした。


〔写真提供:チャプター岡山会長 貝原様〕

今回のメインタックルは下記の通りです。

[タックル1]
ロッド:ブラックウィドウDT66M-T
ライン:ノガレス デッドオアアライブプレミアム12lb.
ルアー:ジンクス1/4oz & 3/8oz (ノガレス・トレーラーフック#1使用)

[タックル2]
ロッド:ブラックウィドウMM62UL-S
ライン:ノガレス デッドオアアライブプレミアム4.5lb.
フック:ノガレス モスキートダブルガード #0
ルアー:イールクローラー5.5”

そして約1ヶ月後の10月20日。秋のトップウォーターを試すべく野池釣行。
ウィードが枯れかけ秋も終わりに近づいた状況でトップへの反応があるのか不安でしたが、水温18度なら、まだまだポッパーパターンは健在でした。この日は曇りでトップに適したローライトコンディションでしたが、風の吹いたタイミングで連続バイトし6本のバスをポッパーで仕留めることができました。

タックルデータは最初に書いた通りですが、実はルアーアクションに連続バイトのキモがあるんです。それはポッパーの得意とする一ヵ所で移動距離を抑えたテーブルターン&ポーズではなく、高速でドッグウォークさせて激しくスプラッシュを上げ逃げ惑うベイトを演出することなんです。冷え込みやターンオーバーで食い気の無くなった魚に強制的にスイッチを入れるイメージです。そうすると、バックスライドノーシンカーやネコリグに反応しなかったバス達が、狂ったように複数匹でルアーにアタックしてきました。そのシーンは10月下旬とは思えない、まるで真夏のハイシーズンを思わせる激しいバイトでした。

そして裏技的使用方法として、通常、デッドオアアライブプレミアム5ポンドを使用するこの釣りですが、ベイトフィネスタックルでプレミアム7~8ポンドを使用し、このアクションをさせることなんです。8ポンドクラスになると5ポンドより若干重量があります。ロングキャストして高速ドッグウォークさせるとラインの自重で時折ルアーが水中にダイブします。このイレギュラーに発生するダイブがバスにスイッチを入れるアクションのひとつになっているんです。11月に入っても暖かい日や水温が18℃以上あるような日なら、まだまだ楽しめる釣り方です。是非試してみてください。

そして、秋!ウィード!といえば、スピナーベイティング!
こちらはトップに出きらない時や、これからウィードが枯れていくエリアで12月初旬まで楽しめる釣りです。

9月の高梁川ではシャローエリア、ウィードのトップを狙っていたのでウエイトは1/4oz と3/8oz。今回は水深のあるウィードエリアでボトムをスローロールする為のセッティングで、ウエイトを1/2ozに上げてロッドもミディアムアクションからミディアムヘビーアクションに変更しての釣りになります。

[タックル]
ロッド:ブラックウィドウSH72MH-T
ライン:ノガレス デッドオアアライブプレミアム12lb.
ルアー:D-ZONE 1/2oz (ノガレス・トレーラーフック#1使用)

ウィードが枯れていないエリアや密度が濃いエリアではデッドオアアライブプレミアムを14lb、16lbと上げていくか、ビッグバスレイクなどではハイエンドモデルとなるガノア アブソルートの使用をお勧めいたします。今回は秋らしく横の動きに反応が良かったのであまり出番がなかったのですが、これから冬に向かいスローなコンディションになってくるとウィードエリアに執着した魚に効くのがゴブリンバッドクイックチェンジャー+リングオフセットを使用したスルーリグです。

[タックル]
ロッド:ブラックウィドウDT66M-T
ライン:ノガレス デッドオアアライブプレミアム12lb.
フック:ノガレス フッキングマスター リングオフセット #2/0
シンカー:ノガレス クイックチェンジャー 3.5g~5g
ルアー:エリートクロー3”

今回、ウィードエリアでのスルーリグも良く釣れましたが、魚が散っいたり高活性な状況では巻き物で広く探ったほうが効率が良いです。もう少し季節が進めばスルーリグの出番が増えますので忘れず準備しておいてくださいね。

それでは良いフィッシングライフを(^^)/

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。