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ソルトルアー 高野 悟

ライン特性を活かした道具立てで、壱岐のデカアジ攻略。

厳寒期の2月。ほとんどの釣りはつれない時期となってしまう。そんな中、北部九州、玄界灘に浮かぶ壱岐島のデカアジは一年で最も大きなアジが狙える熱いシーズンとなる。そんな壱岐島へ、2月3日~4日で、今期4度目の遠征釣行した。
今回メインに使用したタックルは3タックル。

[メタルジグ用]
ロッド :8.5ft チューブラーMHクラス
リール :2500番
ライン :アバニ エギングPE マックスパワー 0.6号
リーダー:アバニ エギング プレミアム ショックリーダー[VSPフロロカーボン]10lb.

[キャロ用]
ロッド  :7.9ft ソリッドMHクラス
リール  :C2500番
ライン  :アバニ エギングPE ティップラン トリコロール 0.4号
中リーダー:アバニ エギング プレミアム ショックリーダー[VSPフロロカーボン]10lb.
リーダー :ライトゲーム ショックリーダー[フロロカーボン]7lb.

[ジグ単用]
ロッド :6.9ft ソリッド Mクラス
リール :C2000番
ライン :アジングマスター ダブルクロスPE ビビッド 0.3号
リーダー:ライトゲーム ショックリーダー[フロロカーボン]7lb.

飛距離重視のメタルジグには8ブレイドのマックスパワーPE。遠くの潮目にキャロを送り込むには、サスペンドタイプのトリコロール。繊細な食わせが必要で、本来エステルラインを使用したいJH単体の釣りには強度と比重1.18で、海中のラインが張り易いDC-PEというようにラインを使い分ける。

夕マヅメ、メタルジグでアタリはあるが乗らないというもどかしい展開の中、ふと足元に目をやると、40センチを悠に越えるデカアジのスクールを発見。ジグ単タックルに持ち替えた一投目。スクールが消えた方向の潮のヨレ、ボトム付近で違和感。ダブルクロスPEの比重1.18はこのような状況で、ラインが張り易く、微妙なアタリが捉えやすい。アワセを入れた瞬間、今まで経験したどのアジよりも強力な引きでドラグが悲鳴をあげた。エステルなら0.4号でも2.1lb.の強度であるため切れていたかも知れないが、DC-PE 0.3号の5.4lb.を信じて、やや強気にやりとり。寄せては走られるを数回繰り返し、気がつけば海面に今までみたことのない巨大なアジが浮かび上がった。

46.5センチ!! 自己記録を塗り替える大きな魚体に手が震え、しばらく呆然としたが、数分後、達成感に満たされた。


壱岐アジング・・・50センチを越える巨大なアジが狙える夢のアジングではあるが、厳寒期に最盛期を迎えること、玄海灘に浮かぶ離島ゆえ、季節風など天候に左右されやすいことなど、決して簡単ではない。ライン比重を重視した道具立てが攻略のキモになる。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。