menu
ソルトルアー スタッフ 杉浦

超低伸度! アバニ シーバスPE スーパーセンシティブ LS8で流れの中のシーバスを仕留めよ!

今年1月、パシフィコ横浜で開催されたフィッシングショーを見学した際に、アピアブースに遊びに行き、VARIVASフィールドテスターでもある、キムラックスこと木村仁さんに「撮影を兼ねて、新製品のVARIVAS アバニ シーバスPE スーパーセンシティブ LS8でシーバスを釣りたいけど、どこがいい? 」と相談。「4月の利根川が良いと思います」と木村さん。

「OK! それではロケ、よろしくね! 」

そういうわけで、4月の2回目の大潮に合わせて、木村さんと利根川釣行に行ってきました。今回は、一般的なPEラインに比べ30%程度伸びを抑えた超低伸度PE「VARIVAS アバニ シーバスPE スーパーセンシティブ LS8」で、流れの中のシーバスを狙います。

撮影初日、利根川近くのファミレスにお昼ごろ集合し、ランチを食べながら撮影の段取りを打合せ。木村さんからは「今年の利根川は例年のパターンから外れ、2月の厳寒期にビッグワンが出ていたのですが、現状はちょっと難しいです…けど、何とかします! 」と、心強い一言。期待を胸にフィールドへ向かいます。

利根川に着くと潮が上げていて水門が閉まり、水の動きがない状況。しかし、撮影には「光」も重要なので、たとえ厳しい状況でも釣りをします。流れを生む水門開放は、下げ潮にならないと行われません。上げ潮の日中は水の流れがなく、残念ながら魚を見ることはできなかったので、日没までイメージ撮影となりました。

一旦川を離れて、ラーメン屋に入りスタミナ補給。「夜の部」の相談をし、上げ潮の水門が閉まるまでがチャンスということで、再び利根川に戻ります。

水門が開放されていて、川には流れが出ており、流心部は激流です。「釣れそう…いや、釣れる!」ことを確信。昼間とは違い、多くのアングラーがポイントにいます。カメラのフラッシュを焚くので、他のアングラーに迷惑がかからないよう、木村さんは一番下手に立って釣りを開始しました。僕は竿を振らず、アシスタントに徹することにします。しばらくすると、上手のアングラーが連続ヒット! 期待が膨らみます!

「来ました! 」

ついに木村さんもヒットです! 暗闇の中、フォトグラファーの浦さんがバシバシ写真を撮ります。この暗さでピントを合わせられるなんて、流石です! 僕の写真はピンボケだらけ…


「ラインの伸びが少ないので、流れの中のルアーにしっかりとアクションを加えることができ、小さなアタリも明確に手元に伝わりますよ。」と、木村さんが超低伸度PEの印象を教えてくれます。「そして何より、この風の中で、トラブルがまったくないのがいいですね! 」そうなんです。この日は風が強く、PEラインを扱うにはやっかいな状況でしたが、シーバスPE スーパーセンシティブ LS8は超低伸度編みのため、張りが強く、ガイド抜けが良いのでトラブルが少ないのです。

…あぁ、釣りがしたい(心のつぶやき)

その後も木村さんは2尾のシーバスを釣り上げ、撮影は順調に進み、午前1時半には「夜の部」終了となりました。撮影取材中に魚を出すことは容易でないので、一安心です。

撮影2日目。この日は曇り予報のため、朝マズメの「光」は諦めて、「魚を絡めた撮影」に的を絞り、シーバスをガッツリ狙うことに。しっかり朝食をとって、いざ利根川へ!上げ潮で水門が閉まるまでのベストタイムが勝負です。

川に到着すると、昨日とは打って変わって激流になっておりビックリ! 水門から勢いよく出る上流からの流れと、下流から上げてくる潮の流れがぶつか合っていて、いかにも釣れそうな気配です。ポイントになる中州へ向かい橋を歩いていると、シーバスを掛けているアングラーの姿が。これは期待できます。

アングラーが少なかったため、スムーズにポイントに入ることができ、さっそく釣りを開始。シーバスの気配ムンムンで我慢できず、僕も一番端でロッドを振ることに。すると木村さんがバイブレーションでヒット! 撮影のプレッシャーから解放されて、笑顔がこぼれています。やや小型のシーバスだったので、早々にリリースしてサイズアップに期待。

しばらくして、また木村さんがヒット! 今度は良型のシーバス! 撮影時間が長くなります。つまり、僕の釣りはお預け…

長~い撮影が終わり、僕も竿を振ることに。流れの強い流心部にローリングベイトを投げ込み、すぐにリリーング。超低伸度なので、強い流れの中でもルアーの振動が手元に伝わり、しっかり泳いでいるのが分かります。また、ブルーグリーンのラインカラーは視認性に優れており、激流の中のルアーポジションをしっかりと目で追うことができます。

着水から10回ほど巻いたところで、「コンコンッ」と小さいアタリを感じ、その直後にズシッ!と重みが加わって、ロッドが曲がる。僕にもヒットです! 久しぶりのシーバスに緊張しながらのファイト。ロッドがグイグイ曲がり、手元に魚の重量感が伝わります。ラインが出てドラグが鳴る。あぁ…この感じ、いいですね。「杉さん、ランカーですよ~」と木村さんの声。確かに良いサイズのようです。ラインの強度は十分あるので、信頼して魚を引っ張り寄せることができました。

木村さんがランディングしてくれて無事にキャッチ成功。「杉さん、いいサイズじゃないですか! 」木村さん、ありがとう! あなたのお陰で、久しぶりに「スズキ」サイズのシーバスを釣ることができました。せっかくなので、プロカメラマンに撮影を依頼。「アシスタントがモデルよりデカいの釣ってどうすんのよ!」的な苦笑いを浮かべながら、浦さんがシャッターを切ってくれます。仕方ないじゃないですか。サイズは選べないのだから…

こうして、僕のグッドサイズが上がった直後、水門が閉まってアタリが遠のき、2日間にわたる撮影が終了となりました。

今回の利根川釣行で、シーバスPE スーパーセンシティブ LS8の高いポテンシャルを実感しました。これから各地で、リバーシーバスがシーズンインしますね。今回のような流れのあるフィールドでお勧めのラインですので、ぜひ使ってみてください!

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。