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イベント

[特別企画]スタッフ岡田が行く『鮎の友釣り 初体験記』

こんにちは、モーリススタッフの岡田です。この度、鮎釣りを体験せよ!と会社からの命を受け、鮎釣り初心者講習会に参加してきました。
 
このイベントは、地元クラブの「鮎夢会」と「フジノライン」「モーリス」「大橋漁具」が合同で開催する、初心者を対象とした体験もの。僕にとって鮎釣りは、興味はあるけどなかなか一歩が踏み出せないでいる釣りのひとつ。「やっぱり道具立てがね・・」ってのが正直なところだったのだが、このイベントは当日の道具を一式貸し出してくれるという太っ腹企画。当日の費用は、参加費2,000円と遊魚証代1,500円のみ。もともと興味を持っている釣りだっただけに、これは好機!とひとつ返事でお受けしたのでした。
 
少なからず敷居の高さを感じる鮎釣りではありますが、いざドキドキの初体験へ!
 

 
 
 
抜群のロケーションがお出迎え

 

釣りに出かけるときは何となく高揚するものだが、今回は初めての釣りを体験するということで、いつも以上に興奮しているのが自分でも分かる。埼玉から車を走らせること約1.5時間、アクセス抜群の会場は神奈川県の中津川。イベント当日の7月30日はあいにくの雨模様となったが、期待を裏切らない好ロケーションが出迎えてくれた。

 

 

もやに覆われる川面の雰囲気に誘われ、設営の状況に目を配る先輩をよそに川へ下りると、透明度の高い水。この時点で満足度ゲージ90%超。来て良かったぁ。

 

 

 ↑ 車中での興奮状態はウソのよう。幻想的な雰囲気にやられ『一気に穏やかになる』の図 ↑
 
 
水の冷たさを体感したり、しばし自然と戯れながら癒されているとイベント開始の号令が。受付にて遊魚証をゲットし、続いて開会式へ。
 

 

 
参加者は、初めての方から何度かやったことのある方まで約30名。毎年同じくらい集まるそうなので、鮎釣りへの意向は意外と高いんですね。いよいよ始まる体験会、楽しみです!
 
 
 
鮎は、鮎で釣る

 

開会式を終え、まずは「鮎の友釣りとは」という座学からスタート。講師役は各メーカーの有名テスターで、さすがは名人、説明も分かりやすく思わず引き込まれる。
 

 

 ↑ 興味深い話に食いつきながらも『緊張が隠しきれない』の図 ↑
 
 
もともとの知識と当日習ったことを合わせて、備忘録的にまとめてみる。
 
普通の釣りは、ターゲットとなる魚の好む生餌やルアーなどの疑似餌を使って魚を誘うわけだが、日本の伝統漁法である「鮎の友釣り」は、鮎を釣るための鮎「オトリ鮎」を使う一風変わった釣りだ。
 
大人になった鮎はその分厚く発達した唇で、川底の石に生えた苔を食(は)む。そして、自分の食べる分の苔を確保するため、自分の縄張りを持つ習性がある。美しい見た目からは想像のつかないアグレッシブな性格で、自分のテリトリーに入ってきたヨソ者を体当たりで追い出すという。
 

 
オトリ鮎の「オトリ」とは、文字通り「囮」のこと。前述の習性を利用し、生きた鮎(これがオトリ鮎)にハリを付け、居着きの鮎がいる場所へうまく侵入させることで、追い出そうと体当たりしてきた鮎がハリに掛かってしまうという寸法だ。1匹が2匹になって返ってくるという不思議な釣り。うーん何とも面白い。
 
経験者の方々からは「この独特の感覚が病み付きになるよ」と予告され、机上の講習を終えた。さあ、次はオトリ鮎の付け方を習う実習だ。
 
 
 

キーワードは『循環』

 

鮎釣りのキモは「循環」だと言う。最初に付けるオトリ鮎は、鮎釣り場の周りにちらほらあるオトリ屋さんで買う。そのオトリで元気な野鮎を釣って、今度はその鮎をオトリとして使うのだ。活きの良い鮎を釣って次々とオトリを換えていければ好循環が始まるし、なかなか釣れずにオトリ鮎を弱らせてしまっては、悪循環が始まる。このシステムこそが他の釣りにない鮎友釣りの魅力だろう。
 
オトリ鮎周りの仕掛けの基本的な構造はイラストを。
 

 
まず、オトリ鮎と糸を連結するための「ハナカン」を鮎の鼻腔に通し、次にハナカンと糸で繋がった「サカサバリ」を尻びれの付け根に打つ。このサカサバリにさらに「掛けバリ」が繋がっていて、体当たりしてきた野鮎に掛けバリが引っ掛かるという仕組み。
 
オトリ鮎が元気に泳ぎ回ってくれるかは、オトリの付け方に左右されるらしい。他の個体に体当たりするほどアグレッシブな鮎だが、実はとっても繊細で弱りやすい。オトリのセットに手間取ったり、魚を強く握りすぎたりして、オトリ鮎が弱ると悪循環の呼び水になりかねない。
 
「まずはオトリを上手く付けられないと良い釣りはできないよ」と言いながら実演する名人の手つきは流麗そのもので美しい。熟練の寿司職人が、シャリとネタを自在に操り、見とれているうちにピタッっと仕上がっている、あれに近い。

 

 

 

優しく持ってるのに魚が暴れない。気付くとオトリ鮎がセットされていて素早く次の釣りに展開できる。ちょっと憧れるなぁ。
 
「ハナカンは丸くなっているからどうしても手首を使って回すように通そうとしてしまうんだよね。実はそれがNG。片側からハナカンの先端が入ったら、そのまま真っ直ぐ横移動させる方が上手くいくよ。」
 
名人が教えてくれた通りやると、びっくりするくらい上手くいく。続いて、サカサバリを付けてセット完了。四苦八苦しながらもなんとかできた。

 

 

 

名人から「おぉ上手じゃん」と持ち上げられテンションは急上昇。僕が褒められて伸びるタイプなのを知っているらしい笑。
 
 


 ↑ 褒められて『分かりやすく調子にのる』の図 ↑
 
 
オトリ鮎は元気に泳ぎ回ってくれないと困るから、弱らせないように細心の注意を払う。元気なオトリだと、意識的に遊動しなくても、ターゲットがいそうな所をどんどん泳ぎ回ってくれるし、遊動して色々なポイントを探っていく場合にも、元気な状態でスタートした方が断然長続きする。
 
オトリが元気 → 釣れる確立が上がる → 元気なオトリに換えられる → 釣れる確立が上がる。まさに循環の釣り。
 
沸き上がってくるワクワクを隠しつつ、いよいよ実釣体験へ!
 

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