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この数年間、私にとって謎のエリアであった「槻川フィッシングエリア」に初めて釣行しました。
噂では、釣り場は3年ほど前に埼玉県小川町にオープンした河川利用の冬期鱒釣場とのことです。
自宅のある入間市から1時間圏内の近さですが、宣伝も具体的な情報も少ないため、今まで釣行をあきらめていました。
行ってみると『槻川フィッシングエリア』は、関越自動車道の嵐山ICからなんと約10分というアクセスの良さです。
本当に穴場といえる河川型の冬期釣場でした。


私が釣行した日は朝から各地で看板が落下するほどの強風の日でした。
今回はエステル素材の新しいリーダーの評価を兼ねての釣行です。
多少の風があった方が本来のフィールドテストになるだろうと思い、昼過ぎからの釣行を決めました。
午後は風が弱まる予報を期待して、まずは小川警察署横にあるミニストップで遊漁承認証を購入しました。
平日でも人気とのことだったのですが、釣場に到着すると広い河川敷エリアに釣り人はたったの二人でした。

▲風の合間のライズを見逃さないこと

私は#6の9フィートロッドでフローティングラインを選択。
そしてバリバステーパーリーダー・スタンダードポリエステル2X13ftを直結で使用しました。
時おり風向きが変化するので、安全のためキャストでは必ず風下側にループを作るように心掛けました。
30分ほど定番のマラブーフライで水面下をリトリーブして探ってみたのですが全く反応がありません。
飛ばされた水しぶきが顔にかかるのが気になり休んでいるとき「この風でフライですか」と見回りに来た管理人さんが話かけてくれました。
券を確認してもらい、タコフライ系がヒットする確立は高いですよとアドバイスを頂きました。
水深は意外に浅く、一ヒロから深いところでも3メートル弱とのことです。

▲エステルリーダーは風に強い!

天気予報に反して午後3時を過ぎても風は一向におさまりません。
しかしエステルリーダーは張りがめちゃくちゃ強く、強風に負けずにフライを狙いの場所に運ぶことができます。
まるでキャストが上手くなったような錯覚に陥るほどでした。タナとフライを変えながら4時まで2時間頑張ってアタリなし。
今日はキャスティング練習の日だったなと思ったその時、流心でライズがありました。さざ波の中でも分かるくらいのはっきりしたライズが数回。
急いでティペット5Xを継ぎ足してフライは#14ヘヤーズイヤーを結びました。数投目をピックアップするときにゴゴンと来て丁度尺くらいの銀色の魚がヒット。
手元に寄るまでに何回もジャンプしました。最初は銀毛したヤマメかと思ったのですがどうやら銀鮭のようです。

▲ライズの主は銀鮭?

もう少し大きな魚を求めて対岸に向けてカーブキャスト。
先行したフライが流心に十分に沈んだころ、ラインが止まりました。
不自然に感じてアワせると、リールが逆転してドーンと大きな水しぶきが上がりました。
魚は対岸まで走ってから下流に向きを変える素晴らしいファイト。
風で太いフライラインが大きくたわみティペットが心配になります。
止まってはまた走ることを繰り返し、糸なりをさせながら数分間のファイト。
なんとかネットに収まったのは丸々と太った48㎝のレインボートラウトでした。

▲槻川はウェイダーが必須

この強風のなか5Xティペットで良くキャッチ出来たと自画自賛。少し自慢したい気持ちになって周りをきょろきょろ見回しましたが、残念ながら釣り人は自分1人になっていました。 (了)

▲丁寧なリリースは釣果を分かち合う

※【槻川フィッシングエリア】武蔵漁業協同組合
所在地 :埼玉県比企郡小川町下里地内 アクセス:関越道嵐山ICから車で10分 
営業期間:2024年はゴールデンウィークまで(日の出から日の入りまで)
料金:1日券 2,500円(遊漁料1,500円+管理費1,000円) 
日釣遊漁承認証は事前に小川警察署となりのミニストップで購入下さい