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ソルトルアー 上杉 一臣

台風後のヒラスズキゲーム

台風の上陸がめっきり少なくなった高知県。被害の心配も少ないので良しではあるが、その反面、自然サイクルの変化も気になるところ。先日の台風上陸でまとまった雨が降り、増水パターンによるヒラスズキゲームに出かけた。台風通過後の強い北風がウネリを押さえ、適度な増水で条件は整っている。強いていえば、時折巻き込んでくる強い潮風が目にしみる。

まずはトップウォータープラグでアプローチするが反応がない…。いれば食ってきそうなものだが、何かが違うようだ。

ルアーをサイズをダウンさせて、再度キャスト。数投目に答えはでた! 激しくエラ洗いを繰り返し抵抗するヒラスズキ。リールのドラグを調整しながらフックアウトを防ぐ。寄せ波に乗せてランディング成功! 体高のある美しいヒラスズキだ。

群れが大きいと、またすぐに食ってくるはずなのだがアタリはない。レンジを下げてみようと、90mmのリップレスミノーにチェンジすると、間もなくアタリがでた! さっきよりサイズが良いと確信し、慎重にランディング。丸々としたグッドコンディションな魚体に笑みがこぼれる。

しかし、今日はアタリが渋い…。案の定、ヒットが続かない。

ルアーのサイズを80mmまでダウンさせ、ゆっくりとリトリーブ。すると、ガガっとロッドティップを押さえるアタリ! やはり食ってきた!! 激しいジャンプを凌ぎ、丁寧にランディングする。今日一番のヒラスズキに安堵する。

この後、ショートバイトが数回ありフッキングまで持ち込めないままタイムリミットを迎えた。同行してくれたパープルヘイズデザインの近森氏も、テクニックを駆使しシビアなヒラスズキを掛けていた。流石の一言である。

美しいボディとカッコいい姿を兼ね備えたヒラスズキは、これからもずっと追い求めたい素晴らしい魚だ。いつまでも、この素晴らしい自然が、環境があり続けることを願いポイントを後にした。

[タックルデータ]
ロッド:パープルヘイズデザイン × ハヤシ カスタムロッド PHC-S830EX プロトモデル
リール:シマノ ツインパワーXD C3000HG
ライン:アバニ シーバスPE スーパーセンシティブ LS8 1.5号
    VARIVAS VEP ショックリーダー ナイロン 25lb.
ルアー:タックルハウス TKRP90 / TKLM90

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。