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バス 礒野 恒二郎

2つのゴブリンバットの使い分け!

9月14、15日に石川県七尾市の多根ダムにて、所属チームであるランカースナイパーズの2連戦が開催されましたのでレポートします。水温は21~22℃で、上流部はターンオーバー真っ盛りといった水質で湖全体も見てもかなり厳しい状況でした。
現在は300gのバスがナイスキーパーと言えるのですが、これでリミットの3本を揃えてくるのも難しかったです。いつも釣れてくれるレイダウンやブッシュでの反応が悪く、スローに攻めてバイトさせる必要がありました。

そこでキモとなったのがタイプの違う2つのシンカーを使い分けるということでした。そのシンカーがゴブリンバットとゴブリンバットスリムで、この2つを適材適所で投入したことが初日2位、2日目優勝という好釣果をもたらしてくれました。

先ず、説明を入れておきますと…、リザーバー等によくある岸から急に水深が落ち込んでいる湖では特に使い分けが必要となってきます。岸よりの3~5mまでの水深では木や枝、レイダウン、スタンプ、岩などすり抜けてこなければならない大きなストラクチャーが数多く沈んでいます。ボトムの感知能力と”かわす”能力を兼ね備えたゴブリンバットスリムがここで出番となります。ストラクチャーが何なのかを判別しながら越えてこれる=根ガカリ無しでやり続けられる=釣れる…となります。

5m以深になってくると大きなストラクチャーよりも、感知しにくい段差や小枝・枯葉がボトムを形成するようになってきます。ここではノーマルのゴブリンバットの出番です。より感知能力の高いコブリンバットが手元までボトムの情報を伝えてくれます。ボトムを感知できる=根気よくやり続けられる=釣れる…となります。

多根ダムも上記のようなタイプの小規模リザーバーです。試合の2日間も2つのシンカーを使い分けて攻め、リミットを揃え、7mラインではキッカーフィッシュを獲ることもできました。

プレッシャーの高いフィールドや1匹との出会いが簡単ではないフィールドではシンカーの使い分けが釣果に繋がることも多くありますので、是非試してみて下さい。

[ダウンショットリグのタックルデータ]
タックル① ※岸寄りのバンク狙い
シンカー:ゴブリンバットスリム 1.8g
ライン:デッドオアアライブフロロカーボン 2lb.
フック:マイクロモスキート #1

タックル② ※7~8mディープ狙い
シンカー:ゴブリンバット 0.9~1.8g
ライン:デッドオアアライブフロロカーボン 2lb.
フック:デスロック #1

ルアーは共に、フォールクロー 2.5(シナモンブルーフレーク)
ダウンショットのリーダーは25cm程度

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。