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バス 高梨 洋平

マスターズ野尻湖戦レポート

皆さんこんにちは!桧原湖ガイドの高梨です。

9月27~28日に、野尻湖にてJBマスターズ最終戦が開催されました。僕は主にシャローのサイトフィッシングで試合を組み立てて16位と、何とも微妙な順位となってしまいましたが、レポートさせて頂きます。

今回の試合では、特にプランを決めずにシャローのサイトからディープの超ライトリグまでを駆使して、とにかくその時その時で合わせて行く予定で臨み、結果的に鍵となったのはシャローとなりました。初日はブラックウィドウのプロトのスピニングに、ライトゲーム スーパープレミアムPE 0.4号&デッド-オア-アライブ プレミアム 4.5ポンドのセッティングで風神スパイダーを使ったチョウチン釣りを行い、1200gのキッカーをサイトでキャッチし27位。

2日目は、前日に散々シャローをやっても1本のみだったため、シャローに限界を感じてディープメインにシフト。そして朝イチにディープで300gのキーパーをキャッチするものの、その後はディープで迷走・・・。そしてラスト30分で再び入ったシャローで、サイトで3本に口を使わせて800gを1本キャッチ。結果、2本1100gで2日目も単日27位となり、総合16位となりました。

初日のビッグフィッシュ狙いはキャスト精度が命。背の低いオーバーハング下のバンクに沿って水中に伸びている木の根があり、そのバンクギリギリに形成された幅20cm程のシェードの中で風神スパイダーをチョウチンさせると口を使うことが分かっており、サイトで発見してから2投で仕留めました。プロトのショートフィネスロッドでピンスポットを正確に撃ち抜き、ライトゲーム スーパープレミアムPE 0.4号&デッド-オア-アライブ プレミアム 4.5ポンドで封殺しました。

2日目は明らかにシャローのバスの食い気が上がっていたのですが、それに気付くのが遅すぎました・・・。
ちなみに2日目のラストに起死回生の800gをキャッチしたのは、ブラックウィドウ62UL-S[マイクロマイスター]に、デッド-オア-アライブ プレミアム 3ポンド&リーダー 2.5ポンド。ジャバスティック 3インチ&インチフックラージの0.9gライトキャロでキャッチしました。
張りのある「マイクロマイスター」に0.9gという極軽いシンカーを使ったライトキャロというアンバランスセッティングで、シャローのオダ群の中でも極力ハングオフさせることなくナチュラルにボトム付近を漂わせることで天才級に口を使わせることができました。

また、バイトが少なく、バイトがあったとしても超ショートバイトが多い中で、2日目朝イチにプロトのスモールフックで確実に貴重なキーパーをキャッチできたことも大きかったかと思います。

最終的に2日間とも27位でも、総合16位になれるということは、それだけ2日間続けて釣ることが難しかったということですね。
そして年間ランキングは28位。
前半戦を終えた時点で、ブッチギリ過去最低最悪の80位台だったことを考えると、よく捲り上げたとも思いますが、プロになって6年目にして、遂に前年のランキングを下回ってしまいました。しかし今回の野尻湖激渋ディープ合戦の中で、シャローのサイトをメインにして戦えたことで、少しは一皮剥けたかなと思います。いかんせん、これまでサイトを軸に試合をしたことはありませんでしたからね・・・。

来シーズンまでに自分に足りない所を補うためにしっかりと練習して、もっともっと上に行けるように頑張っていきます。

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